「クラウドコントラクトってどんなサービス?」
「クラウドコントラクトには他の電子契約システムと比べてどんな特徴がある?」
このようにお悩みではありませんか。 この記事では、クラウドコントラクトのサービス詳細や他の電子契約システムと比べた製品の特徴、機能や料金プランなどに関して総合的に解説しています。
クラウドコントラクトはブロックチェーン技術を用いている高セキュリティな電子契約システムです。 最後までお読みいただき、ぜひ検討の際の参考にしてください。
この記事を書いた人
DX(デジタルトランスフォーメーション)が推進されている昨今、電子契約の導入を検討されている企業も多いのではないでしょうか?電子契約サービス29社を徹底比較した筆者が、みなさまの円滑な電子契約導入をサポートいたします。顧問弁護士による記事のリーガルチェックも経験済み。
【目次】
クラウドコントラクトとは
クラウドコントラクトとは、中小企業専用の電子契約システムです。 大企業は対象外とされており、ベンチャー企業や個人事業主、団体など中小規模の組織を対象としたサービスとなっています。
運営会社は「クラウドコントラクト株式会社」で、2017年5月に設立された比較的新しい会社です。 電子契約システムの他にはホームページ制作やWEB集客など、WEB関連の事業を行っています。
これまで行ってきた2,000以上のホームページ制作や運用支援の経験を生かし、電子契約システムの提供が行われています。 都内の近郊に限り訪問サポートにも対応しているので、「インターネットやパソコンはよくわからない」とお悩みの方は導入支援を利用できます。
クラウドコントラクトの機能
クラウドコントラクトには、電子契約システムとして一般的な機能は一通り揃っており、使いやすいサービスとなっています。 こちらでは、クラウドコントラクトに搭載されている機能について詳しく解説していきます。
電子署名
クラウドコントラクトで締結する契約書には、電子署名が付与されます。 電子署名とは電子上における実印のようなもので、電子署名が付与されている電子データは電子署名法により法的に正当性が認められます。「メールでPDF書類を送るだけで電子契約はできない?」と考える方がいるかもしれません。 しかし電子署名のない電子データは改ざんが用意であり、法的効力に欠けてしまいます。
クラウドコントラクトを使って電子契約をするだけで、簡単に法的効力のある電子契約が行えるのです。
タイムスタンプ
クラウドコントラクトで締結した契約書類には、タイムスタンプが付与されます。 タイムスタンプとは電子署名と併用されることが多いもので、付与された時刻には確実にデータが存在し、その時刻以降に改ざんされていないことを証明できます。締結済み契約書の保管・ダウンロード
クラウドコントラクトは、ただ電子上で契約を結ぶだけのツールではありません。 締結済みの契約書はクラウド上に保管でき、2GBまでならプランの範囲内で無料利用できます。またクラウドコントラクトには、保管している契約書をダウンロードする機能も付いています。 契約書を紙に印刷したい場合にはこのダウンロード機能を活用するといいでしょう。
なお、電子契約書を紙に印刷した場合でも、原本は電子データのため印紙税が課税されることはありません。
契約業務の進捗管理
クラウドコントラクトには、電子契約の進捗管理機能が搭載されています。 「送信済みかつ未完了」の契約書を一覧表示する機能があり、契約の進捗把握に役立ちます。合意契約締結確認書の発行
クラウドコントラクトでは、契約書とは別に「合意契約締結確認書」の発行機能があります。 電子契約書の電子署名を検証するにはAdobe Acrobat Readerなどで開く必要があり、やや利便性に欠けます。一方、合意契約締結確認書があれば契約締結の事実を目で確認するには便利なので、必要に応じて発行できるのは便利です。
マルチデバイス対応
クラウドコントラクトはパソコン以外にも様々な端末から利用することが可能です。 パソコン以外にスマートフォンやタブレットからも利用でき、外出先でも契約作業を進められます。複数者間契約
クラウドコントラクトは複数者間契約に対応しています。2社での取引はもちろん、3社間取引などにも利用しやすい電子契約システムです。社内稟議機能
クラウドコントラクトには社内稟議機能が搭載されています。社内稟議機能では担当者の承認を設定でき、企業の内部統制にも役立つ機能です。他の電子契約システムと比べた特徴
電子契約における基本的な機能から作業効率アップのための便利機能まで、様々な機能を搭載しているクラウドコントラクト。 そんなクラウドコントラクトには、ブロックチェーン技術を活用した電子契約システムという特徴があります。
ブロックチェーンには「改ざんが極めて困難」という仕組みであり、元は仮想通貨の分野から始まった技術です。 ブロックチェーン技術はそのほかの分野にも活用できる可能性があることから、近年注目を浴びています。
クラウドコントラクトはこのブロックチェーン技術を電子契約システムに流用し、非常にセキュリティの高いシステムを実現しています。 「契約は機密情報だから、セキュリティの高いサービスを選びたい」と考える企業にはぴったりの電子契約システムです。
プランと料金
クラウドコントラクトの公式サイトに掲載されているプランは、ライトプランとスタンダードプランの2種類。 クラウドコントラクトの料金プランで利用できる内容を以下の表にまとめたので、ご覧ください。
※表記価格は税込
ライトプラン | スタンダードプラン | |
---|---|---|
料金 (1年契約/1ヶ月あたり) |
4,378円 | 8,228円 |
支払い方法 | 月払い:クレジットカードのみ 6ヶ月払い/年払い:クレジットカード/銀行振込 |
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契約締結ごとの費用 | 〜月55件:無料 月51件〜:1件33円 |
〜月110件:無料 月101件〜:1件33円 |
アカウント数 | 〜5アカウント:無料 6アカウント〜:1アカウント550円/月 |
〜10アカウント:無料 11アカウント〜:1アカウント550円/月 |
ストレージ | 〜2GB:無料 2GB〜:1GB 1,100円/月 |
|
ファイル上限 | 1ファイル10MBまで | |
一括送信上限 | 30件まで | |
電子署名・タイムスタンプ | 〇 |
プラン内容は柔軟にカスタマイズ可能
クラウドコントラクトのプラン内容は、希望に応じて柔軟にカスタマイズ可能となっています。 「この部分だけなんとかならないかな…」とお悩みの方は、柔軟に対応してくれる可能性があるため、気軽にクラウドコントラクトまで問い合わせてみてはいかがでしょうか。まとめ:ブロックチェーン技術が特徴のサービス
この記事では、クラウドコントラクトのサービス詳細や他の電子契約システムと比べた特徴などを解説しました。 クラウドコントラクトの特徴や記事の要点をごく簡単にまとめると、次の通りです。- クラウドコントラクトは中小規模の組織や個人向けの電子契約システム
- 電子署名やタイムスタンプ、承認管理など様々な機能を搭載
- ブロックチェーン技術を活用して高セキュリティなシステムを実現
クラウドコントラクトの最大の特徴は、やはりブロックチェーン技術を用いている点にあります。 他にも電子契約システムは多数ありますが、ブロックチェーン技術を使用しているサービスは珍しいです。
もし「クラウドコントラクト以外にもたくさんの電子契約システムを比較したい」とお考えの方は、ぜひ次の記事も参考にしてください。 以下の記事では、全15選の電子契約システムを、ニーズに合わせたおすすめランキング形式で紹介しています。
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