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「テレビCMもやってるらしいけど、NINJA SIGN by freeeって実際どうなの?」
「他社の電子契約サービスと比べた特徴は?」

この記事では、オンライン上で契約できるサービスであるNINJA SIGN by freee(ニンジャサイン バイ フリー)の詳細を徹底解剖し、上記のような疑問に回答していきます。

NINJA SIGN by freeeが他社サービスと比べてどういった特徴があるのか紹介しているほか、記事の後半では他社との比較も行っています。

この記事を読めば、NINJA SIGN by freeeの特徴はもちろん、メリット・デメリットも把握できます。ぜひ最後までご覧ください。

この記事を書いた人
樽見 章寛
樽見 章寛(たるみ あきひろ) 実印.net 編集部
DX(デジタルトランスフォーメーション)が推進されている昨今、電子契約の導入を検討されている企業も多いのではないでしょうか?電子契約サービス29社を徹底比較した筆者が、みなさまの円滑な電子契約導入をサポートいたします。顧問弁護士による記事のリーガルチェックも経験済み。




NINJA SIGN by freeeとは

ニンジャサインバイフリーとは

NINJA SIGN by freeeとは、企業の電子契約に関連する業務をワンストップで支援してくれるサービス。 NINJA SIGN by freeeには、他社の電子契約サービスとは異なる特徴がいくつもあります。

NINJA SIGN by freeeの運営会社である株式会社サイトビジットは、2013年に設立され、リーガルとテクノロジーを融合させたサービスを展開しています。


NINJA SIGN by freeeでできること

NINJA SIGN by freeeに搭載されている機能の一部をピックアップしましたので、ご覧ください。

  • 電子署名を用いた電子上での契約締結
  • 電子印鑑の捺印
  • タイムスタンプの付与
  • 締結後の電子契約書の保管
  • 請求書や納品書など、相手の署名が不要な文書の作成・送付・保管
  • 契約書テンプレートの登録
  • 承認などのワークフロー設定機能
  • 契約期限のリマインダー機能
  • ユーザーの権限設定
※一部機能は上位プラン限定

なお、電子署名の法的効力について詳しく学びたい方は、ぜひ次の記事をご覧ください。

» 電子署名の法的効力や活用事例など、わかりやすく解説


NINJA SIGN by freeeのセキュリティ

NINJA SIGN by freeeが行っているセキュリティ対策は、次の通りです。

  • SSL/TLSによる通信の暗号化
  • クラウド上のデータを第三者が復号できないよう、共通暗号鍵を使用
  • サーバーにはGoogleドライブやAWSなどを採用

電子契約サービスを運営する以上、強固なセキュリティ対策は施されているようですが、他社サービスと比較するとセキュリティ対策はやや少ないように感じられます。

他社サービスの中には、24時間365日の保守管理やファイアウォールなどを導入しているところもある一方、NINJA SIGN by freeeにはそれがありません。

GoogleやAmazonなど大手企業のサーバーを利用することで、そういったセキュリティ対策を省略しているのでしょう。


NINJA SIGN by freeeの導入企業

NINJA SIGN by freeeの実績を確認するために、実際の企業における導入事例を見てみましょう。 NINJA SIGN by freeeの代表的な導入事例は、次の通りです。

  • 株式会社リンガーハット
  • freee株式会社
  • 株式会社オールアバウト
  • ビックマック株式会社
  • InterRace株式会社

このようにNINJA SIGN by freeeには、著名な企業による導入実績もあります。



料金と各プランの特徴

笑顔の女性

NINJA SIGN by freeeなどの電子契約サービスを検討する際に注目したいのが料金です。 NINJA SIGN by freeeには全部で5種類の料金プランが用意されており、それぞれ利用できる機能が異なります。

NINJA SIGN by freeeの各プランの料金と、利用できる機能の一例を表にまとめましたので、ご覧ください。

プラン名称 Free Light Light+ Pro Pro+
月額料金(税込) 無料 5,478円/1アカウント 21,780円/6アカウント
追加アカウント@1,100円
55,000円/20アカウント
追加アカウント@550円
132,000円/100アカウント
追加アカウント@330円
従量料金 無料 無料 無料 無料 無料
契約書送信可能数 5通/月 50通/月 無制限 無制限 無制限
テンプレート登録費用 無料 無料 無料 無料 無料
テンプレート登録数 3個まで 無制限 無制限 無制限 無制限
電子契約
タイムスタンプ ×
契約書一括作成 × ×
サポート ×
チーム共有 × ×
関連ファイルアップロード × ×
権限管理 × ×
ワークフロー設定 × × ×
API × × × オプション
IPアドレス制限 × × × オプション
SAML認証 × × × オプション
契約書送付・締結時のファイル添付 × × × オプション


4アカウント以上で利用するならLight+がおすすめ

NINJA SIGN by freeeの料金表を見て、「Lightにすべきか、Light+にすべきか」で迷う方もいるのではないでしょうか。 NINJA SIGN by freeeのそれぞれのプランでは利用できる機能も異なりますが、特に注目すべきは1アカウントあたりの月額費用です。

Light+プランなら6アカウントで月額21,780円(税込)の価格設定ですが、4アカウント以上でNINJA SIGN by freeeを利用するのであれば、Lightプランよりも料金が安くなる仕組みとなっています。

7アカウント目からは1アカウントあたり1,100円(税込)と格安で追加できる点も踏まえると、NINJA SIGN by freeeではLight+プランが最もおすすめです。


ProとPro+プランの違い

ProとPro+プランの違いとして、まずはアカウント数によって月額料金が変わってきます。 自社のアカウント数の大小によって、どちらを選べばいいか当たりをつけましょう。

次に、ProとPro+プランの違いとして、機能の一部(上記表の最後の4つ)がオプション対応なのかそうでないかがあげられます。 「API」「IPアドレス制限」「SAML認証」「契約書送付・締結時のファイル添付」これらはProプランでは追加費用がかかります。

アカウント数とこちらの4つの機能の必要性を考慮して、実際どの程度費用がかかりそうなのか問い合わせてみるといいでしょう。



NINJA SIGN by freeeのメリット

パソコンを使用する男性

NINJA SIGN by freeeには、他社の電子契約サービスにはない独自の特徴やメリットがあります。 こちらでは、NINJA SIGN by freeeのメリットを紹介します。


契約ごとの従量課金がなく、月額固定制

NINJA SIGN by freeeの最大の特徴として、契約書を送付するごとの従量料金が発生しない点が挙げられます。 業界大手のクラウドサインでは、契約書を1通締結するたびに220円(税込)のコストが発生します。

一方のNINJA SIGN by freeeなら、月額料金さえ支払っていれば、契約書を何通作成しても従量料金は発生しません。 そのためNINJA SIGN by freeeは、毎月たくさんの契約を締結する企業におすすめです。


1アカウントでの利用が安い

次に紹介するNINJA SIGN by freeeのメリットとして、1アカウントのみで運用する場合、利用料金が他社より安い点が挙げられます。 他社の場合は、最も安い有料プランでも月額1万円〜が相場です。

しかしNINJA SIGN by freeeなら、1アカウントだけでの利用であれば、月額5,478円(税込、Lightプラン)で使えるので、ほぼ半額のコストで電子契約が結べるようになります。

従量料金も発生しないため、特に個人事業主様にはNINJA SIGN by freeeがおすすめです。


電子契約の一般的なメリット

NINJA SIGN by freeeに限らず、電子契約サービスを導入すると、次のようなメリットを得られます。

  • 業務効率化
  • コスト削減(印刷・郵送・印紙税)
  • 保管スペースの削減

紙での契約締結と違って、電子契約では印紙税が非課税となります。 そのため、金額が大きい契約書を作成する場合は、かなりの印紙税を削減できることでしょう。

なお、電子契約を利用する一般的なメリットは、次の記事でも解説しています。詳しく学びたい方は、ぜひそちらもご覧くださいませ。

» 電子契約の基礎知識や導入方法もわかりやすく解説!



NINJA SIGN by freeeのデメリット

メリットとデメリット

月額固定料金が特徴のNINJA SIGN by freeeですが、覚えておきたいデメリットもいくつか存在しています。 NINJA SIGN by freeeのデメリットを紹介しますので、参考にしてください。


ユーザー数が増えると高額になる

NINJA SIGN by freeeの1番のデメリットは、ユーザー数が増えるほど月額料金が高額になる点です。 他社の電子契約サービスでは、契約書作成ごとの従量料金は発生するものの、ユーザー数は無制限に利用できることが多いです。

NINJA SIGN by freeeは大人数で電子契約を管理したい企業には不向きです。


安いプランでは権限管理が行えない

続いて覚えておきたいNINJA SIGN by freeeのデメリットは、Lightプラン以下のプランでは、ユーザーごとの権限管理が行えない点です。 例えば電子印鑑GMOサインは、月額基本料金が9,680円(税込)のプランで、ユーザーごとに権限の指定が可能。

電子契約のメリットに「ガバナンスの強化」がありますが、NINJA SIGN by freeeの場合、Lightプラン以下ではそのメリットを得られないと考えましょう。


支払方法がやや乏しい

NINJA SIGN by freeeの支払方法は、銀行振込とクレジットカード(AMEXのみ)となっています。 法人用クレジットカードなどで支払いたい企業は、NINJA SIGN by freeeではAMEXしか対応していないので、その点注意しましょう。



他社サービスと比較

比較するビジネスマン

NINJA SIGN by freeeの特徴を知るために、業界大手であるクラウドサイン・電子印鑑GMOサインの2社と、サービス詳細を比較してみましょう。 NINJA SIGN by freeeと大手2社の料金や機能、セキュリティなどを比較表にまとめましたので、ご覧ください。

※表記価格は税込
サービス名称 NINJA SIGN by freee クラウドサイン 電子印鑑GMOサイン
信頼度
※国内シェアNo.1

※IT大手のGMOグループが提供
セキュリティ
  • 通信暗号化
  • データ暗号化
  • Googleなど大手企業のサーバーを利用
  • 通信暗号化
  • データ暗号化
  • ファイアウォール
  • 通信暗号化
  • データ暗号化
  • ファイアウォール
  • 外部機関によるセキュリティ診断
  • 自社グループに電子認証局あり
有料プランの月額 5,478円〜 11,000円〜 9,680円〜
契約ごとの従量料金 無料 220円/1通〜 110円/1通〜
アカウント数 アカウントが増えるほどコスト増 無制限 無制限
料金の透明性
API連携


信頼感やセキュリティではNINJA SIGN by freeeより大手が優勢

NINJA SIGN by freeeと大手2社を比較すると、信頼感やセキュリティ面では大手の方が優勢であることがわかります。 契約に関連する部分はとても機密度が高いため、やはり信頼感やセキュリティは重視すべきポイントです。

NINJA SIGN by freeeは最近登場した新しいサービスなので、信頼感を求めるならNINJA SIGN by freeeより大手がおすすめです。


コストについて

NINJA SIGN by freeeと大手2社を比較すると、料金体系が大きく異なることがわかります。 NINJA SIGN by freeeは契約ごとの従量料金が発生しないものの、アカウント数が増えるほどコストはかさんでしまいます。

一方、クラウドサインと電子印鑑GMOサインの場合、契約ごとの従量料金はかかりますが、アカウント数は無制限で追加料金も不要。

どんな使い方をしたいのか次第で最適なサービスは変わってくるため、NINJA SIGN by freeeだけでなく他のサービスも検討するといいでしょう。



まとめ:大人数で運用するなら他社の方がおすすめ

この記事では、電子契約サービスNINJA SIGN by freeeの特徴やメリット・デメリットなどの情報をまとめました。 NINJA SIGN by freeeの特徴や、記事の要点をごく簡単にまとめると、次の通りです。

  • NINJA SIGN by freeeは月額料金が固定で、従量料金が発生しない
  • 4アカウント以上で利用するならLight+プランがおすすめ
  • たくさんのアカウントで管理したいなら、他社サービスを選ぶべき

テレビCMで話題のNINJA SIGN by freeeですが、企業としての信頼感は大手であるクラウドサインや電子印鑑GMOサインの方が大きいでしょう。

NINJA SIGN by freeeはアカウント数が増えるほどコストがかさむため、大人数で管理したいなら、代替案としてクラウドサインや電子印鑑GMOサインを検討するのがおすすめです。

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