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高級実印・印鑑


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樽見 章寛
樽見 章寛(たるみ あきひろ) 実印.net 編集部
印鑑は、人生に何度も購入することはありません。言うなれば、一生に一度の買い物と行っても過言ではないほど重要な買い物。そのため”長い目”で見た時どれを選んだらよいのか、この視点を大切に、優良な情報をみなさまにお届けいたします。年間2.5万本の印鑑作成に貢献。


高級実印とはどんなものか?

実印に使用される印鑑のうち『高級』とされるものはどういった印鑑でしょうか?
ここでは、高級品の部類に入るといわれている実印の紹介をします。


象牙実印

まず、実印の中でも最高級品といわれるのは、やはり『象牙』の印鑑でしょう。

印材の中でも最も朱肉のなじみが良く、使えば使うほど光沢がでる最高級の印鑑材料です。 その中でも最上品とされているのは、中心部分を使った『芯持ち』と呼ばれるもので耐久性も高く目のきめ細かさに違いがあります。

この最高級本象牙に細密な彫刻を施したものや純金の丹を入れたもの実印は最高級の実印とされています。 価格は30,000円~50,000円ほどです。

象牙の印鑑についてもっと詳しく知りたい方は象牙のページをぜひご覧ください。




最高級象牙印鑑


ジュエルチタン実印

象牙に並ぶ高級印材として近年でてきた新しい印材が『チタン』。

そのチタンにスワロフスキー社の『クリスタルガラス』や、天然石はをワンポイントに埋め込んだジュエルチタン印鑑が高級実印として人気です。

今までのはんこ・実印のイメージを覆すスタイリッシュなデザインが特徴的で、錆びにくく、耐食性に非常に優れています。

粒子そのものが超微粒子であるため、表面が滑らかで朱肉離れが良く、その捺印性、鮮明な印影は通常の印鑑よりも実感できます。 価格は29,000円~45,000円ほどです。


>>チタン印鑑の詳細情報


ジュエルチタン実印・印鑑


マッコウクジラ印鑑

体長20メートルほどになる巨大クジラの歯を印材にしたマッコウクジラ印鑑

象牙以上の高級品とも言われ注目されている素材で、耐久性の強さは世代を超えて残す事ができるとも言われています。

象牙以上に希少な天然素材の印材ですので、高級品とされており、扱っている業者も少数。 価格は90,000円~110,000円と、印鑑・実印の素材の中で最高級の価格となっています。


希少な印鑑素材 マッコウクジラ



その他希少価値の高い高級印鑑

あまり一般的には知られていない、高級素材を使った実印はまだまだ存在します。 値段が高く、持っている人があまりいないということから、非常に希少価値が高く手に入りにくい印鑑だということがわかります。

それではご紹介しましょう。


マンモスの牙を使った実印

マンモスの印鑑
そう、皆さんもご存知のあの「マンモス」の牙を使った実印が存在するんです。マンモスと言えば、1万年以上も前の氷河期に生息し、はるか昔に絶滅してしまった動物です。

「そんなマンモスの牙を使って、実印を作成することは可能なのか?」

皆さんもこのような疑問を持つはずです。 ではどのようにして、その絶滅したマンモスの牙から印鑑を作成しているのか。

実は、永久凍土の中で冷凍保存されている牙を使っているのです。マンモス自体は絶滅してしまい生体がありませんが、牙は長い年月に耐え残っています。その牙が発掘され流通していおり、印鑑の素材として加工されているということです。

印材として昔から使われているのが「象牙」。象牙は性質が非常に印材として適していて、昔から印鑑素材の王道として使用されてきました。しかし乱獲などの影響から、輸入に規制がかかったことにより、入手することが難しい素材になってきています。

一方で、象牙の性質に非常に酷似しているマンモスの牙は、規制にかかっていないため輸入しやすく、希少な素材ではありますが象牙に代わって印材として使用されることが増えてきています。

素材としての特徴は、長い年月保存されてきたことから、耐久性は申し分ないと言えます。また、象牙と同じく朱肉になじみやすく、長年使い続けられる人気素材です。


カバの実印

カバの印鑑
続いてご紹介するのが「カバ」の歯を使用した実印です。 カバの歯を使用した実印は、淡いクリーム色で非常に綺麗な光沢と質感があり、その品質は高級象牙に匹敵するとも言われています。そのやわらかい輝きは、神秘的という言葉がぴったりです。

なかなかネット通販でも見かけることがなく、とても手に入れにくい高級素材。

印材としての特徴は、非常に硬い中に粘りもあるため、耐久性に優れています。また、何よりも手に持った時の重量感は、圧倒的な存在感があります。 まさに、実印の素材として最適である高級素材であると言えます。

マンモスの牙やカバの歯以外にも、「シャコ貝」という貝を使用した実印があります。こちらは貝特有の美しい輝きが魅力的で、持っている人も非常に少ないため、人とは違った実印を持ちたいという方におすすめです。

また最近では、18金を使ったゴールド印鑑なども販売されており、注文されてからの完全受注生産や固定された値段がつけられていない(時価のため)といった珍しい印鑑も登場しています。

実印は一生に何度も使うことがない、そして頻繁に買い替えるものでもない。しかし実印を使用する場面というのは、大口契約などの大事な場面ですので、ぜひこの機会に一生モノの実印を探してみてはいかがでしょうか?




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