外国人の実印は、英語表記でもカタカナ表記でも作ることができますが、以下の通り注意すべきポイントがあります。
POINT
- 基本的に「住民票に記載されている文字」は印鑑登録できる
- 自治体によっては英語での印鑑登録を認めていないところもある
- 自分の希望の文字で登録できるか、実印作成前に自治体に確認するのが無難
当記事では、外国人が印鑑を作成する場合の名前の表記のしかたをはじめ、外国人の印鑑登録について網羅的に解説します。
外国人の実印におすすめの
通販ショップ3選はこちら
目次
外国人でも英語(アルファベット)やカタカナで印鑑登録は可能?

まず、外国人が印鑑を作成する際には、表記をカタカナにするかアルファベットにするか選ぶ必要があります。(東洋人の場合は漢字氏名があるため問題なし)
ただし、カタカナで作成する場合は、外国人登録の際にカタカナ名も併記して登録したかどうかを確認しましょう。 このあたりの確認を怠ってしまうと、後の実印登録の際に登録できない可能性が出てきます。
カタカナ表記か英語表記か、外国人登録の際の登録表記も確認しつつ選びましょう。
外国人の方が実印登録を行う手順は、日本の方が一般的に行う登録と特に変わりはありません。外国人登録をしてある市町村役場に登録したい印鑑を持参して手続きを行うだけです。
ただ、自治体によっては英語を認めていないところもありますので、印鑑を作る前に戸籍登録してある地域の役所で確認したほうが安心です。
POINT
- 基本的に「住民票に記載されている文字」は印鑑登録できる
- 自治体によっては英語での印鑑登録を認めていないところもある
- 自分の希望の文字で登録できるか、実印作成前に自治体に確認するのが無難
印鑑登録とは?
印鑑登録とは、自分が持っている印鑑を「実印」として公的に認めてもらうための手続きのことです。印鑑登録は、住民票がある市区町村の役所で行います。実印として使いたい印鑑を持参し、窓口で申請することで登録できます。
外国人で印鑑登録が必要なケースはどんな時?
近年、日本では署名(サイン)で済む手続きも増えています。しかし、大切な契約では、今でも印鑑(ハンコ)が必要とされる場面が多くあります。そのため、たとえ外国人であっても、日本で正式な契約をするなら印鑑を準備しておきましょう。
特に、「実印」を使う契約の場合は、先述の通り印鑑を役所に登録する印鑑登録が必要です。実印は、例えば以下のような契約をする時に印鑑登録証明書とセットで必要になります。
- 不動産の登記(家や土地の名義登録)
- 自動車の購入や売却
- 公正証書などの公的な書類の作成
- 会社設立の登記
印鑑登録の手続きは、数日かかることもあります。そのため、大きな契約(例えば家や車の購入)をする前には、早めに印鑑を作って登録しておくのがおすすめです。
外国人が印鑑登録できる条件は?
外国人が印鑑登録を行うには、基本的には次の3つの条件を満たしている必要があります。- 在留カード、または特別永住者証明書を所持していること
- 登録を希望する市区町村に、住民票があること
- 年齢が15歳以上であること
上記の条件をすべて満たしていれば、外国人でも印鑑登録を行うことが可能です。
印鑑登録できない印鑑の種類について
印鑑を登録する際に、サイズや文字がルールに合っていても、使う印鑑の種類によっては登録できないことがあります。こちらでは、登録できない代表的な印鑑の例を紹介します。
登録できない印鑑 | 詳細 |
---|---|
やわらかくて形が変わりやすい印鑑 | ゴム印など、押したときの形が変わるものは登録できない |
シャチハタ | インクが入ったスタンプのような印鑑(シャチハタ)は登録できない |
名前以外の情報がある印鑑 | イラスト、写真、職業名など、名前以外の情報が入っている印鑑は登録できない |
外側の線(外枠)が 変形している印鑑 |
外枠の丸がこわれているものや、丸がないものは登録できない |
文字が白くなる印鑑 (凹凸が逆のもの) |
印鑑を押したときに、文字が白く見えるものは登録できない |
文字が上下逆になっている印鑑 | 印鑑を押したときに、文字がさかさまになっているものは登録できない |
登録する印鑑は、硬くて変形しにくい素材で作られたものを選びましょう。文字は、本人の名前だけをシンプルに彫った印鑑が適しています。
外国人の実印はどこで作るのがいい?おすすめ通販サイト3選
こちらでは、外国人の実印作成におすすめな通販サイトを3つ紹介します。なお、上記3サイト全てで実印の登録保証を実施しています。
実印の登録保証とは?
実印の登録保証とは、作成した印鑑が実印として登録できなかったときに、無料で作成し直してもらえる保証です。実印を作成する際は、万が一のことも考慮し、登録保証を実施しているサイトで作成するのがおすすめ!
ぜひ、3サイトの中から自分に合った印鑑通販サイトを探してみてください。
ハンコヤドットコム|印鑑通販シェアNo.1!

ハンコヤドットコムの基本情報
実印の価格 | 3,720円〜 |
---|---|
保証期間 | 30年 |
実印の登録保証 | ◯ |
即日出荷の締切時刻 | 平日・土曜日の13時まで |
おすすめな方 | ・信頼性・実績の豊富なサイトで購入したい方 ・保証期間の長いサイトで購入したい方 |
ハンコヤドットコムは、印鑑通販業界でシェアNo.1を誇る最大手のオンラインショップです。「2分に1本印鑑が売れているサイト」としても知られており、顧客満足度は99%以上と高い評価を得ています。
信頼できる実績あるサイトで大切な実印を作りたい方には、ハンコヤドットコムが特におすすめです。
また、ハンコヤドットコムは印鑑に対する保証期間が30年と、他の多くの通販サイト(通常10年程度)と比べて非常に長く設定されています。
実印は長く使うものなので、保証が手厚いショップを選ぶと安心です。
ハンコヤドットコムがおすすめな方
- 業界最大手の信頼性・実績の高いサイトで実印作成したい方
- 保証期間の長いサイトで購入したい方

\印鑑通販シェアNo.1/
ハンコヤドットコムの公式サイトへSirusi|アルファベット・カタカナをきれいに表現!

Sirusiの基本情報
実印の価格 | 7,000円〜 |
---|---|
保証期間 | 10年 |
実印の登録保証 | ◯ |
即日出荷の締切時刻 | 電話にて相談 |
おすすめな方 | ・おしゃれなデザインの実印を作成したい方 ・アルファベットやカタカナをきれいに表現したい方 |
Sirusiは「印鑑を”使う”ものから”表現する”ものへ」をテーマに運営している印鑑通販サイト。テーマの通り、個性を表現できるおしゃれな印面デザインで実印を作成できます。
デザインにこだわりのある通販サイトなだけあって、下画像のようにアルファベットやカタカナの表現も非常にきれいです。アルファベットやカタカナで実印を作成予定の方は、Sirusiがおすすめです。

また、Sirusiでは、印面のデザインを細かくカスタマイズできるのが特徴です。
「もっとかわいらしい雰囲気にしたい」といった細かな希望にも対応しており、専属のデザイナーが要望に沿った最適なデザインを提案してくれます。
校正は3回まで無料で行えるため、調整を重ねながら自分だけのオリジナル実印を作り上げることができます。
これほどまでにデザインにこだわれる通販サイトは他にあまりなく、実印にこだわりや個性を込めたい方にぴったりです!
Sirusiがおすすめな方
- おしゃれなデザインの実印を作成したい方
- アルファベットやカタカナをきれいに表現したい方
\個性を表現できるデザイン実印/
Sirusiの公式サイトへはんこプレミアム|安い・高品質!

はんこプレミアムの基本情報
実印の価格 | 2,080円〜 |
---|---|
保証期間 | 10年 |
実印の登録保証 | ◯ |
即日出荷の締切時刻 | 平日14時まで |
おすすめな方 | ・高品質な実印をできるだけ安く購入したい方 ・宝石印鑑や琥珀など女性に人気の素材で作成したい方 |
はんこプレミアムは、高品質・低価格が魅力の通販サイト。印材の卸業者でもあるため、選び抜かれた素材を安く仕入れることができ、それが低価格での提供につながっています。
実印の製造はすべて自社工場で行っており、外部に依頼しないことで余計なコストを抑えています。こうした企業努力により、高品質な印鑑をリーズナブルな価格で提供できているのです。
チタン | 黒水牛 | オランダ水牛 | |
---|---|---|---|
はんこプレミアム | 6,800円 ※1日10本限定価格 |
5,000円 ※1日10本限定価格 |
4,280円 |
ハンコヤ ドットコム |
16,190円 | 5,850円 | 7,380円 |
Sirusi | 14,000円 | ー | ー |
上表の通り、できるだけ高品質な実印を安く作成したい方は、はんこプレミアムがおすすめです。

また、はんこプレミアムでは57種類の印鑑素材を取り扱っており、宝石(パワーストーン)印鑑や琥珀など、女性に好まれるおしゃれな素材も充実しています。
おしゃれな印鑑を探している方や、素材選びを楽しみたい方には特におすすめです。
はんこプレミアムがおすすめな方
- できるだけ安く高品質な実印を作成したい方
- 豊富なラインナップの中からお気に入りの素材を探したい方

\高品質な実印が安い/
はんこプレミアムの公式サイトへもう一度、おすすめ通販サイト3選を
確認する
外国人の印鑑登録申請に必要なもの
外国人が印鑑登録を申請する際に必要なものは、「本人」が申請するか「代理人」が申請するかで変わります。本人が申請する場合
本人が印鑑登録を申請する場合は、以下の2点が必要です。- 印鑑登録する印鑑(実印)
- 在留カード、特別永住者証明書のどちらか
住民票のある市区町村の役所に上記の2点を持参し、窓口で印鑑登録の手続きを行います。問題がなければ、申請後すぐに印鑑登録が完了します。
代理人が申請する場合
代理人が印鑑登録を申請する場合は、以下の5点が必要です。- 印鑑登録する印鑑(実印)
- 本人の在留カード、特別永住者証明書のどちらかのコピー
- *委任状
- 代理人の本人確認書類
- 代理人の印鑑(実印でなくてもOK)
また、代理人が申請する場合は、窓口での手続きが2回必要です。そのため、申請した日だけでは印鑑登録は完了しません。
代理人が印鑑登録の申請をすると、数日後に「照会書」が本人の自宅に郵送されます。この照会書の「回答書」に本人が回答・署名したのち、もう一度窓口に行きましょう。
2回目の手続きの際も本人・代理人のどちらが行っても問題ありませんが、持ち物は下表の通り変わります。
2回目の手続きの持ち物
代理人が行く場合 | 本人が行く場合 |
---|---|
・回答書 ・印鑑登録する印鑑(実印) ・本人の在留カード、特別永住者証明書のどちらか ・代理人の本人確認書類(1回目の申請時と同じもの) ・代理人の印鑑(実印でなくてもOK) |
・回答書 ・印鑑登録する印鑑(実印) ・在留カード、特別永住者証明書のどちらか |
これらを持参して手続きをすると、印鑑登録が完了します。
印鑑登録用の印鑑(実印)の作り方
こちらでは、外国人が印鑑登録用の印鑑(実印)をつくる際のポイントを紹介します。刻印する名前

印鑑に刻印できる名前は、住民票の記載により決まります。基本的に、住民票に記載されている文字以外のものが刻印されている印鑑は登録できません。
住民票に記載されているものなら、例えば以下は登録可能です。
- ファーストネーム(名)のみ
- ラストネーム(姓)のみ
- フルネーム
また、住民票の「通称」欄に記載されているものも「通称の全部 / 通称の姓・名のみ / 姓と名の一部を組み合わせたもの」でも印鑑登録可能です。
(自治体によって異なるので、事前に確認するのが安全です)
印鑑のサイズ
印鑑登録できる印鑑のサイズは、「一辺の長さが8mm以上25mm以内の正方形におさまる大きさ」です。実印用として販売されている印鑑であれば問題ないので、そこまで心配する必要はありません。手の大きい方は16.5mm~18mmのサイズを、手の小さい方には15mmのサイズがおすすめです。
印鑑の書体
外国人の実印作成の書体は、基本的にはどの書体でも作成は可能です。ただし、文字数が多い方の場合は「印相体」のように印影が複雑なものは難しいとされています。 外国人の実印には「古印体」が人気です。
また、カタカナで作成する場合は、「横書き」か「縦書き」かを選択できます。作成の際の文字数の目安は、15mmサイズの場合、
- カタカナであれば20~25文字
- アルファベットであれば30~35文字程度
となっています。
印鑑の素材
印鑑登録する実印に適した素材は、耐久性のある素材です。実印は、一度作成すると一生使い続ける大切な印鑑。そのため、一生使い続けられるだけの耐久性を備えた以下のような素材がおすすめです。
- チタン(1番おすすめ!)
- 黒水牛
- オランダ水牛
自分自身の分身とも言える大切な実印なので、素材選びにもこだわりましょう。
外国人の実印におすすめの
通販ショップ3選に戻る
実印作成前に市区町村役所に確認した方がいいポイントは?

印鑑登録にはたくさんのルールがあるため、何から始めたらよいか分からなくなることがあります。まずは、あなたが登録したい内容で問題なく印鑑登録できるか確認してみましょう。
もし登録したい内容がわからない場合は、以下のポイントをお住まいの市区町村役所に確認するのがおすすめです。
- アルファベットやイニシャルで登録できるかどうか
- カタカナ表記で登録したい場合の登録方法
- 代理人が申請する際の委任状の書式や用紙
これらを確認すれば、あとは必要なものをそろえて手続きをするだけ!
本人確認のための書類(在留カードやパスポートなど)を用意したら、実印を作成して登録の準備をしましょう。
まとめとよくある質問
いかがでしたか?上記で紹介したように、外国人の実印は問題なく作成できます。その他、実印の詳しい作成方法については、以下のページで解説しています。「実印についてよくわからない」方は、まずはこちらに目を通して頂ければスムーズに実印が作成できます。
実印の詳しい作成方法はこちら
「すぐに外国人名の実印を作成したい!」という方は、以下のボタンからお気に入りのショップで作成しましょう。
外国人の実印におすすめの
通販ショップ3選に戻る
最後に、外国人の実印のよくある質問を紹介します。
外国人も印鑑や実印が必要?
外国人も印鑑や実印は必要になることがあります。特に、不動産の売買や自動車の購入など、大きい金額が動く契約は実印が必要になることが多いです。実印は作成時に注意すべきポイントも多いので、必要に迫られる前に余裕を持って購入しましょう。
外国人も印鑑登録できる?
外国人も印鑑登録できます。外国人が印鑑登録できる条件はこちらをご覧ください。外国人の銀行印にルールはある?
外国人の銀行印は実印と異なり、明確なルール・規定はないため、比較的自由に作成して問題ありません。ですが、金融機関によっては「在留カードに記載された氏名と異なる表記では登録できない」などの規定がある場合もあります。
ですので、銀行印を作成する前に、一度金融機関に確認する方がいいでしょう。
外国人はシャチハタで印鑑登録できる?
シャチハタで印鑑登録することはできません。シャチハタで印鑑登録できない理由は、印面がゴムなため印影が変形しやすく、個人の識別が困難になるためです。その他の印鑑登録できない印鑑の種類はこちらをご覧ください。
外国人の実印におすすめの
通販ショップ3選に戻る