クラウドサインの料金まとめ!課金の仕組みや機能の違いをチェック

クラウドサインの料金まとめ!課金の仕組みや機能の違いをチェック
  • 最終更新日:2024年11月5日
クラウドサインの料金まとめ!課金の仕組みや機能の違いをチェック
弁護士ドットコム株式会社が提供する電子契約サービス「クラウドサイン」。最近だと、俳優の小澤征悦さんが出演するテレビCMでも話題ですよね。

こちらでは、クラウドサインの料金を一覧表でまとめ、各プランの詳細や利用できる機能の違いについて解説しています。

さらに、クラウドサインの料金が相場と比べてどうなのかを知るために、他社の主要な電子契約サービスとの料金比較も行っています。

最後までご覧いただければ、クラウドサインの料金に関する情報を細かい部分まで把握できるでしょう。 ぜひ最後までお付き合いください。

執筆者
樽見 章寛

樽見 章寛

DX(デジタルトランスフォーメーション)が推進されている昨今、電子契約の導入を検討されている企業も多いのではないでしょうか?電子契約サービス29社を徹底比較した筆者が、みなさまの円滑な電子契約導入をサポートいたします。顧問弁護士による記事のリーガルチェックも経験済み。



クラウドサインの料金を一覧表でチェック

クラウドサインの料金をチェック

クラウドサインには、料金が無料のお試しプランを含めて、全部で4種類のプランが存在しています。 まずは、クラウドサインの各プランの料金と利用できる機能の例を、料金表でチェックしてみましょう。

※表記価格は税込
プラン名称 お試しFree
プラン
Light Corporate Business Enterprise
月額
固定費用
無料 11,000円 30,800円 問い合わせ 問い合わせ
送信件数
ごとの費用
無料 220円 220円 問い合わせ 問い合わせ
ユーザー数 1名 無制限 無制限 無制限 無制限
送信件数 3件/月 無制限 無制限 無制限 無制限
電子署名
タイムスタンプ
テンプレート
機能
英語・中国語
での契約締結
WEB API
電話サポート
IPアドレス制限
その他機能 紙文書のインポート機能
※10,000件まで無料
  • 紙文書の
    インポート
    機能
  • 高度な
    管理機能
  • SSO機能
  • 紙文書の
    インポート
    機能
  • 高度な
    管理機能
  • SSO機能
  • 複数部署
    管理機能

上記料金表の中の「紙文章のインポート機能で発生する従量料金」「LightとCorporateの違い」の2点を、次で補足します。

紙文書のインポート機能で発生する従量料金とは

クラウドサインのCorporate・Business・Enterpriseの3プランには、紙の書類をクラウド上へインポートできる機能が搭載されています。

クラウドサインのこの機能では、紙の書類のインポートが1,0000件まで無料。10,000件を超えた場合は10,000件ごとに11,000円(税込)の保管料が発生します。

クラウドサインのLightとCorporateの違い

クラウドサインのプランを比較する際に、「LightとCorporateでは何が違うんだろうか…」と疑問を感じる方も多いでしょう。 クラウドサインのこれらのプランの違いは、WEB API・紙文書のインポート機能・監査ログ機能の3つが付いているか否か。

そのため、上記3つの機能が必要な企業は、Coporateプランを利用するといいでしょう。

料金体系と課金の仕組み

クラウドサインの料金体系をチェック


クラウドサインの各料金プランを見ると、次の2種類の料金が記載されていることに気がつきます。

  • 月額固定費用
  • 送信件数ごとの費用

それぞれどんな料金なのか、クラウドサインの料金体系と課金の仕組みを紹介します。

月額固定費用とは

クラウドサインの月額固定費用とは、各プランを契約しているだけで発生する基本料金です。

Lightプランがクラウドサインで最も安い(無料プランを除く)11,000円(税込)である一方、Enterpriseプランは料金は問い合わせて確認が必要です。問い合わせなので正確な料金はわかりませんが、Enterpriseプランの方が金額は高いと思われます。

ただしクラウドサインのEnterpriseプランでは「IPアドレス制限」や「承認権限設定」など、より細かい管理が行えるようになっています。

企業によっては内部統制を強化するためにこれらの機能を使用したいケースもあるでしょうから、こういった機能を利用したい場合は、クラウドサインのEnterpriseプランを検討するのがいいでしょう。

送信件数ごとの費用とは

クラウドサインの送信件数ごとの費用とは、簡単に言えば契約を1回結ぶごとの従量料金のことです。

クラウドサインの使い方は、まずメールを使って作成した契約書類を送付し、契約相手が本文に記載されているURLから手続きを行う流れです。 締結が終わると完了メールが届き、PDFで契約書を確認できます。

このメールを送信する動作1件につき、従量料金の220円(税込)が発生する仕組みです。 例えばメールアドレスが間違っていて届かなかった場合や、書類の書き方や文言に不備があって取り消した場合も、それぞれ1件にカウントされ料金が発生するため、注意しましょう。

主要な電子契約サービスと価格比較

主要な電子契約サービスと価格を比較

ここまで、クラウドサインの料金プランや課金の仕組みについて解説してきました。 しかし、初めて電子契約サービスを導入する企業や個人事業主の方であれば、「クラウドサインの料金は相場と比べてどうなのか」がわかりにくいですよね。

そこでこちらでは、クラウドサインの料金が相場と比べてどうなのか知るために、クラウドサインを含めた以下5社の料金を比較してみましょう。

  • クラウドサイン
  • 電子印鑑GMOサイン
  • WAN-Sign
  • DocuSign(ドキュサイン)
  • freeeサイン

いずれも電子契約サービスでは知名度がある会社なので、ぜひ検討材料に加えてみてください。

※表記価格は税込
サービス名 クラウドサイン 電子印鑑
GMOサイン
WAN-Sign DocuSign freeeサイン
プラン名 Light Corporate 契約印&
実印プラン
有料プラン(電子契約) Standard Starter Standard
月額基本料金 11,000円 30,800円 9,680円 0円 3,100円
/1ユーザー
5,980円
/1ユーザー
※年一括払いの場合
29,800円
/10ユーザー
※年一括払いの場合
送信1件
ごとの料金
220円 220円 電子署名:
110円
高度電子署名:
330円
認印版:110円
(10件まで無料)
実印版:330円
(3件まで無料)
100件まで無料 SMS送信・電子サイン:100円
電子署名:200円
電子証明書の
発行料金
不可 不可 1枚目無料
2枚目から
8,800円/年
8,800円/年 不可 不可 不可
紙文書の
電子化料金
不可 10,000件
ごとに
11,000円/月
※10,000件
までは無料
16,500円/月
ストレージ
10GB追加ごとに
5,500円/月
サービス内容が異なるため比較不可 不可 月5,000円
※年一括払いの場合
無料
紙文書の
電子化料金
不可 10,000件
ごとに
11,000円/月
※10,000件
までは無料
16,500円/月
ストレージ
10GB追加ごとに
5,500円/月
サービス内容が異なるため比較不可 不可 月5,000円
※年一括払いの場合
無料

上記料金比較表の補足を、下記でしていきます!

DocuSignとfreeeサインはユーザーごとの料金体系

クラウドサインと他社の料金を比較すると、DocuSignとfreeeサインついては、サービスを利用するユーザー数に応じて料金が発生する仕組みとなっています。

一方、クラウドサインなどはユーザー数は無制限でフリーに利用でき、何人で使っても料金は変わりません。

このことから、大人数で管理したいのであればクラウドサインなどが適しており、少人数での管理になるのなら、クラウドサインよりもDocuSignやfreeeサインが適していることがわかります。

GMOサインとWAN-Signで電子証明書の料金が発生する理由

クラウドサインと他社の料金比較表を見ると、電子印鑑GMOサインとWAN-Signの2社については、電子署名を利用するためには、「電子証明書」の発行料金が8,800円(税込)で必要になることがわかります。

なぜクラウドサインなどではこの料金がなく、電子印鑑GMOサインとWAN-Signにだけ料金が発生するのでしょうか。

その理由は、クラウドサインと違い、電子印鑑GMOサインとWAN-Signでは契約者独自の電子証明書を発行することができるからです。

独自の電子証明書があれば、法的効力の強い電子署名が行えるようになります。

一方、クラウドサインを含めた他社のサービスでは、契約者独自の電子証明書は発行できないのがデメリットです。

クラウドサインなどでは、メール認証と呼ばれる、法的効力がやや弱めの契約方法を採用。 そのため、クラウドサインなどでは契約者独自の電子証明書は発行してくれない仕組みなのです。

つまり、実印を捺印・押印するように法的効力の強い電子契約サービスを導入したいのであれば、クラウドサインよりも電子印鑑GMOサインまたはWAN-Signの方が適しているということです。

WAN-Signの紙文書の電子化サービスは特殊

WAN-Signでは、紙文書の電子化サービスが他社のものとは異なる内容となっています。 クラウドサインを含めた他社では、自社で紙文書のスキャンを行い、クラウド上へのアップロードまでが可能となっています。

一方WAN-Signでは、紙文書のスキャンからクラウド上へのアップロードまで代行してくれ、さらに紙の原本の保管代行も行っています。 これは、書類保管サービスや医療分野の検体保管サービスなどを提供しているWAN-Signならではのサービスです。

WAN-Signの紙文書の電子化料金は少し複雑なので、興味のある方は公式サイトで料金をご確認ください。

なおクラウドサインでも、「クラウドサインSCAN」というオプションを付ければ、同様のサービスを利用可能です。 ただしクラウドサインSCANは公式サイトには料金記載がなく、個別の見積もりが必要となります。

クラウドサインのオプションサービス

クラウドサインのオプションサービスを解説

クラウドサインでは、ウェブ上での電子契約サービス以外にも、契約と同時に料金決済ができるサービスや、店舗での対面取引に役立つサービスなどを展開しています。 こちらでは、それらの概要と料金を紹介します。

クラウドサインペイメント

クラウドサインペイメントは、契約書や請求書をクラウドサインで発行・送付する際に、契約相手が即時クレジットカード決済を行えるサービスです。

クラウドサインに登録していれば導入費用無料で利用でき、利用料金は決済手数料のみでOK。 具体的な料金(手数料)は、次の通りです。

  • 法人向け決済:2%〜
  • 個人向け決済:2.7%〜

例えば決済サービスで有名なPay Palのビジネス向けプランの場合、料金は2.9%+40円/件〜です。 そう考えると、クラウドサインペイメントの利用料金は優良的であることがわかります。

クラウドサインNOW

クラウドサインNOWは、店舗などでの対面契約を想定したサービスです。 通常のクラウドサインと違い、タブレット端末への手書きサインが利用でき、店舗での対面取引に便利です。

また、クラウドサインNOWには手書きサイン機能の他にも、店舗の経営分析などに役立つ様々な機能が搭載されています。 そんなクラウドサインNOWの料金は、公式サイトからお問い合わせが必要です。

導入を検討している方は、ぜひ一度問い合わせてみてください。

まとめ:国内シェアNo.1の安心感が決め手

この記事では、クラウドサインの料金に関する情報を、詳しく掘り下げて紹介しました。

クラウドサインは他社の電子契約サービスと比較しても料金は安い方なので、「料金が安い電子契約サービスを利用したい」と考える企業や個人事業主にもおすすめです。

なによりクラウドサインは電子契約サービスとして国内No.1のシェアを誇るため、取引相手の合意も得やすいことでしょう。 料金が安いのはもちろん、サービスとしての使い勝手も良いので、初めての電子契約サービスにはぜひクラウドサインを検討してみてください。

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