柘やチタンと並んで印鑑の定番素材の1つである「水牛」。 印鑑には、実印・銀行印・認印などありますが、素材で迷ったら「とりあえず水牛にしよう」と考える方も多いでしょう。
水牛は耐久性も高く、価格も比較的安いため人気の素材。価格も抑えつつ長く使える印鑑が欲しい方には、黒水牛はとっておきの印材と言えます。
そこでこちらのページでは、そんな万能素材である水牛の「黒水牛」「白水牛(オランダ水牛)」について解説します。 黒水牛の値段や、黒水牛の作成におすすめの印鑑通販サイトを紹介。
「安いサイトで黒水牛を作成したい」
「印鑑は大切なものだから、実績のあるサイトで安全に作成したい」
など、あなたのニーズ別におすすめの印鑑通販サイトを紹介しています。 また、実際に黒水牛を購入して質感などレビューしている動画もあるので、あわせて参考にしてくださいね。
この記事を書いた人
.jpg)
印鑑は、人生に何度も購入することはありません。言うなれば、一生に一度の買い物と行っても過言ではないほど重要な買い物。そのため”長い目”で見た時どれを選んだらよいのか、この視点を大切に、優良な情報をみなさまにお届けいたします。年間2.5万本の印鑑作成に貢献。
【目次】
水牛の実印とは
実印の印材として有名な素材といえば、「水牛」。水牛は印材の王様と呼ばれる象牙と同じ角牙素材の仲間です。 角の部分を印材にしたもので、角は皮膚の一部であり、主な成分はたんぱく質となっています。※出典:はんこプレミアム
黒水牛と白水牛があり、白水牛として最も有名なのがオランダ水牛です。 オランダ水牛は、象牙に次ぐ耐久性を持っており、押印性にも優れています。
透明感もあり見た目がとても美しいことから特に女性に人気の印材です。オランダ水牛の印鑑には、芯持ちという部分を厳選した印鑑もあります。
芯持ちという部分は、芯が通った角の中心部分の事でとても良質です。 模様の美しさも際立っており、自分で手に取って選ぶようにすると良いでしょう。
※出典:はんこプレミアム
また、白水牛とよく比べられるのが皆さんもご存知の、「黒水牛」です。読み方は「くろすいぎゅう」。黒水牛は漆黒の光沢が特徴の大人の印鑑。
実印や銀行印としての需要も高く、値段も白水牛や象牙に比べてお手頃でとても人気です。黒水牛も、中心部分に近いものが、耐久性が高く質が良い実印となります。
オランダ水牛の濃淡カラーバリエーション
オランダ水牛の印鑑は、色の濃淡によって風合いが変わり、それぞれのカラーバリエーションが存在します。濃淡の濃いものは、模様と印材のコントラストが強く風格があり、薄くなるごとに純白に近いクリーム色のきれいなカラーになります。

漆黒の印鑑、大人気の「黒水牛」
※出典:はんこプレミアム
黒水牛は漆黒の美しさを持っている印材です。黒い印鑑の定番が黒水牛ですね。
東南アジア(ベトナムを中心)の水牛を使用しており、男性にも人気の印材で、手彫りで作成してもリーズナブルな値段で、15.0mm~16.5mmの大きさの手彫り印鑑(実印)が一番需要があります。
はんこ屋さんで象牙の次によく見かけるはんこですね。 高級牛のもみ皮印鑑ケースに収まる漆黒のカラーは高級感あふれる仕様で贈り物にも最適です。
オランダ水牛と同じように感想や紫外線にデリケートなため、保管方法は太陽光が当たらず温度や湿度変化が少ない場所が最適です。 エアコンや冬期の乾燥には特に注意が必要。お手入れの1つとして、たまにオリーブオイル等で拭くと乾燥の予防に繋がります。
黒水牛にも芯持を使用した印鑑があり、黒いベースに白っぽい模様が際立ちます。 水牛という印材の良いところは、1つとして同じものがないということではないでしょうか。

実際に黒水牛を買ってみました!
今回実際に、黒水牛の実印をハンコヤドットコムで6,520円(税込)で購入してみました。サイズは男性に人気の16.5mm。この動画で、購入の前に黒水牛という素材の質感や光沢などを確認していただけたら幸いです。
厳選された素材『芯持ち』と『天然黒水牛(染め無し)』

上質な水牛印鑑の頭には、点のような模様があります。これは厳選素材である『芯持ち』のしるしです。 芯がある印材は、ひび割れにくいという特性があり、 芯がない印材は割れやすく耐久性に欠ける為、印鑑には不向きといえます。
※芯持ち黒水牛だと、画像のように割れる心配が少ない
良い水牛の印鑑を見極めるにあたって、この芯持ち部分を使っているかが大事な要素です。 芯持ち部分は、一本の角からわずか数%しか取れない為、大変貴重といえます。
※出典:はんこプレミアム
また、芯持ちの黒水牛の中に、『天然黒水牛』というワンランク上の黒水牛もあります。 天然国水牛は「染め無し」とも呼ばれ、染薬品を一切使わないため天然の角の縞模様が特徴的。
価格は、黒水牛と比較すると1,000円〜2,000円ほど高くなりますが、天然黒水牛ならではのナチュラルな質感が好みの方は、天然黒水牛で作成するといいでしょう。
こちらでは、黒水牛の『芯持』『天然黒水牛』について解説してきましたが、それぞれ値段はいくらくらいなのか気になりますよね。 そこで次では、それぞれの値段を紹介していきます。
水牛の実印の値段相場
水牛を材質に用いた印鑑の価格相場は、黒水牛とオランダ水牛とでは値段に多少差があります。 比較的安価な素材として知られているのは、黒水牛です。それではまず、大手印鑑通販サイト3社の「芯持ち黒水牛」の価格を見ていきましょう!
【芯持ち黒水牛】 | 13.5mm | 15.0mm | 16.5mm |
---|---|---|---|
ハンコヤドットコム | 4,490円 | 5,500円 | 6,520円 |
はんこプレミアム | 3,880円 | 4,280円 | 5,280円 |
ハンコマン | 4,360円 | 4,600円 | 5,500円 |
次に、黒水牛の中でも最高級品の「天然黒水牛」の価格を確認していきましょう。
【天然黒水牛】 | 13.5mm | 15.0mm | 16.5mm |
---|---|---|---|
ハンコヤドットコム | 6,420円 | 7,540円 | 8,660円 |
はんこプレミアム | 4,980円 | 5,980円 | 6,980円 |
ハンコマン | 6,730円 | 9,680円 | 13,720円 |
天然黒水牛は最高級品なだけあって、普通の黒水牛と比較すると少し高いですよね。 天然黒水牛は、天然の角をそのまま活かしているため、同じ模様は1つとして存在しません。
個体差のある、自分だけの黒水牛が欲しいという方は、天然黒水牛で印鑑作成するといいでしょう。
それでは次に、オランダ水牛(中色)の価格も見てみましょう。
【オランダ水牛 (中色)】 | 13.5mm | 15.0mm | 16.5mm |
---|---|---|---|
ハンコヤドットコム | 5,910円 | 7,030円 | 8,150円 |
はんこプレミアム | 3,980円 | 4,280円 | 5,380円 |
ハンコマン | 6,730円 | 9,680円 | 13,720円 |
上記表のオランダ水牛は「中色」といい、茶色と白色が混ざりあったマーブル模様が特徴的。 オランダ水牛の最高級品は「純白」といい、きれいなクリーム色をしています。こちらは中色と比較すると、3,000円~5,000円ほど高くなります。
黒水牛と比較するとオランダ水牛の方が価格が高くなる傾向にありますが、その理由は、オランダ水牛の原料である角の大きさが、黒水牛と比べて小さいため。 そのため、角1本から採取できる量が少なく作成コストが上がってしまうのです。
印鑑の素材として人気の水牛の相場価格は、それぞれの希少価値によっても変わってきます。 では、水牛の価値は何によって変動するのでしょうか?
それは、「ふ」の含まれる量です。「ふ」というのは、縞模様のこと。 その「ふ」が全く混じっていないものは「純白・白上」と呼ばれ、水牛の中でも最も希少価値が高く高級品となります。
しかし、中には「ふ」の入り具合が素敵だと、値段に関わらず「ふ」が入っているものを選ぶ人もいます。あなたの好みに合わせて選んでみてくださいね!
さて、黒水牛とオランダ水牛の価格を確認したので、次ではおすすめの印鑑通販サイトを解説していきます。 印鑑通販サイトを30以上比較してきた筆者がおすすめするショップなので、ぜひ参考にしてくださいね。
おすすめの印鑑通販サイト4選
こちらでは、黒水牛やオランダ水牛で印鑑作成するのにおすすめな印鑑通販サイトを4つ紹介します。 それは、下記の4サイト。- ハンコヤドットコム:実績が豊富なサイトで作成したい方向け
- はんこプレミアム:なるべく安く、高品質な印鑑を作成したい方向け
- ハンコマン:なるべく早く手元に印鑑が欲しい方向け
- Sirusi:個性溢れるデザイン印鑑が欲しい方向け
上記4サイトを順番に解説していきます。
ハンコヤドットコム【2分に1本売れているサイト】
ハンコヤドットコムは、印鑑ネット通販シェアNo.1のショップ。年間の出荷実績は47万本を超え、「2分に1本売れているサイト」として知られています。
印鑑は個人情報を扱う大切なもの。セキュリティなどしっかりした信頼性の高いサイトで購入したいという方は、ハンコヤドットコムをおすすめします。
ハンコヤドットコムでは、印鑑の30年保証も付いており、購入後のアフターケアもバッチリ。 また、平日・土曜日の13時までに注文すると即日発送してくれるため、納期を急いでいる方にもおすすめできます。
当サイトも実際にハンコヤドットコムで黒水牛を購入して品質やサービスの充実さを確認しているので、自信を持っておすすめできるサイトです。
はんこプレミアム【低価格・高品質】
はんこプレミアムは、できるだけ黒水牛・オランダ水牛を安く購入したい方におすすめの印鑑通販サイト。 先ほどの価格比較表をご覧いただければわかりますが、他の2サイトより1,000円~2,000円ほど安く作成できます。
なぜここまで安いのかというと、はんこプレミアムは印材の卸をやっているため。そのため、高品質な印材を安い価格で仕入れることができるのです。 また、はんこプレミアムは自社で生産から販売までしているため、余計なコストもかかりません。
「できるだけ安く、高品質な黒水牛を作成したい」という方は、はんこプレミアムを選べば間違いなし。 保証も10年保証が付いており、平日の14時までの注文で即日発送にも対応しています。
ハンコマン【業界トップクラスの即日発送】
ハンコマンは、即日発送に強い印鑑通販サイト。紹介した他の2サイトよりも遅く、「平日16時まで、土・祝日は14時まで」即日発送に対応しています。
価格は他の2サイトより多少高くなりますが、「どうしても急ぎで印鑑が欲しい!」という方にはとても重宝するサイトです。
当サイトはハンコマンにインタビューしたことがあるのですが、平日16時を多少過ぎていても即日発送に対応してくれることもあるそう。 もしどうしても急いでいるという方は、電話で確認してみてくださいね。
※即日発送を希望する場合は、注文前か後に必ず「電話」することが必須なのでお気を付けください
Sirusi【あなた"らしさ"を表現】
最後に紹介するのは、デザイン印鑑を専門に扱い、今注目を集めているSirusi。 最初に断っておかないといけないのですが、Sirusiでは動物愛護の観点から黒水牛を販売していません。では、なぜSirusiを紹介したのか。
Sirusiでは、あなた"らしさ"を表現できる個性溢れるデザイン印鑑を扱っています。 個性や考え方が多様化する現代において、印鑑においても自分"らしさ"を表現できるとして注目を集めています。
※出典:Sirusi。ディスク印グラフィー以外にも9種類のシリーズがある
また、Sirusiには黒水牛はありませんが、「強化木材」を扱っています。 黒水牛のメリットは、耐久性の高さと価格のバランスがいいことですが、それはSirusiの強化木材でも叶います。
「他の人とは違う印鑑が欲しい」という方は、Sirusiであなた"らしさ"を表現できる"印し"を作成してみてはいかがでしょうか?
まとめ
こちらでは、印鑑の定番素材である「水牛」につて解説してきました。最後に簡単に内容を振り返ります。- 黒水牛・オランダ水牛ともに耐久性が高く、コストパフォーマンスに優れている
- 水牛は「芯持ち」を購入した方が、より耐久性に優れているのでおすすめ
また、当ページの最後におすすめの印鑑通販サイトを紹介しました。 「信頼・実績」「低価格・高品質」「即日発送」「デザイン性」など、サイトごとに特徴が異なります。
どの印鑑通販サイトも、「一度購入すれば一生使える」ほど品質のいい印鑑を取り扱っています。自信をもっておすすめできるサイトなので、安心して購入してくださいね!