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印鑑を押す人

取引先へ請求書や納品書などを送付する際、いちいち紙に印刷して押印し、それをスキャンする作業を面倒だと感じていませんか?この一連の作業を省略してくれるのが、電子印鑑の魅力です。そう、電子印鑑を作成すれば、PC上で押印することができます。

「電子印鑑を作成するのってなんだか難しそう」「作成後には申請が必要なの?」と感じてしまうかもしれませんが、実は電子印鑑は非常に簡単に作成することが可能。もちろん、作成後の申請なども必要ありません。

こちらの記事では、電子印鑑を作る様々な方法を徹底的に紹介していきます。ぜひ最後までご覧ください。


この記事を書いた人
吉田 翔真
吉田 翔真(よしだ しょうま) 実印.net 編集部
印鑑は様々な場面で使われている割に、きちんと教えてもらう機会はほぼありません。みなさんが満足のいくハンコを作成できることを第一に、印鑑作成のポイントや注意点などのお役立ち情報をご紹介。年間2.5万本の印鑑作成に貢献しています。




電子印鑑を作成するメリットとデメリットを紹介

メリットとデメリット

PC上で押印できる電子印鑑。導入のハードルが低い上、簡単に作成できることも特徴です。まずは、電子印鑑を作成することのメリットとデメリットを見ていきましょう。


電子印鑑を作成するメリット

まず考えられる電子印鑑を作成するメリットとしては、業務効率の向上です。インターネットの発達した現代では、まず間違いなくどの企業にもPCが設置されていますよね。

従来なら郵送や手渡しで作成後の帳票を受け渡していたところを、メールやチャットサービスなどで送付するようになった企業は多いはず。そして、帳票の作成時には押印が必要なケースも多いですよね。

しかし、いちいち作成した書類をプリントアウトして押印し、またスキャンしてPCに取り込んでいては非常に面倒。そんな時に活躍するのが電子印鑑なのです。

事前に電子印鑑を作成しておけば、PCに保存してある電子印鑑を作成書類に挿入するだけで押印は完了。あとはメール・チャットサービスなどで取引先へ送付すればOKとなります。

このように、電子印鑑を作成することには業務効率を上げられるというメリットが存在します。もっと言えば、印鑑自体を作成するコストや朱肉を用意するコストの削減にも一役買っています。



実際に電子印鑑を使用している方は、Twitterへ「ため息が出るほど便利」という口コミを投稿しています。


電子印鑑を作成するデメリット

次に、電子印鑑を作成するデメリットを紹介します。作成が手軽な上、日々の業務でも便利な電子印鑑ですが、現在はさほど効力を持っていない点がデメリットです。

電子印鑑はオンラインツールやフリーソフトなどで作成できる反面、その手軽さが仇となり公的な書類への押印にはさほど意味を成しません。というのも、現在一般的に使われている電子印鑑には以下の問題が存在しているからです。

  • 本当に本人が押したものかわかりにくい
  • いつ押印したかを証明しにくい

上記の問題が解決されない限りは、不動産の売買契約書などの重要書類作成時に電子印鑑を使用することは難しいでしょう。

ただし、実はこれらの問題を解決した電子印鑑作成サービスも存在しています。(記事後半で解説)もし上記問題を解決した電子印鑑が今よりもスタンダードになってきたら、電子印鑑を使える機会はもっと増えてくるでしょう。



こちらの方は、電子印鑑の効力がまだそれほど高くない点を指摘されていますね。確かに、現在の電子印鑑は認印程度にしか使えません。



おすすめのフリーソフト8選

0円

誰でも手軽に作れる電子印鑑。こちらの項目では、フリーソフトやオンラインツールなど、無料の作成方法を紹介していきます。


Web認印

web認印

はじめに紹介するのは、オンラインで電子印鑑を作れるサービス「Web認印」です。その名の通り認印を作成することができ、会員登録をしなくても利用できるため非常に手軽。

一般的な名字を10,000件用意してくれているので、大抵の名字は見つけることが可能です。しかし、Web認印に記載されていない珍しい名字は作成不可なので諦めるしかありません。

こちらのオンラインツールは、「とにかく手軽に電子印鑑を作りたい!」という方におすすめ。ただし、作成される画像は透過ではないため、場合によっては自分自身で透過処理をする必要が出てきます。

また、作成時のデザインは選ぶことができず1種類しか用意されていないので、個性を主張することもできません。手軽な反面、明確なデメリットが存在しているオンラインツールですね。


Web認印の詳細はこちら(公式サイト)


エクセル電子印鑑

エクセル電子印鑑

誰しも使ったことがあるであろうエクセル。そんなエクセルのアドインに「エクセル電子印鑑」というフリーソフトが用意されています。エクセル電子印鑑は無料で使えるアドインであり、窓の杜などからダウンロードできます。

エクセル電子印鑑を使えば、右クリックメニューに電子印鑑の押印メニューが現れます。押したいところに手軽に押印できるので、エクセルユーザーならぜひ利用したいツールです。

テンプレートでいくつかの電子印鑑が用意されているほか、ユーザー独自の印面を作成して使うこともできます。エクセル電子印鑑では認印や角印の他に、日付入りの電子印鑑なども使えます。その他には、ユーザーがオリジナルの印面を作成できる機能も搭載されています。

先ほどのWeb認印と比較すると、作成できる印面の種類は格段に多いですね。そのためエクセル電子印鑑は「角印や日付の入った印面を作成したい!」という方におすすめのフリーソフトです。エクセルで請求書などの書類を作成する方なら、まずこのフリーソフトを使用しておけば間違いないでしょう。

ただし注意したいのは、エクセルアドインは使用環境によってエクセルの動作に影響を及ぼす可能性がある点です。もしエクセル電子印鑑を使うことによってエクセルの動作に支障が出るようであれば、他のフリーソフトを検討すべきかもしれません。


エクセル電子印鑑のダウンロード(窓の杜)

エクセル電子印鑑のダウンロード(ベクター)


手作りはんこ作成ツール(日本郵政グループ)

手作りはんこ作成ツール

郵便サービスを提供する日本郵政グループが提供するオンラインツールが「手作りはんこ作成ツール」です。元々は年賀状作成時のスタンプを作成するためのツールですが、画像やテキストをハンコにできるので電子印鑑の作成にも使えます。

画像から作成する場合、任意の印鑑を押印した印影をスキャンし、画像としてPCに取り込みます。その後、印影部分だけを自分でトリミングしてツールにアップロードすればOK。赤だけではなく緑や青も選べますが、電子印鑑として使用するなら赤がいいでしょう。

テキストから作成する場合は、丸印か角印を選択することが可能です。(イモ版も選べますが、電子印鑑には不向きかも。)形を選択したら文字を入力し、電子印鑑を作成して完了。

「信頼できるサービスを利用して電子印鑑を作成したい」と考えている方なら、手作りはんこ作成ツールがおすすめです。しかし、テキストから作成した場合、あくまで年賀状用の書体なので形式張った書類では使いにくい可能性があります。


手作りはんこ作成ツールの詳細はこちら(公式サイト)


クリックスタンパー

クリックスタンパー

サンプルをベースにして様々な電子印鑑を作成できるのが「クリックスタンパー」。丸印だけでなく角印や複数行があるハンコを作れるほか、「社外秘」「極秘」などビジネスで使われるスタンプを作ることも可能。

デザインはそれほど多くありませんが、縦横のサイズ調整ができるので、利用シーンに応じて作成することができます。さらに、解像度も調節できるのである程度鮮明な印面になります。

使い勝手の良さやユーザー印を作成できることを考えると先述のエクセル電子印鑑の方がおすすめですが、デザインはこっちの方が好みな場合などは使ってみてもいいかもしれませんね。


クリックスタンパーの詳細はこちら(窓の杜)


クリップスタンプ

クリップスタンプ

ワード・エクセルなどで作成した書類へ押印できるフリーソフトが「クリップスタンプ」です。通常の丸印・角印に加えて日付の入ったハンコなども作れるため、使えるシーンは多いでしょう。

PCで設定されている日付と連動しているので、わざわざ手動で作成しなくてもOK。さらに、任意の日付に変更することもできるので押印日を変えて作成したい場合でも使えます。

エクセルだけではなくワードでも使えるのは、クリップスタンプが優れている点です。「書類作成は主にワードを使用している」という方なら、エクセル電子印鑑よりもクリップスタンプを使ってみてはいかが?


クリップスタンプの詳細はこちら(窓の杜)


パパッと電子印鑑free

パパッと電子印鑑

認印や角印、そして「社外秘」などのハンコも作れるのが「パパッと電子印鑑free」です。有料ソフトも用意されていますが、簡易的な認印を作りたいのであれば無料版でも全く問題ありません。

また、パパッと電子印鑑freeでは日付の入ったハンコを作ることも可能。日付はPCで設定されているものを自動で反映してくれるので、手入力しなくていいのは便利。加えて、作成後の印面を微調整できる便利な機能も備わっています。

その他、「印鑑パネル」も使いやすいポイント。これはデスクトップに小さなウィンドウを出し、ドラッグ&ドロップで電子印鑑を押せるというもの。直感的な操作で簡単に使えます。


パパッと電子印鑑freeの詳細はこちら(ベクター)


電子三文判

電子三文判

次に紹介するフリーソフトは、「電子三文判」です。電子三文判はとろろこんぶシステム工房が提供する「承認はんこ」という有料ソフトの無料版。有料版ではPCのIDやWindowsログインユーザー名が付与されるため、「誰が押した電子印鑑なのか」が明確になっています。一方、無料の電子三文判だとその機能は搭載されていません。

電子三文判に登録されている名字は200種類なので、使える方はかなり限定されてしまいます。任意のテキストからの作成もできないので、組み込まれている名字以外の電子印鑑は使えません。それほど種類は豊富でないため、あくまで有料版のお試し程度にしか使用できないでしょう。


電子三文判の詳細はこちら(公式サイト)


ワードアート機能を使い電子印鑑を自分で作成

ワードアート

最後に紹介するのは、エクセルやワードにデフォルトで搭載されているワードアート機能を使って作成する方法です。この方法を使って書類画面で直接作成するのもいいですが、あらかじめ作った電子印鑑を画像として保存しておくと便利です。

ただし、正直なところこの方法は手間がかかる上、あまりスタイリッシュな電子印鑑は作れません。私個人としては、その他のフリーソフトを使って作成する方がおすすめです。


結局どのフリーソフトがおすすめ?

結局どのフリーソフトを使うべきか、それは書類を作成する環境によって異なります。エクセルを使う頻度が高いなら間違いなく「エクセル電子印鑑」を選ぶべき。一方、ワードを使って作成する機会もあるのなら「クリップスタンプ」がいいでしょう。

もしエクセルやワード以外でも押印する機会があるのなら(例えばPDF書類など)、「パパッと電子印鑑free」が使いやすいです。このように、ご自身が「どんな電子印鑑を作りたいか」「どんな場面で押印するか」を考えてフリーソフトを選ぶのが賢い使い方です。



ツールを使わず本物の印面画像から電子印鑑を作成する

スキャンする人

電子印鑑の導入を考えた時に、「実際に使っている印鑑と同じ印面で作成したい!」と感じる場面があるかもしれません。そんな時は、実際の印鑑を押印した印影をスキャンし、画像として取り込んで作成するのがおすすめです。

実際の印鑑を電子印鑑化するのは、先ほどの項目で紹介した日本郵政グループの「手作りはんこ作成ツール」が簡単です。しかし、念のためこのツールを使わず自分自身で作成する方法を記載しておきます。


Windowsで作成する場合

Windowsのペイント

Windowsユーザーの場合は、搭載された「ペイント」とエクセルの2つを使って画像から電子印鑑を作成することが可能です。まずは読み込んだ印面の画像をペイントで開き、透過したい部分を緑色などで塗りつぶします

その後塗りつぶした画像をエクセルで開き、透過作業(ここでは省きます)を行えば電子印鑑の完成です。この方法なら自分のPC上で画像から電子印鑑を作ることができます。


Macで作成する場合

keynote

Macユーザーの場合は、デフォルトで搭載されているアプリ「Keynote」を使用するのがおすすめです。簡易的な画像編集を手軽に行えるアプリであり、透過作業もほぼワンクリックでOK。

オンラインツールだと印鑑の印影が出回ってしまうリスクもありますが、自分のPCのKeynoteを使用して電子印鑑を作ればその危険性はありません。


Windows/Mac共通

pixlr

オンラインフォトエディター「Pixlr」を使って電子印鑑を作る方法があります。フリーソフトをダウンロードしたり会員登録をしたりせずとも作成できるので、手軽に電子印鑑を作成可能。透過処理は難しくないため、画像編集に不慣れな方でも作成しやすいです。

ただし注意したいのは、画像をオンラインでアップロードするため印影の流出リスクはゼロではない点です。実印・銀行印など、大切なハンコを電子印鑑にするするのは控えた方が無難かも。


Pixlrの詳細はこちら(公式サイト)



シャチハタ株式会社「パソコン決裁」

パソコンを使う人

最後に紹介するのは、シャチハタ株式会社の有料ソフト「パソコン決裁」を使う作成方法です。この作成方法なら個人認証や悪用防止への対策が行われているため、電子印鑑にある程度の効力を持たせられます。

ちなみに「シャチハタ」と聞くと朱肉のいらない印鑑を思い浮かべる方が多いですが、実はシャチハタというのは会社名なんですね。会社名と同じシャチハタという名称で商標登録された製品こそ、有名な朱肉のいらない印鑑です。


セキュア・個人認証ができる

このソフトで電子印鑑を作成すれば、セキュア・個人認証をすることができます。そのため、電子印鑑の悪用が防止されているほか、押印した電子印鑑が自らのものであることを証明できます。


シリアル番号が付与される

作成した電子印鑑には、1つひとつシリアル番号が付与される仕組みとなっています。そのため、仮に同じ名字の方が社内に勤務していても識別できます。また、シリアル番号も誰のハンコかを示すことに役立ちます。


シャチハタ株式会社のソフトで電子印鑑を作成する方法

シャチハタ株式会社の有料ソフトで電子印鑑を作成する場合、ソフト自体を購入するだけではなく「印鑑データパック」も併せて購入する必要があります。両者を購入したら、カスタマーサイトから印鑑データパックのデータを打ち込んで作成を申し込みましょう。

1〜2週間もすれば電子印鑑が届くので、送られてきたデータをダウンロードすれば作成は完了です。最後に、電子印鑑を使いたいPCへソフトを入れて、電子印鑑データを読み込めば使えるようになります。


パソコン決裁の詳細はこちら(公式サイト)

パソコン決裁



まとめ

いかがでしたか。電子印鑑を作る方法を徹底的に紹介しました。電子印鑑の作成方法には、ざっくり分けると「有料か、無料か」という2種類の作成方法がありました。無料で作成する場合、オンラインツールやフリーソフトを使って作るのが便利です。

記事内でも触れましたが、エクセルで使うなら「エクセル電子印鑑」、ワードで使うなら「クリップスタンプ」、そしてPDFなどで使うなら「パパッと電子印鑑free」がおすすめです。フリーソフトは、使用用途によって変えるのが賢い使い方。

しかし、フリーソフトなどで電子印鑑を作成するのは手軽である反面、セキュリティに不安が残ります。さらに、押印してある電子印鑑を「自分のもの」と証明するのは難しい場面も。

もし悪用リスクを減らし、「自分の押印である」と証明したい場合には有料ソフトを使って電子印鑑を作成するのがおすすめ。今回紹介したシャチハタ株式会社の有料ソフトなら、ハンコに効力を持たせる場合にも使いやすいです。