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中小企業におすすめのリチェック

「中小企業さまに、法務の知識を低価格でお届けしたい」

契約書のレビューサービスはいくつかありますが、大企業向けのサービスが多いため費用も高くなりがち。あまり費用をかけずに契約書のレビューができたらな……そんな思いの企業さまも多いのではないでしょうか?

契約書のレビューは、時間もお金もかかるため、できれば避けたい作業ですよね。ですが、きちんとレビューをしておかないと、数億円という損害賠償が出ることも…。

LeCHECKは、契約書レビューサービスの中では珍しく、中小企業向けに開発されたサービス。レビュー機能はシンプルで初心者にもわかりやすく、また低価格で導入しやすいのもポイント。

インタビューにお答えいただいたのは、LeCHECKを運営している株式会社リセの代表取締役社長 藤田美樹さま。当インタビューを通じて、藤田さまの「法務の知識で中小企業を救いたい」という想いを感じていただければと思います。

【藤田美樹さまのご紹介】
株式会社リセ社長、弁護士(日本および米国NY州)
  • 1998年 東京大学法学部卒
  • 2006年 Duke大学ロースクールLLM
  • 国内最大手法律事務所である西村あさひ法律事務所において約18年間、国内外の企業間紛争に携わる。リーガルテックによる紛争の事前予防に未来を感じ、2018年にリセを立ち上げる。
【共著】
  • 『国際仲裁と企業戦略』(有斐閣・2014年)
  • 『消費者集団訴訟特例法の概要と企業の実務対応』(商事法務・2015年)
  • 『労働法実務相談』(商事法務・2019年)

それでは早速、インタビューにまいりましょう!




LeCHECKを運営しているLisse(リセ)ってどんな会社?

樽見まずは、御社の紹介をお願いします!
創業して4年目の会社になります。設立の背景も含まれますので、合わせて自己紹介もさせていただければと思います。藤田さま
樽見よろしくお願いします。
弊社を創業するまで、18年間弁護士として働いてきました。弁護士として担当してきた専門分野は、「企業間紛争」です。企業間紛争というのは、簡単にいうと企業間の争いごとですね。

私が経験してきた企業間紛争の半分くらいが、「外国企業」対「日本企業」間の紛争、そして残りの半分が「日本企業同士」の紛争でした。

当事者間で話し合いをしていてもらちが明かず、「訴えるぞ!」という段階になって初めて弁護士に話がくるので、そのくらいの段階から関与し始めます。
藤田さま
株式会社Lisse代表取締役社長の藤田美樹さま
※株式会社リセ代表取締役社長の藤田美樹さま
樽見弁護士が関与し始める段階って、後の方になることもあるんですね。
そうなんです。そんな中で、中堅規模の企業さまで不利な内容で締結された契約書を目にすることが多かったんです。

もう少し自社に有利な契約書になっていれば、こんな争い起きなかったのに」「争いが起きてしまったとしても、もう少し楽に戦えたのに」という状況をよく見てきたので、ここがなんとか解決できたらなと思っていました。

紛争処理をするにあたって、どういう経緯で、なぜこういう内容で契約書を結んだのか聞くと「担当者間だけで契約をしてしまった」という企業さまが多かったです。

また、なぜ弁護士を使わなかったのかと聞くと「費用が余計にかかってしまうから」と。
藤田さま
樽見なるほど。確かに弁護士に依頼すると、費用は高くなるイメージがありますね。
弁護士は基本時間給なので、価格を変えて提供することが難しいんですね。そうなるとやはり、中小企業さまに弁護士の助言を届けることは難しいのかな…と、ずっとモヤモヤしていました。

ところがそんな中で、自然言語の「AI」の存在を知りました。「AIを使えば、非常に合理的な価格で、法務の助言をたくさんの企業さまにお届けできるんじゃないか」と思いました。

そこで、事務所をやめて、今の会社を立ち上げました。私は法律事務所を変えたことすらありませんでしたので、かなり勇気のいる決断でしたね(笑)。
藤田さま


サービスの仕様【デモ画像あり】

樽見それだけ「法務の知識で中小企業を救いたい」という想いが強かったんですね。LeCHECKは、どういった仕様になっているんでしょうか?
まず、契約書をアップロードします。そして、立場を選択します。立場とは、たとえば業務委託契約だとすると、委託側と受託側に分かれますよね。

そのどちらかの立場を選んでいただくと、その立場からして不利な条文や、抜けている重要なポイントなどを横に示します。

示すだけでなく、どう修正すればいいのかも提示する、そんなサービスになります。最近、多くの企業さまにお使いいただけるようになってきたところです。
藤田さま
リチェックの修正点のサジェスト画面
樽見どう修正すればいいのか提示されるのは、わかりやすいですね!サービスを開発するにあたって、苦労した点などはありますか?
そうですね…初めのころエンジニアとのコミュニケーションは苦戦しましたね。私は会社を立ち上げるまで弁護士業しかやったことがなかったので、テクノロジーとは遠い世界だったんです。

システム開発で揉めた案件に弁護士として携わることはありましたが、基本的に距離は遠かったので、エンジニアと交流する機会はほとんどありませんでした。

そこで何に苦戦したかというと、エンジニアにとっては、基本的に「法律」が馴染みのない世界だと思うんです。ですので、「こういう機能が欲しいんだ!」という時に、イメージのズレがないよう念には念を入れてコミュニケーションを取っていきました

過去に、うまく意思疎通が取れていなくて、後々お互いに「えー?!」ってなったことも何回かありました。
藤田さま


LeCHECKにしかない2つの強み【中小企業には特におすすめ】

樽見そうなんですね(笑)。異業種の方とのコミュニケーションってやはり難しいですよね。そうして出来上がったのが「LeCHECK」というサービスですが、強みはどういったところにありますか?
主に2点あります。1点目は、小さい規模の企業さまや法務すらない企業さまにもお使いいただきやすいような設計になっている点。弊社の設立の背景から、ここに最も注力して設計しています。

たとえば、解説がとても平易になっています。修正点のコメントがたくさん出てきても、中小企業さまの立場から相手方に多くの交渉ができない場面も多いです。

ですので、リスクチェック機能で提示するコメントは本当に直した方がいいポイントに絞っています
藤田さま
リチェックの解説はとてもわかりやすい
※LeCHECKの解説はとてもわかりやすくなっている
樽見LeCHECKの強みの2つめは何になりますか?
LeCHECKの強みの2点目は、価格です。規模の小さい企業さまにもお使いいただけるように、価格を抑えています。

法務チェックのサービスは、いつも手元にあって、困った時にすぐに使える必要があると考えており、そうするとリーズナブルな価格で使えることは、中小規模の企業さまにとって非常に大切なことだと考えています。
藤田さま
リチェックの料金プラン・価格
※出典:LeCHECK公式HP
樽見なるほど。他社さまの契約書レビューサービスは、大企業さま向けのものが多いんでしょうか?
そうですね、大企業さま向けに設計されているものも多いですね。修正点のコメントがたくさん出ても、大企業さまでしたら交渉力もあるので対応できます。

資金力も大企業さまの方があるので、たくさんの機能があって価格が高いといってもそこまで利用するのに問題はないですよね。

そんな中でLeCHECKは、今まで法務のサービスが受けられなかった企業さまにもサービスを届けたいという想いからできています。ですので、設計の違いと価格の安さの2点は、LeCHECKの強みですね。
藤田さま





契約書で揉めやすいポイントと損害賠償金額の実例

樽見設計の違いで「揉めやすいポイントに絞ってコメントが出るように設計している」というのがありましたが、揉めやすいポイントと、揉めた際に賠償請求金額はどの程度になるんでしょうか?
委託側と受託側で揉めやすいポイントは異なってくるんですが、揉めやすく、金額も大きくなりがちな具体例をあげると「システムの受託」ですね。

バグや納期遅延があって、サービスのローンチが遅れてしまったという場合に、500万円くらいの案件で数億円という賠償請求が出たことがあります。

これが、契約書に「損害賠償の上限は500万円ですよ」と入っていると、それ以上は請求できないことがわかっているので、和解で決着つくことが多いんです。
藤田さま
リチェックの損害賠償責任に関する解説
※「損害賠償責任」に関する解説



LeCHECKが「低価格」な理由

樽見契約書のチェックをきちんとしておかないと、何かあった時に大変なことになりますね。強みの1つとして「低価格」がありましたが、LeCHECKを低価格で提供できるのはなぜなのでしょうか?
付加的な機能をあまり入れておらず、「契約書のレビュー」というシンプルな機能に絞った設計になっているためです。

たとえばAPI連携とか付加的な機能が多い方が使いやすいかと思うのですが、LeCHECKは中小企業さまに向けたサービスですのでレビューの機能に集中して開発しています。

そのため、レビューの精度や解説の品質が高くなっていると思います。
藤田さま
樽見契約書のレビュー機能に集中して開発されているから、低価格かつ高品質のレビューが実現できているんですね!

低価格とはいえ、実はLeCHECKには「キャビネット」という契約書の保管管理機能も付いているかと思います。これをつけたのは、なぜでしょうか?
昨今、法務のDXに取り組まれている企業さまも多いので、「デジタルで保管して便利に使いたい」というニーズが増えています。文書を保管するだけであれば、OneDriveなど使えばできてしまいますよね。

ですが契約書の場合、独特のパラメータが必要になります。たとえば、契約期間などで「検索」できる必要があるんです。「いつ切れる契約なのかを検索したい」であったり、「来月切れる契約ってどれだろう」であったりです。

たとえば、エンジニアと業務委託契約をしているIT企業さまですと、「自動更新が付いていないものをピックアップしたい」というニーズがあったります。

契約書独自の抽出機能があると、便利に管理することができるんです。デジタルで保管しても、検索や並び替えができないと意味がないので、付加機能として保管管理機能を付けています。
藤田さま
契約書の検索画面
※契約書は様々なパラメータで検索できる



どういう企業や業種が導入している?

樽見契約書の検索までできるのはとても便利ですね!先ほど、LeCHECKは中小企業さま向けのサービスというお話がありましたが、それ以外におすすめの企業や業種ってありますか?
弊社の場合、本当に大きい企業さま以外、幅広く導入いただいています。具体的にいうと、従業員1,000名以下の企業さまにお使いいただくことが多いですね。

業種に関しては、想像していた以上に多分野の企業さまに導入いただいています。その中で特に多い業種ですと、海外とのやり取りが多い製造業さまですとか、高額な商品を取り扱う不動産業さまも多いです。

不動産業ですと、今業者間での取引も多くて、中小企業さまの場合1/2以上の確率で相手方が出してきた売買契約書を使わないといけなかったりします。

力関係にもよりますが、相手方のひな形を使用するときは契約書の内容をよく確認しないといけません。そういった背景もあって、不動産業さまからのお問い合わせも多いですね。

あとは、こういったツールに感度が高いIT企業さまの導入も多いです。IT企業さまですと、業務委託契約を結ぶことが多いので導入いただいています。
藤田さま
樽見導入企業さまが増えてきている中で、新機能の要望なども寄せられるかと思うのですが、今後実装予定の機能はどういうものがありますか?
言える範囲ですと、2つあります。1つめは、対応している契約書の類型を、より一層増やしていくこと。契約書って、類型ごとに揉めやすいポイントがあるんですね。

ですので類型が対応していないと、システムでご助言を提供できないんです。今現在でも中小企業さまが見られるような契約書は対応できているのですが、全種類の類型に対応している状態にしたいなと思っています。
藤田さま
樽見2つめの実装予定の機能はどういったものでしょうか?
2つめは、文書比較機能。前回締結した契約書と差分を比較したり、最後締結する前にチェックした契約書と変更点がないかを確認できる機能です。

今までは機械的に人間が確認してきたんですけど、人間は苦手な分野になるので、レビュー機能の1つとして実装予定です(文章比較機能は、2021-09-25に機能追加されました)。
藤田さま
契約書の文書比較機能
※契約書の文書比較機能



英文の契約書レビューも業界最安値級!

樽見ありがとうございます!先ほど、海外と取引のある製造業さまの導入も多いとありましたが、LeCHECKでは英文の契約書レビューも非常に低価格だと評判です。英文のレビューを低価格で提供できているのは、なぜでしょうか?
内部に外国人の弁護士が在籍していますし、私自身もともと弁護士人生の半分くらいは国際業務を担当してきました。ですので、基本的にはレビューの作成を外注していない点は、コストダウンに繋がっています。藤田さま


LeCHECKのおすすめの使い方

樽見なるほど、あまり外注していない点が大きいんですね!LeCHECKの使い方に関してなのですが、おすすめの使用方法ってありますか?
たとえば、顧問弁護士がいるような企業さまですと、重要な契約書や複雑な契約書は法律事務所に依頼して、定型的なものはLeCHECKを使用して社内でチェックするというのもいいと思います。

そうすると、弁護士費用を削減しながら時間も削減できて、大幅なコスト削減に繋がります。
藤田さま
樽見なるほど。中小企業さまの場合はどうでしょうか?
中小企業さまの場合は、少しでもリスクを減らすために契約締結の際の確認にお使いいただくのがいいと思います。やはり法務の知識が少ないので、知らずのうちにリスクを取ってしまっている企業さまって多いんですね。

具体例をあげますと、システム開発など何かしらの受託の場合、バグや納期遅延などで損害賠償されるリスクがあります。

ですので受託者の側は、責任制限というんですが、損害賠償されるリスクをなるべく減らした方がいいんですね。

LeCHECKを使用していれば、何かあったときのリスクを減らすことができるので、日常の契約書チェックにお使いいただればと思います。
藤田さま


LeCHECKの評判や口コミは?

樽見実際にLeCHECKを導入いただいている企業さまからは、どういった評判や口コミが多いですか?
「業務時間の短縮になった」であったり、「不安が解消された」というお声を多くいただきます。

1人で法務と総務を兼任されている企業さまも多いので、リスクを減らしながらより短い時間で業務ができるようになったというお声をいただきますね。

また、1人で法務を担当されていると「これでいいのかな?」と思っても相談できる相手がいないんです。そういう企業さまにとっては、LeCHECKが指針となるので「安心した」というお声をいただきますね。
藤田さま
リチェックを導入している企業の口コミ
※LeCHECkを導入している企業の口コミ



個別具体のサポートも可能?2種類のサポート体制

樽見精神的な支えになってくれるのは大きいですよね。実際に使用していると、わからないことって出てくると思うのですが、LeCHECKのサポート体制はどうなっていますか?
2種類のサポートがあります。1つめは、弊社の商品の使い方などに関するサポート。こちらは、電話・メール・チャットで行っています。そして2つめ、契約書の中身に関するサポート。

たとえば「相手方が契約書の内容に関して◯◯と言ってきたんだけど、どう対応すればいいですか?」といった、個別具体の案件に対するご助言ですね。こちらは、弁護士業法上、弁護士事務所しか答えられないことになっているんです。

ですので個別具体のご助言に関しては、別途オプションとして、提携弁護士事務所からの助言提供のプランをご用意しています。たとえば、月2時間まで弁護士の助言を受けられる、といったパッケージで用意させていただいています。
藤田さま
樽見オプションで弁護士の助言をいただけるのは嬉しいですね!法律改正があった際、LeCHECKにも改正の内容を反映させるかと思うのですが、アップデートはどのくらいの速度感で行われるのでしょうか?
施行日までには新しい内容にアップデートしています。法律改正って、国会で成立してから施行されるまで数ヶ月という期間空くことがほとんどなんです。

しかも専門の弁護士ですと、国会で成立する前に「どういう趣旨でどこが改正されるのか」を把握しています。ですので、法律改正のかなり前から準備できますし、施行日までには最新のものをご提供しています。
藤田さま


LeCHECKへ込めた想いと読者の皆さまへ一言

樽見法律改正への対応もバッチリということですね!藤田さまは、LeCHECKというサービスを通じて「こんな世界になるといいな」という想いってありますか?
そうですね、冒頭で申し上げた通り、私は企業間紛争をずっと専門で担当してきました。

個人間の争いに比べるとマシかもしれないんですけど、企業同士で揉めた場合って、お金と時間だけでなくものすごく「人の心」に負の感情を残すんですね。

それは、いかに上手く揉めごとを処理しようが変わらなくて、揉めるとどうしてもそういうのが残るんです。

弁護士まで巻き込むような揉めごとになると、その後付き合いをし続けることはほとんど皆無で、「もう付き合わない」となってしまう。それってすごく悲しいなって。

こういうツールを使うことによって、少しでも企業間紛争を減らすことに貢献できたらな、という想いでサービスをやっています。
藤田さま
樽見ありがとうございます。最後に、インタビューをご覧のみなさまに一言お願いします。
企業間紛争って起きない可能性の方が高くて、ほとんどの場合は契約書に書いてある通り納品できて終わることが多いとは思います。しかしながら、どんなに気をつけていても一定確率で揉めごとは起こってしまいます

そういうときに、備えているのと備えていないのではリスクが全く違ってきます

契約締結のときにきちんと契約書を確認して、重要なポイントに関しては交渉をしておく。いままではこれが非常に面倒でコストも高かったので、なかなかできなかったと思います。

しかし、AIを使った契約書チェックならば、これらが低コストで簡単に実施できるようになります。ぜひ使っていただいて、自社の事業を進めていただきたいなと思います。
藤田さま

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

契約書のレビュー作業は、面倒で避けたくなるものかもしれません。ですが、LeCHECKは低価格で、初心者にも非常に使いやすいサービス。契約締結の際のほんの一手間が、自社を救うことになるかもしれません

LeCHECKの公式サイトは、下記ボタンからいくことができます。本格導入の前に、まずは「無料でお試し」してみてはいかがでしょうか?