金融機関へ登録する銀行印の作成をお考えではありませんか?銀行印の作成を考える時に気になるのが、価格帯や相場ですよね。こちらの記事では銀行印の価格帯や相場について徹底的に解説しています。
さらに、相場だけではなく選び方として覚えておきたいポイントや注意点も紹介しています。また、相場別におすすめの素材も比較して紹介。自分だけの銀行印作成を考えている方にとって有益な情報が詰まっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
銀行印の価格相場や値段っていくらぐらい?
「ちゃんとした銀行印がほしいけど、作成にはけっこうお金がかかりそう…」というイメージを抱いている方もいらっしゃるでしょう。実際のところ、銀行印の価格相場や値段はどの程度の水準になっているのでしょうか?
結論から申し上げると、銀行印は安いものであれば1,000円台から購入でき、高級なものなら1本10万円近い金額ものも存在しています。つまり銀行印の価格帯は非常に幅広く、相場は一概にはいえないものとなっています。
銀行印の価格が変わるポイント
いったいなぜ銀行印の相場はこれほどまでに幅広いのでしょうか。それは、印材として使用されている素材には安価なものから超高級なものまで様々な種類があるからです。
つまり、銀行印の相場は選ぶ素材によって変わるといっても過言ではありません。安価な素材で作成された銀行印なら相場も安めですし、高級素材で作られた印鑑ならもちろん販売価格も高いです。
そのため、素材ごとの価格相場を比較すれば自分の予算に合った銀行印を選びやすくなります。銀行印に使用される代表的な印材の価格相場をまとめましたので、まずはそちらをご覧ください。
印材 | 銀行印の相場(税込) |
---|---|
薩摩本柘 | 3,000円程度 |
彩樺 | 4,000円程度 |
黒水牛 | 4,000円程度 |
オランダ水牛 | 6,000円程度 |
琥珀 | 10,000円程度 |
チタン | 10,000円程度 |
象牙 | 15,000円程度 |
特によく銀行印に使用される印材を紹介しました。薩摩本柘は3,000円程度の相場であるのに対して、象牙などは15,000円程度が相場となっています。印材の価格相場の傾向としては、貴重な動物系の素材(象牙や黒水牛、オランダ水牛など)は比較的高価になります。
一方、薩摩本柘を含む柘や彩樺など、植物系の印材の相場は比較的安めな部類に入ります。ただし、植物系の印材にも高級なものは存在するので、あくまでも相場の目安として考えておくといいでしょう。
実店舗か通販かでも相場は変わる
銀行印を購入する方法は大きく分けると2つ。それは、実店舗で購入するか通販で購入するかです。両者を比較すると運営費や人件費がかかるぶん、実店舗の方が銀行印の価格相場は高めとなっています。
通販の方が相場が安めなのは、決して品質が低いからではありません。インターネットであれば実店舗ほどの運営コストがかからないほか、様々な企業努力により価格が安くなっているのでご安心ください。
ただし、もちろん信頼できる通販サイトを選ぶことは大前提です。銀行印を通販で買って失敗しないためには、出荷実績が豊富な会社や法人が運営する通販サイトから購入することが大切です。
手彫りか機械彫りかで金額は変わる
銀行印の価格相場が変わってくるポイントとして、手彫りか機械彫りかという違いがあります。機械彫りの方が安価になりますが、「同じデザインの印鑑が複数できるのでは?」と不安に思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、必ずしも「機械彫り=危険」とは限りません。機械彫りはデザインが重要です。デザインが唯一無二のものであれば、機械彫りであったとしても印面が重複してしまうリスクは低いです。
また、手彫り銀行印には「完全手彫り」と「手彫り仕上げ」の2種類が存在しています。完全手彫りは1から10まで全ての工程が手彫りの銀行印。一方、手彫り仕上げの場合は荒削り工程を機械で行い、最終的な仕上げデザインを手作業で彫刻するというものです。
2つの手彫りを比較すると、手間と時間がかかるぶん完全手彫りの方が価格相場は高くなります。しかし、正直なところ悪用防止の意味では手彫り仕上げでも十分品質は高いです。そのため、完全手彫りは1からの手作業にこだわりたい方が選ぶ手法となります。
耐久性も考慮して予算を考えよう
こちらの記事をお読みいただいているあなたは、銀行印を作るのにどれくらいの予算を想定していますか?銀行印の予算を考えるときは、相場だけではなく耐久性も考慮する必要があります。
実用性のみを考えるなら相場より安い銀行印でもOK
銀行印の価格相場はとても幅広く、市場には安いものから高いものまで様々な商品が出回っています。それではどの程度の価格帯の銀行印を選べばいいのかというと、実用性だけを考えるのであれば相場より安いものでも十分です。
年齢が40代以上の方だと「印鑑は自らのステータスだ」と考えて、相場の中でも高価な銀行印を希望する方もいらっしゃいます。しかし、現代では値段の高さはそれほど重視されていないので、あくまでも実用性だけを考えるのであれば安価な銀行印でも全く問題ありません。
ただし、相場より安い銀行印であってもオーダーメイドで作成することは最重要ポイント。百均などで売られている三文判は大量生産の印鑑なので、銀行印として登録するのは絶対にやめましょう。
安全で悪用されにくい銀行印を入手するためには、きちんと信頼の置ける通販サイトでの購入が必須です。
楽天市場など様々な商品を扱う通販サイトでも印鑑は販売されていますが、安全性を重視するのであればきちんとノウハウを持った印鑑専門の通販サイトを利用するのがおすすめです。
何十年も使いたいなら相場の中でも高級な銀行印を選ぼう
先ほど、実用性を重視するなら安いものでも十分だとお伝えしました。しかし、相場より安い素材だと劣化や損傷も早いので、数年で寿命を迎えてしまう場合があります。
例えば、相場が安い柘などの柔らかい素材は落下による欠けや、経年劣化による磨耗などのリスクがあります。
これは「印鑑の品質が悪い」という話ではなく、相場が安い植物の素材である以上仕方のないことなのです。もし長期的に使い続けたいのであれば、相場での安さだけではなく素材の耐久性も重視して選ぶようにしましょう。
耐久性に優れた素材の例としては、黒水牛などの動物系やチタンなどの金属系が挙げられます。長持ちする素材でできた銀行印はある程度価格相場も高くなってしまう傾向にありますが、コストパフォーマンスで考えるとむしろお得な場合もあります。
【価格相場別】おすすめの銀行印素材
それでは最後に、おすすめの銀行印素材を価格相場別に紹介してまいります。
今回紹介する素材は、大手印鑑通販ショップとして信頼と実績のある「ハンコヤドットコム」の価格相場を基準として選びました。ぜひ相場だけではなくそれぞれの特徴も踏まえて、銀行印選びの参考にしてみてくださいね。
薩摩本柘【相場:2,700円〜4,200円】
まず紹介するのは薩摩本柘です。薩摩本柘は、印材として使用される機会が多い「柘」の中でも最高級の部類に入る植物系の素材。最高級といえど、柘は価格相場としては最も安い素材の1つなので、とにかく相場の安い銀行印を購入したい方におすすめです。
ハンコヤドットコムでは鹿児島産の合法性薩摩本柘のみを使用しているので、相場の安さはもちろん品質面にも納得です。朱肉ノリが良く、押印のしやすさにも定評のある銀行印となっています。
黒水牛【相場:3,700円〜7,400円】
次に紹介するのは動物系の印材の定番、黒水牛です。こちらは水牛の角を加工した素材であり、高い耐久性と朱肉ノリの良さを兼ね備えています。こちらも相場は安めなので、価格は抑えつつ長持ちする銀行印を作成したい方に最適な素材です。
黒水牛銀行印の魅力は、その漆黒の美しさと重厚感にあります。風格のある黒い銀行印は、男女を問わず誰にでも馴染むデザインとなっています。なお、ハンコヤドットコムでは純天然黒水牛という無着色の天然素材も扱っています。
こちらは芯持ちという角の中心部にあたる部分を加工した高級素材で、無着色ならではの風合いが魅力です。相場よりも高級な動物系素材を使用した銀行印を手に入れたい方は、こちらを検討してみてもいいかもしれませんね。
チタン【相場:9,200円〜18,280円】
最後に紹介するのは、金属系素材の代表格であるチタンです。チタン銀行印の1番の特徴は優れた耐久力にあります。ロケットや航空機の素材にも使用されるチタンは、軽くて頑丈な長持ちする素材。
また、ペースメーカーなどにも使用されるノンアレルギーな素材なので、金属アレルギーの心配もありません。それに何より、チタン銀行印は他の印材にはないスタイリッシュなデザインが魅力です。
相場より値が張るのは仕方ありませんが、他人とは一味違った高級な材質の銀行印を持ちたい方にも最適な選択肢であるほか、長持ちする銀行印を選びたい方にもぴったり。朱肉ノリに優れている点は口コミでも人気であり、使いやすさもバッチリな印材です。
まとめ
今回の記事では銀行印の価格相場について詳しく解説しました。銀行印の相場は選ぶ素材によって幅広く安いものだと1,000円台、高いものだと10万円近くする印鑑もあります。
しかし実用性のみを考えるのであれば、オーダーメイドなら安価な銀行印でも全く問題ありません。
ただし、相場的に安い金額で作られた銀行印は寿命も短めです。そのため、何十年も使い続けたい場合はある程度高級で耐久性が高い素材を選ぶのがおすすめです。今回紹介した素材や価格相場を参考に、ご自分にぴったりの銀行印を探してみてくださいね。