シャチハタと印鑑は何が違う?3つの違いを徹底解説

シャチハタとは?印鑑との3つの違いをわかりやすく解説
  • 最終更新日:2025年2月26日
シャチハタとは?印鑑との違い
「印鑑を持ってきてください」「書類にはんこを押してきてください」と言われたときに、添えられることが多い一言。「シャチハタは使えません。

そもそも、シャチハタとは?と思われた方もいらっしゃるでしょう。そこで当ページでは、シャチハタと印鑑の違いを紹介します。

シャチハタと印鑑の違い

シャチハタ 印鑑
朱肉とインク、どちらを使うか インクが内蔵されている
(朱肉を使わない)
朱肉を使う
作成方法 プレス加工・レーザー加工 手彫り・機械彫り
素材 印面が「ゴム材 印面が「硬い素材」
※「シャチハタと印鑑の違い」の詳細はこちら

シャチハタは印面がゴム材なので、厳格な本人確認が求められる書類には使用できません(「シャチハタ不可」と言われる理由)。

ですが、シャチハタはインクを内蔵しているため連続で押印できるなど、メリットも多いです。

当ページの内容を参考に、シャチハタと印鑑の違いを理解し適切に使い分けましょう!おすすめの通販サイトでは、シャチハタ専門サイトも紹介しているので必見です。

シャチハタ・印鑑作成に
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執筆者
樽見 章寛

樽見 章寛

印鑑は、人生に何度も購入することはありません。言うなれば、一生に一度の買い物と行っても過言ではないほど重要な買い物。そのため”長い目”で見た時どれを選んだらよいのか、この視点を大切に、優良な情報をみなさまにお届けいたします。年間1万本以上の印鑑作成に貢献。



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シャチハタとは?正式名称は「インク浸透印」

会社名「シヤチハタ」で呼ばれている印鑑の種類は「インク浸透印」

よく耳にする「シャチハタ」とは、実は、印鑑そのものを指す名前とは違います。シャチハタとは、愛知県名古屋市に本社のある「シヤチハタ株式会社」という会社の名称です。

一般的に「シャチハタ」と呼ばれている印鑑は、「インク浸透印」という種類の印鑑です。

前述した「シヤチハタ株式会社」がこのインク浸透印の開発に成功し、商品として全国に広めたため、「シャチハタ=インク浸透印」と世間一般に浸透し、今でもインク浸透印のことをシャチハタと呼ぶのです。

それでは、実際にシャチハタ(インク浸透印)と普通の印鑑にはどんな違いがあるのかも明確にしていきましょう。

シャチハタと印鑑の3つの違い

シャチハタとは?印鑑ではないの?

ここでは、以下の3つの違いからシャチハタと印鑑の違いを比べていきます。


それではさっそく、「朱肉とインクのどちらを使うのかによる違い」から見ていきましょう。

朱肉とインクどちらを使うかによる違い

朱肉とインクどちらを使うかによる違い

印鑑とシャチハタの違いとして、まず朱肉とインクの違いがあります。

もし、自分の持っているはんこが「印鑑」か「シャチハタ」か分からないときは、はんこを押すときに朱肉を使うかどうかで違いを判断しましょう。

印鑑とシャチハタの押し方には以下のような違いがあります。

印鑑 シャチハタ
朱肉を使わないと押せない インクが内蔵されているので、そのまま押せる

シャチハタは前述したように「インク浸透印」という種類の印鑑です。インク浸透印は、いわばスタンプと同じで、朱肉を使わなくてもはんこを押すことができます。

では次に、印影の違いにも影響する「印面の作成方法による違い」について見ていきましょう。

印面の作成方法による違い

印鑑とシャチハタには、印面に使用する素材と作成方法にも違いがあります。

印面の作り方にどのような違いがあるのかについて、印鑑とシャチハタそれぞれの作成方法を見てみましょう。

印鑑 シャチハタ
  • 木材や角材、金属材などの硬い素材を彫って印面を作成する
  • 大量生産された既製品を除き、1本1本印面に違いがある
  • 特殊なゴム材をレーザー加工して印面を作成する
  • 工場で大量に生産されているので、書体が同じシャチハタの印面は同じ

通常の印鑑素材は手彫り、もしくは機械彫りで作成されます。一方のシャチハタの印面は特殊なゴム材で作られています。そのため、通常の印鑑とは異なる方法で印面が作成されているのです。

シャチハタの作成方法にはプレス加工とレーザー加工があり、特にレーザー加工は細かい線の印面も作成することができるようになっています。

そのため、シャチハタでも通常の印鑑とほぼ見分けがつかない印影を押印できるようになりました。

つまり、すでに押印された印影からそれが印鑑かシャチハタかを見分けるのは非常に難しいと言えます。次章では、ここでも少し触れたそれぞれの素材について詳しく解説していきます。

印鑑の素材による違い

印鑑の素材による違い

シャチハタは、特殊なゴム印を使用することで内部にインクを内蔵した「朱肉いらずのインク浸透印」を作成することが可能となっています。

一方、シャチハタ以外の印鑑には多くの場合以下のような素材が使われます。

  • 木材
  • 角・牙材
  • 金属材
  • 樹脂材
  • ゴム材

これらの素材で作られた印鑑と、ゴム材で作られたシャチハタには、どんな違いがあるのでしょうか。

通常、印鑑の素材としては木材や角・牙材、金属、石材など、硬い素材を使います。これは印鑑で本人を証明するという性質上、押印した印影が変形してはならないため

例えば、柔らかいゴムを印面に使用した場合、押印する強さやインクのにじみ方によって印影が変化してしまう場合があります。

これでは、後から確認しようとしても、実際に本人が印鑑を押したのか判断することができませんよね。

前述したように、シャチハタはこのゴムを印面に使用した印鑑です。本体にセットしたインクがにじみ出るように開発された特殊なゴムを使用していますが、ゴムであることには違いありません。

そのため、経年劣化やシャチハタを押す人の力加減によって、印影が変形してしまう可能性が高いです。

このように、一見すると使い道がないように思えるシャチハタですが、シャチハタには通常の印鑑にはない以下のようなメリットがあります。

シャチハタのメリット

  • インクを内蔵し浸透させて押印するので朱肉は不要
  • 印面に弾力があるので、捺印マットがなくても押しやすい

印鑑とシャチハタでは、そもそも使用場面に違いがあります。シャチハタには上記のような特徴があるので、シャチハタに適した使い道も存在します。

例えば、書類の確認のためのサインとして印鑑を使うような作業には、毎回朱肉をつけなければいけないハンコよりも連続してスタンプすることのできるシャチハタのほうが向いています

シャチハタ・印鑑作成におすすめの通販サイト3選

こちらでは、シャチハタ・印鑑作成におすすめの通販サイトを厳選して3つ紹介します。どのサイトも自信を持っておすすめできる通販サイトです。

あなたのニーズに合うサイトで作成してくださいね。

シャチハタ・印鑑作成におすすめの通販サイト



まずは、各通販サイトの特徴を比較します。

特徴
ハンコヤ
ドットコム
・印鑑通販シェアNo.1
・保証期間が業界最長級の長さ
シャチハタ専門サイトも運営
詳細
はんこプレミアム 高品質で低価格
・女性に人気の宝石印鑑が多数
詳細
Sirusi ・おしゃれな印面デザイン
自分オリジナルの印鑑を創り上げる体験ができる
詳細

では、各通販サイトの詳細を解説します。

ハンコヤドットコム|印鑑通販シェアNo.1!シャチハタ専門サイトも運営

ハンコヤドットコム

ハンコヤドットコムの基本情報

印鑑の価格 印鑑:2,600円〜
シャチハタ ネーム9:1,380円〜
印鑑の保証期間 30年
即日出荷の締切時刻 平日・土曜日の13時まで
おすすめな方 ・信頼性・実績のあるサイトで購入したい方
・シャチハタ専門サイトで購入したい方

ハンコヤドットコムは、印鑑通販シェアNo.1の業界最大手サイト。「2分に1本印鑑が売れているサイト」として知られ、お客様満足度は99%と高評価です。

印鑑の保証期間も業界最長級の30年と、充実しています。通販サイトの信頼性・実績を重視して選びたい方はハンコヤドットコムで作成しましょう!

また、ハンコヤドットコムはシャチハタ専門サイト「シャチハタ館」を運営しています。シャチハタの種類・発送速度・価格どれをとってもトップクラスを誇ります。

シャチハタの購入を考えている方は、ハンコヤドットコムで購入しましょう!

ハンコヤドットコムがおすすめな方

  • 業界最大手の信頼性・実績の高いサイトで印鑑を購入したい方
  • シャチハタを購入したい方


最も選ばれている通販サイト
「ハンコヤドットコム」
印鑑通販アンケート

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ハンコヤドットコムは年間出荷本数49万件以上の実績があり、品質やショップの信頼性を重視する方に特におすすめの印鑑通販サイトです。

どの通販サイトで印鑑を作成しようか迷っている方には、2024年の調査で最も多くの人に選ばれているハンコヤドットコムを利用すると良いでしょう。

アンケート調査の詳細



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はんこプレミアム|低価格・高品質

はんこプレミアム

はんこプレミアムの基本情報

印鑑の価格 印鑑:1,280円〜
シャチハタ ネーム9:2,480円〜
印鑑の保証期間 10年
即日出荷の締切時刻 平日14時まで
おすすめな方 ・高品質な印鑑をできるだけ安く購入したい方
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はんこプレミアムは、低価格・高品質が魅力の印鑑通販サイト。「印鑑の品質には妥協せず、できるだけ安い価格で作成したい」方は、はんこプレミアムがおすすめです。

はんこプレミアムの印鑑がどのくらい安いのか、下表をご覧ください。

彩樺 チタン
はんこプレミアム 2,080円 4,500円 7,800円
ハンコヤ
ドットコム
3,720円
薩摩本柘
4,530円 12,980円
Sirusi 7,000円
黄金つげ
9,000円
くろがね樺
12,980円
※サイズは13.5mmで比較

また、はんこプレミアムは印鑑素材の種類が豊富なのが特徴です。特に、女性人気の高い宝石印鑑(パワーストーン)の種類が多く揃っています。

はんこプレミアムの宝石印鑑

はんこプレミアムで取り扱いのある宝石印鑑の一例


  1. シトリン:豊穣を象徴し、金運アップにおすすめ
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  3. ラピスラズリ:「幸運のお守り石」として知られ、成功運アップに

品質にはこだわりつつ、できるだけ安い価格でいろんな素材から選びたい」方は、はんこプレミアムで印鑑作成しましょう!

※シャチハタに関しては、ハンコヤドットコムでの作成がおすすめです

はんこプレミアムがおすすめな方

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Sirusi|おしゃれなデザイン印鑑

Sirusi

Sirusiの基本情報

印鑑の価格 印鑑:5,000円〜
シャチハタ ネーム印:1,100円〜
印鑑の保証期間 10年
即日出荷の締切時刻 電話にて相談
おすすめな方 ・おしゃれなデザインの印鑑が欲しい方
・自分オリジナルの印鑑を創り上げる体験がしたい方

Sirusiは、「印鑑を使うものから表現するものへ」をテーマに運営されている通販サイト。

「印鑑を通じて自分らしさ(個性)を表現して欲しい」との想いから、Sirusiオリジナルのおしゃれな印鑑シリーズ(下画像)を多数展開しています。

Sirusiの印グラフィーシリーズ ※Sirusiオリジナルの「印グラフィー」シリーズ。印鑑だけでなくシャチハタでも選択可能

Sirusiでは、上記のような基盤となる印面をもとに「もっと線を柔らかく優しい雰囲気にしたい」など、印面デザインを自分好みに細かくオーダーできます。

デザインの校正は3回まで無料でできるので、納得のいくまでデザインにこだわることができます。

Sirusiでは「印鑑やシャチハタを注文して終わり」ではありません。Sirusiのデザイナーと一緒に、自分だけのオリジナルの印鑑・シャチハタを創り上げる体験ができます。

「せっかく作るならこだわって作りたい」という方は、Sirusiで印鑑・シャチハタ作成しましょう!

Sirusiがおすすめな方

  • おしゃれなデザインの印鑑・シャチハタを作成したい方
  • デザイナーと一緒に自分だけのオリジナル印鑑を創り上げる体験をしたい方


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まとめ|シャチハタ・印鑑作成におすすめの通販サイト



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シャチハタが使えないのはどういう時?

シャチハタが使えないのはどういう時?

シャチハタは普通の印鑑と違い、インクが乾きやすいこと、押しやすいこと、そして手軽に使えることをポイントにして作られています。

しかしながら、これらの特徴から印鑑としてシャチハタを使用できない場合があります。例えば、以下のような書類にはシャチハタを使うことができません。

  • 公的な書類
  • 契約書など重要な書類

印鑑の朱肉と比べてシャチハタのインクは変色や薄くなるという面があります。

もちろん、シャチハタのインクも改良され続けており、現在では保管状態に気を付けることで朱肉を使用して印鑑を押印するときとさほど違いのない状態が維持できるようになっています。

それでもシャチハタが使えないのは「ゴム材」であることが理由です。ゴム材は、木材や角材などで作られた印鑑と違い、劣化や力加減などにより印影が変形しやすくなっています。

そのため、同じ印鑑でも使い続けるうちに印影が変わってしまうので、印鑑照合したり、個人を確認する必要のある書類には、シャチハタを使うことはできません。

もちろん、印鑑照合ができないシャチハタは実印や銀行印としてはふさわしくないので、印鑑登録することができません。

続いては、実際にシャチハタを使ってもいいか迷ったときの対処法について確認していきましょう。

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「印鑑を持ってきてください」の真意

印鑑を持ってきてくださいの真意

「印鑑を持ってきてください」と言われたときは、基本的にシャチハタではないと考えましょう

もちろん、シャチハタで問題ない場合もありますが、朱肉を使う印鑑ならばどんな書類にでも対応できます。

ただし、シャチハタ以外であればどの印鑑でも良いわけではありません。書類に押印する印鑑として「実印」や「銀行印」という指定がない限りは「認印」を使います

認印とは、実印や銀行印として登録していない印鑑のことを言います。逆に、実印や銀行印として登録している印鑑を認印として使用するべきではありません。

実印や銀行印として登録してある印鑑を認印として使用すると様々なリスクがあります。しかし、認印専用のはんこがあればそんなリスクも回避することができます。

シャチハタと認印をそれぞれ持っておくと大抵の書類に対応できるので、シャチハタと認印を合わせて持っておくと非常に便利。

それでは最後に、どのような種類のシャチハタがあるのかをご紹介します。

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シャチハタの種類とおすすめの用途

シャチハタの種類とおすすめの使用方法

シャチハタ、つまりインク浸透印にはいくつか種類があります。こちらでは、有名なシャチハタを2つ紹介します。


ネーム印

ネーム印

最も一般的なシャチハタで、全国の印章店や文房具店でも販売されています。

日本人の一般的な名字が彫られた既製品のシャチハタだけでなく、フルネームや名前の一部を追加など、オーダーメイドのシャチハタなども販売されています。

「ネーム印」の作成におすすめな
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ネームペン

ネームペン

ネーム印がペンと一体化したシャチハタ。ペンの後ろにネーム印がついているので、持ち運びにも便利。看護師や事務員からの人気も高いシャチハタです。

その他に、事務処理の際に便利な同一文章やキーワードが彫刻された印影が残せるシャチハタもあります。イラストを入れたり、自分好みのデザインをすることも可能です。

ここまで印鑑とシャチハタの違いについて解説しましたが、シャチハタとは何かお分かりいただけましたでしょうか。

シャチハタは朱肉を使う印鑑と違い手軽にスタンプできるので、記名やサインの代わりにもおすすめです。

上記のシャチハタをはじめとする様々な印鑑の購入におすすめなショップも併せてご確認ください。

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まとめとよくある質問

当ページでは、シャチハタと印鑑の違いを解説しました。間単に振り返ると、以下の通りです。

  • シャチハタは「インク浸透印」のこと
  • 印鑑と違い印面がゴム材なため、印鑑照合はできない
  • 朱肉を使わずに連続で押印できるなど、メリットも多い

シャチハタは印鑑と異なり印面がゴム材なため、印鑑照合はできません。厳格な本人確認が求められる書類には向きませんが、事務作業の効率化を図れるなどメリットも多いです。

当ページで紹介したおすすめ通販サイトでは、シャチハタの種類も豊富に扱っています。

普段使いからビジネス利用まで、幅広いニーズに応えられるシャチハタが用意されているので、ぜひお気に入りの1本を探してみてください。

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最後に、シャチハタに関連するよくある質問を紹介します。

シャチハタは100均で買える?

正規品のシャチハタは、100均には売っていません。正規品のシャチハタは、株式会社シャチハタが販売しているインク浸透印を指します。

100均では、正規品のシャチハタは販売されていませんが、正規品でないシャチハタは販売されていることもあります

シャチハタがNGな書類は?なぜダメなの?

シャチハタがNGな書類は、公的な書類や契約書です。公的な書類や契約書は、厳格な本人確認が求められます。

当ページで紹介した通り、シャチハタは印面がゴム材なため、経年変化により印面が変化する可能性があります。

よって、公的な書類や契約書では、印面が変化することのない「印鑑」が本人確認として求められます

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