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実印は複製可能?

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樽見 章寛
樽見 章寛(たるみ あきひろ) 実印.net 編集部
印鑑は、人生に何度も購入することはありません。言うなれば、一生に一度の買い物と行っても過言ではないほど重要な買い物。そのため”長い目”で見た時どれを選んだらよいのか、この視点を大切に、優良な情報をみなさまにお届けいたします。年間2.5万本の印鑑作成に貢献。




実印は複製できるのか?

実印の複製は可能なのか?
実印はその個人を証明する大事な印鑑で、世の中に一つしかありません。 よって、日頃から大事に保管して置く必要があります。 しかし人間ですから、どこにしまったりしたか忘れてしまったり、ふとした際に失くしてしまったりすることもあるでしょう。

そこで、実印用の印鑑を複製して鍵のようにスペアを作っておくといった話を聞くことはありますが、この行為は大きな間違いです。 実印用の印鑑は同じようなものを作ることはできません

というのも、刑法の「私印等偽造罪・私印等不正使用等罪」で複製が禁止されているからです。

そもそも、基本的にはんこ屋さんは、同じ印影の印鑑は二度と作りません。印鑑通販サイトでもお断りの旨が書かれているショップがほとんどです。複製を簡単に引き受けてしまうと、偽造に対する防犯性の信頼がうすれてしまうからです。

ただし、ここで複製が禁止されているのは彫刻印鑑で、ゴム印やスタンプは対象外。ゴム印などは実印として登録ができないので、お店によっては同じものを作ってくれる場合があります。

失くしてしまった際には、実印の廃止届けと再登録を行う必要があります。



偽造を防ぐにはどうすればいい?

実印の偽造を防ぐにはどうすればいいのでしょうか?

昨今、電子機器技術の発達により、プリンターなどの複製機器の精度が上がっていて、印鑑の偽造リスクが高まっているのが現状です。結果、印影一つで全く同じ印鑑を作ることが可能になることも。

証明印を捺印した書類をしっかりと管理していれば何も問題は起きませんが、万が一紛失してしまった時のために、印鑑を作るタイミングで対策をしておく必要があります。

偽造されにくい印鑑を作る際のポイントの一つが、書体です。

印鑑に用いられる書体には様々な種類がありますが、一番複製対策に優れているのが、「篆書体(てんしょたい)」と「印相体(いんそうたい)」。これら2つは可読性が低く、書体の中でも偽造に対する防犯性が高いです。

実際に、実印や銀行印といった証明印によく用いられているのが、篆書体と印相体です。


実印登録は印鑑の印影を登録してあるため、複製した印鑑を持つ意味はありません


偽造されたり、複製されたりする可能性が限りなく低い書体である、篆書体や印相体など、実印の書体選びについては以下のページで詳しく解説しております。 これから実印を作成予定の方には、とくに目を通して頂きたい内容です!






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