こちらの記事では両者の相違点をはじめとして、銀行印・認印の選び方まで細やかに説明・解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
実は同じじゃない銀行印と認印!それぞれの違いを解説
突然ですがあなたは銀行印と認印の相違点を正しく理解・把握していますか?
それぞれの意味をきちんと知っておかなければ、自分にぴったりの銀行印・認印を選ぶことは難しいのです。まずは両者の違いを把握しましょう。
本人確認に活用!銀行印の定義とは
はじめに「銀行印とはどういうものなのか」というポイントについて解説します。銀行印とは、金融機関(銀行)で口座開設を行う際に届け出るハンコのことです。「これが私の銀行印です」と届け出ておくことで、その後の入出金などの手続き時に本人確認がしやすくなります。
ATMで預金や引き出しをしている時には必要ありませんが、窓口で何かしらの手続きを行う際には押印が求められますよね。あの時に使用するのが、登録済みの銀行印なんです。
自分の意思を表す!認印の定義とは
次に、「認印とはどういうものか」というポイントについて解説します。認印とは、意思の確認や承認の証として用いるケースの多いハンコのこと。最も身近なところだと、宅配便で認印を押す機会が例として挙げられます。
そのほか、形式ばった契約ではなく日常的に使用しているハンコのほとんどは認印という扱いになります。ちなみに認印の場合はシャチハタ(朱肉のいらないハンコのこと)でもOKとなります。
シャチハタは100円ショップなどでも売られていますが、あまりにも安価なものだと使い勝手が悪い場合もありますので注意しましょう。
危険かも!銀行印と認印は兼用可能か
銀行印と認印の区別がわかったら、次に知りたいのは「銀行印と認印は兼用可能なのか」という点です。
結論から言えば、銀行印と認印の兼用をすることはルール上問題ありません。金融機関で登録した印鑑を普段使いの認印として兼用するのは、法律の観点からも金融機関の規則の観点からも問題はないのです。
ただしルール上問題がないと言っても、銀行印と認印を同じものにすることはまずありません。その理由は、防犯にあります。
金融機関の窓口で預金を引き出す際に必要となるのは、基本的に通帳と銀行印のみです。
その際、運転免許証など顔写真付きの身分証明書を要求されることはありません。つまり、理論上は通帳と銀行印さえ用意できれば赤の他人でも預金を引き出せるのです。
そのため、通帳を紛失してしまわないよう心がけるのは大前提ですが、その上で「銀行印がコピー・悪用される」などの事態を未然に防ぐ取り組みを行うことが大切です。
しかし、銀行印を日常的に認印として使っていると、その印影が外部に流出する可能性も高くなりますよね。これこそが「銀行印・認印を兼用することは危ない」とされている理由です。
書体にも種類がある!選び方を知ろう
銀行印や認印は、一度手にしたら、そう頻繁に買い替えることもありません。「せっかく銀行印や認印を作るのであれば、愛用できるものを選択したい」と考える方も多いはずです。
こちらの項目では、銀行印と認印の選び方を「書体」に注目してまとめていきます。
どんな書体が人気?定番の銀行印とは
まず銀行印を選ぶ際に定番の書体を紹介します。金融機関に届け出る銀行印だからといって「この書体でなければダメ」というルールはなく、基本的にはどんな書体の銀行印を使用してもOKです。数ある書体の中でも銀行印で人気なのは、「吉相体(きっそうたい)」と呼ばれる書体です。
吉相体は「印相体(いんそうたい)」とも呼ばれていて、文字と枠の接している面積が多く欠けにくいという利点があります。外方向への力強い流れの線が特徴的な書体であり、銀行印の書体として選ぶ方が多いです。
ただし注意したいのは、あまりにもデザイン性が高すぎる吉相体の銀行印は、文字照会不可となり使用を断られるケースもある点です。
その点、注文後に印影を校正できる通販サイトであれば、デザイン案を窓口の人に見せることで、登録できるお墨付きをもらってから銀行印を作成できます。
隷書体・古印体がいいかも!認印の書体選び
次に、認印で選びたい書体を紹介します。「宅配便を受け取る際に認印を押す」「読了した証として認印を押す」など、認印は最も日常生活に溶け込んでいるハンコですから、「偽造防止」よりも「読みやすさ」を重視した書体が向いています。例えば、「隷書体(れいしょたい)」や「古印体(こいんたい)」などが認印には適しています。
隷書体は、威厳のある波打った運筆が特徴的な書体。お札に書かれている「壱万円」などの文字はこの書体で書かれているんですよ。
このように、認印以外にも様々な場面で使用されている書体です。そしてもう一方の古印体は、墨溜まりや欠け・途切れが特徴的な書体です。日本の漢字をベースとして発展したものであり、確認しやすいので認印に活用されるシーンが多くなっています。
どう選ぶ?サイズ選びのポイント
初めて銀行印や認印を購入する方であれば、サイズの選択肢が多いことに戸惑ってしまうかもしれません。次の段階として、どんな大きさの銀行印や認印をチョイスすればいいのかお伝えします。
複数の印鑑を持つならサイズを分けよう!
ほとんどの人が銀行印・認印と並んで持っている印鑑は「実印」です。3種類をきちんと使い分けている方の場合、「実印⇒銀行印⇒認印」という風にサイズが小さくなるケースが多いです。これは主に、「実印・銀行印・認印の全てが同じサイズだと使用する際に間違えたり混乱したり可能性があるから」というのが理由です。
男性・女性別に定番の銀行印のサイズ
男性の場合、13.5mm〜15.0mmが銀行印におすすめのサイズです。女性が持つ銀行印であれば、少し小ぶりな12.0mm〜15.0mmまでが人気。もし認印とサイズが近くなり「間違えないか不安」という方は、銀行印と認印でそれぞれケースの色を変えてみるという選択肢もありです。
男性・女性におすすめの認印のサイズ
認印は、銀行印よりも小さいサイズのものを使用するのが一般的です。男性の場合は12.0mm〜13.5mmの認印を選ぶのがいいでしょう。そして女性であれば、10.5mm〜12.0mmの認印が定番です。単品よりもお得!セット購入で賢く手に入れよう
それでは最後に、銀行印と認印を賢くお得に手に入れる方法を紹介します。その方法とはズバリ、「銀行印と認印をセットで購入すること!」です。
それぞれを単品で買うよりも、通販サイトで銀行印と認印を同時に購入すればセット割引が受けられる場合があります。
通常よりもお得な価格で銀行印と認印を手に入れらるのはもちろん、銀行印と認印にそれぞれ朱肉ケースが付属していることも。
「とにかくお得に銀行印と認印を揃えたい!」「いろいろ別で買うのは面倒」という方は、ぜひセットでの購入を検討してみてください。
女性向けのおしゃれかわいいセットも!
通販サイトによっては女性向けのおしゃれかわいい銀行印・認印を扱っていることがあります。デザイン性の高い銀行印・認印セットはプレゼントにも最適!興味のある方は、女性に人気の銀行印と認印のセットを検討してみてはいかがでしょうか。銀行印の詳しい作成方法をもっと知りたいという方は、以下のページもあわせてご覧頂ください。
銀行印の詳しい作成方法はこちら
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