「文書の訂正には実印を使わないといけないの?」
こういった疑問をお持ちではありませんか?当記事では主に、以下の3つについて解説します。
- 訂正印とはどういうものか
- 実印を訂正印として使う場面
- 文書を訂正する際のルール
訂正印の押し方をきちんと理解していないと、契約書が無効になるなんてこともあり得ます。
当記事を最後までご覧いただき、正しい知識を身につけましょう!
訂正印の押し方はこちら
目次
実印とは何が違う?訂正印の基礎知識を解説
実印・銀行印・認印…印鑑には様々な種類がありますが、あなたは「訂正印」という印鑑があるのをご存知でしょうか? 訂正印とは、書類や契約書において誤った記述、単語を直す際に用いられる印鑑のこと。
訂正印を押すことの意味は、修正を加えたという証明になるということの他に、誰が修正を加えたのかを示すという目的も含まれます。
この訂正印、契約書や重要な文書などにおいては、実印並に重要。正しい方法で押さなければ、効力を発揮しないため、押し方を把握しておかないと「契約書が無効になってしまった」 なんて事態にもなりかねません。
ここでは、「訂正印とはどういったものなのか」という基礎的な説明から始まり、訂正印の押し方といった部分まで網羅的にご説明。それでは、訂正印とはどんな印鑑なのかといったところから見ていきましょう。
(※ここでは訂正印についてみていきますが、「実印がどういう印鑑か詳しく知らない」という方は、ぜひこの機会に、実印についても確認しておくことをおすすめします。)
実印について詳しくはこちらから
訂正印に使う印鑑は実印じゃなくてもいい?
訂正印に使う印鑑はどのようなものが良いのでしょうか?
これは、ケースによって変わります。
ケース1:重要な契約書類・文書における書き損じを修正する際⇒実際に書類に捺印されている実印(代表印)や銀行印などを使いましょう。
実印以外の印鑑を使用した場合、他の人が修正できてしまう可能性があるためです。原則として、契約書等は捺印されている実印で修正するのが基本です。
これは、ケースによって変わります。
ケース1:重要な契約書類・文書における書き損じを修正する際⇒実際に書類に捺印されている実印(代表印)や銀行印などを使いましょう。
実印以外の印鑑を使用した場合、他の人が修正できてしまう可能性があるためです。原則として、契約書等は捺印されている実印で修正するのが基本です。
理由は、実印の偽造を防ぐため。公的な文書でない限りは、実印は訂正印として押すことはおすすめしません。修正専用の印鑑を一本用意しておくことをおすすめいたします。
ここまでで、「訂正印」の詳細については知っていただけたかと思います。続きまして、肝心の「訂正印」の押し方について詳しく見ていきましょう。
【訂正印の押し方のルール】実印を用いる場合はどこに押す?
訂正印を押す際のルールには決まりがあります。主に文書の不備は以下の3パターンがあり、それぞれ修正の仕方が違ってくるので、しっかり確認しておくことをおすすめします。- 「削除」:文章中に余計な文字がある場合
- 「追加」:文章や単語の記入漏れがある場合
- 「訂正」:文章に誤りがあり別の単語に修正する場合
それでは順番に見ていきましょう!(以下、横書きの場合です)
削除
まず、書類の誤りのうち、余分な単語や記述を削除するだけのケースについて説明します。誤った単語を削除する時の方法は3つのステップ。- 誤りの部分に、二重線を引く
- 二重線の上に訂正印を捺印(縦書の場合は右側に捺印)
- 印の隣に「削除●字」と記入
書類によっては、文章の前後の余白が狭く、捺印できないケースがあります。特に実印などを用いる時は、印影の幅が大きいので入らないことも。そういった時は、二重線を引いた後、書類の欄外の余白に印をおして「◯行目 削除●字」と書くようにします。
追加
次に、文書内の記入漏れや文字の抜けが合った場合の直し方を見ていきましょう。以下の手順で直していきます。- 追加する箇所に「∨」(縦書きは「<」)を書いて、どこに追加するかを明示
- 文字を追加
- 記入した文字の近くに訂正印を捺印し、印の隣に「追加△字」と修正内容を記載
幅の大きい実印を使う場合で書き込むスペースが小さい場合は、欄外の余白部分に「◯行目 追加△字」と記しましょう。
訂正
最後に、単語や文字のミスを直す場合のやり方についてご紹介します。- 誤りの部分を二重線で削除
- 修正箇所の上下どちらかに正しい単語を記入(縦書きの場合は左右のどちらかに記入)
- すぐ近くに訂正印を押し、その隣に「削除●字 加入△字」と明示
実印や銀行印を使うため、空きスペースがない場合は同様に、修正内容を「◯行目 削除●字 加入△字」という風に書きます。
訂正の仕方は、削除と追加を組み合わせたような形式になります。この時、追加の場合と違って「∨」などは必要ありません。
以上、訂正印の正しい押し方について、こちらではご紹介いたしました。なるべくミスのないように捺印することを心がけるのが一番ですが、万が一誤りがあった場合に備えて、正しい修正方法を覚えておきましょう。
続きましては、こちらの訂正用印鑑の選び方についてご説明いたします。
訂正用の印鑑はどう選ぶべき?
訂正印の選び方において、重要なポイントは3つです。- 6.0or6.5mm幅の印鑑を選ぶ
- 捺印性に優れた素材を選ぶ
- 書体は古印体・隷書体を選ぶ
それぞれについて、詳しく見ていきましょう!
6.0or6.5mm幅の印鑑を選ぶ
書類の中で誤字脱字があった時などに使用される訂正印。大きい幅の印鑑では、訂正箇所以外の部分に陰影が重なってしまうこともあり、読みづらくなる可能性があります。そのため、幅は小さなサイズの印鑑が訂正印としてはおすすめ。6.0or6.5mmの幅が一般的とされています。
捺印性に優れた素材を選ぶ
また、書類によっては、訂正箇所付近の文章の行間が少ない場合もあり「捺印が難しい…」なんてパターンもございます。そのため、訂正印は捺印しやすい素材がおすすめです。その証拠として、業界最大手の印鑑通販ショップ「ハンコヤドットコム」で人気の訂正印の素材は、ブラストチタン・黒水牛・薩摩本柘という「捺印性に優れた素材」となっています。
書体は古印体・隷書体を選ぶ
訂正印は「その印鑑を押したのは誰なのか」ということを明確にすることが大切です。そのため、読みやすい文字の書体がおすすめ。当サイトでは、文字の識別がしやすい古印体や隷書体をおすすめしています。
訂正印・実印作成におすすめの印鑑通販サイトは「ハンコヤドットコム」
上記のポイントをふまえた上で、訂正印や実印を作成する際のおすすめショップは「ハンコヤドットコム」です。先程も少しご紹介したように、業界最大手の通販印鑑ショップとして、業界シェアNo.1を誇ります。
訂正印に優れた、チタン素材の取扱いに力を入れており、「良質なチタンの訂正印を相場より安く」提供しています。黒水牛・薩摩本柘の訂正印についても同様で、安い値段で良質な訂正印を購入することが可能です。
また、ハンコヤドットコムには30年保証があり、万が一印鑑が破損しても無料で彫り直してもらえます。印鑑としての品質も高いため、実印や銀行印のような一生使い続ける印鑑の作成にもおすすめです。
訂正印や実印を注文される場合は、ハンコヤドットコムを検討してみてはいかがでしょうか?
\印鑑通販シェアNo.1/
ハンコヤドットコムの公式サイトへ今回は、訂正印について網羅的にご説明いたしました。また、実印を訂正する方法として、他に「捨印」というものも。
ただし、捨印は一般的な修正方法ではなく、取り扱いに注意点があるため、しっかりと内容を理解した上で利用されることをおすすめいたします。捨印について、詳しく知りたい方は下記から。
捨印の押し方について知る
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