そのため、会社のお金を管理する大切な印鑑を守るためにも、口座開設に必要な法人銀行印の作成ポイントを押さえて悪用されるリスクを減らしましょう。
法人銀行印作成のポイントは下記4つです。
また、法人銀行印と会社実印の用途の違いや見分け方がわからない方のために、 当記事では、法人銀行印(会社銀行印)とは何かをはじめ、作成時の決まりや会社実印(代表者印)との違いや見分け方を詳しく解説しています。
年間12,000本の印鑑購入をサポートしている当編集部が法人銀行印の作成におすすめの印鑑通販サイトも紹介していますのでぜひご覧ください!
法人銀行印の作成に
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目次
法人銀行印(会社銀行印)とは会社の口座開設時に使う印鑑

法人銀行印(会社銀行印)とは、法人名義の銀行口座を開設する際に金融機関へ登録する印鑑で、預金の払出しや振込・振替・小切手・手形の発行などに用いられます。
一本の印鑑で法人銀行印と会社実印を兼用する方がいますが、兼用している印鑑を紛失し、悪用されると「不正出金」と「契約締結」の2重リスクが発生します。
そのため、セキュリティの観点から、法人銀行印と会社実印は別々に作成・保管しましょう。
また、法人銀行印と会社実印の用途の違いや押印ミスしないために見分け方を知りたい方がいらっしゃると思います。そこで、次章では、法人銀行印と会社実印の違いや見分け方を詳しく解説します。
法人銀行印と会社実印の違いや見分け方を解説!

本章では、法人銀行印か会社実印どちらの印鑑を使うべきかわからない方、見分け方が知りたい方のために法人銀行印と会社実印の違いや見分け方を解説します。
下記に法人銀行印と会社実印の違いと見分け方をまとめました。
法人銀行印と会社実印の違い
法人銀行印:会社の口座開設や小切手などに使用会社実印:法務局への開業届や他社との重要な契約などに使用
法人銀行印と会社実印の見分け方
法人銀行印と会社実印の刻印内容を確認する次に写真付きで法人銀行印と会社実印の見分け方について詳しく解説していきます。
法人銀行印と会社実印との違いは陰影!見分け方は刻印内容を確認

法人銀行印と会社実印の違いは、上記の写真のとおり印影です。 法人銀行印は印影の真ん中に「銀行之印」、会社実印は印面の内側に「役職名」が書かれています。
どちらが法人銀行印で会社実印かを見分けるときは、印影の刻印内容を確認しましょう。
また、法人銀行印の登録に明確な規定はありません。多くの会社が会社実印と見分けをつけるために印影の刻印内容を変えて法人銀行印を作成します。
会社実印と同じ印鑑でも法人銀行印は登録できるため、別々に作成する必要はないと感じるかもしれません。
しかし、法人銀行印と会社実印は兼用せず別々で作成しましょう。次章では、法人銀行印と会社実印を兼用さけるべき理由を解説します。
法人銀行印と会社実印の兼用を避けるべき理由
なぜ法人銀行印と会社実印を1本の印鑑で兼用するべきではないのでしょうか。理由は、悪用リスクと紛失したときの再登録の手間が増えるからです。そのため、法人銀行印と会社実印を1本の印鑑で兼用するのはやめましょう。下記に兼用すると発生するリスクをまとめました。
法人銀行印と会社実印を兼用する問題点
- 悪用されたときのリスクが増える
- 紛失したとき登録の手間が増える
それでは、法人銀行印と会社実印を兼用すると発生するリスクを詳しく解説します!
法人銀行印と会社実印は別々で作成・保管する!
法人銀行印と会社実印を兼用している印鑑を紛失し悪用された場合、資金の払出しと重要契約の締結ができてしまい、悪用リスクが倍に増えます。法人銀行印と会社実印を同じ印鑑で兼用するのはやめましょう。
また、法人銀行印と会社実印を兼用していて無くした場合、すぐに、会社実印は法務局へ、法人銀行印は銀行へ紛失届を出し、新たな印鑑をそれぞれ再登録する必要があります。
さらに、法人銀行印と会社実印を兼用していると、分けて運用できないため、業務効率の観点から望ましくありません。
代表者が契約に使うときもあれば、経理担当が金融機関の手続きで利用する場合もあるので、印鑑を兼用していると同時に手続きを進められない可能性があります。
以上から、法人銀行印と会社実印は別々で印鑑を作成し、同時に紛失しないよう保管場所を分けましょう。
当記事では、会社実印の作成から登録までのポイントを解説しています。気になる方は下記から確認してください。
代表者印とは?
作成から登録までに気をつけるべき4つのポイント
次章では、法人銀行印を作成する際のポイントを解説します。
法人銀行印にはサイズの決まりや記載内容、書体で知っておくべきポイントがあるため、ぜひ法人銀行印を作成する際の参考にしてください。
法人銀行印のサイズの決まりは会社実印より小さく!

法人銀行印に決まったサイズはありません。
見た目で判別できるよう、異なる大きさで会社実印と法人銀行印は作成しましょう。法人銀行印は会社実印より小さいサイズで作成するのが一般的です。
昔からの慣習で、印鑑は重要度が高いほどサイズを大きく作成します。
そのため、法人銀行印は他社と重要な契約で使う会社実印より重要度が低いとされ、一般的に小さいサイズで作成します。
しかし、サイズを小さくするだけでは見分けがつきにくい場合があります。
判別しやすいように法人銀行印は異なる印材で作成したり、寸胴と天丸で会社実印と形を分けたりして作成しましょう。

会社実印は形から「丸印」と呼ばれており、天丸で作成するのが一般的です。そのため、法人銀行印は寸胴で作成しましょう。
法人銀行印は印面に掘る文字も法人実印と見分ける際に大事になります。そこで、次は法人銀行印の刻印内容を解説します。
印面の「回文に会社名」「中文に銀行之印」を掘る!

法人銀行印の外側(回文)には会社名・屋号名・団体名など、組織の名称をいれ、内側(中文)には「銀行之印」という文字を組み合わせて刻印します。
会社実印は外側に法人銀行印と同様に会社名、中文に役職名をいれます。役職名は「代表者印」と刻印しましょう。
また、法人銀行印に個人名の刻印は不要です。個人名を記入すると手形や小切手に押印した際に、個人の銀行印とみなされてしまい、受理されない可能性があります。
まとめ|法人銀行印の刻印内容
・法人銀行印の印面に外側(回文)は「会社名」内側(中文)に「銀行之印」を掘る・個人名の記入は不要
次に法人銀行印におすすめの書体について解説します。偽装されやすい書体もあるため、紹介する書体で法人銀行印を作成してください。
書体は篆書体・吉相体(印相体)がおすすめ!

法人銀行印におすすめの書体は「篆書体」と「吉相体(印相体)」です。法人銀行印は会社のお金を管理する大事な印鑑のため、簡単に偽造されないよう法人銀行印を作成する時は判読しずらい書体を選びましょう。
それでは、1つずつ「篆書体」と「吉相体(印相体)」の特徴を解説します。
篆書体
篆書体(てんしょたい)とは、中国・秦の時代に公式な書体として採用された古代文字で、「篆書」や「篆文」とも呼ばれます。公式書体として用いられた期間は短いものの、現在では印鑑や書道などで広く使用されています。
篆書体の見た目は、線の太さが均一で丸みがあり、左右対称に整ったデザインが特徴で現在の文字と比べて字体が独特で読みづらいです。
セキュリティの高さから日本のパスポートにも篆書体が使用されています。
パスポートに使われるほどの高い安全性から、法人銀行印を篆書体で作成することで他人に偽造されることはないでしょう。
吉相体(印相体)
吉相体(きっそうたい)は、古代文字である篆書体をもとに生まれた印鑑専用の書体です。中心から外に向かって広がるような力強く勢いのある線が特徴で、その見た目から「八方篆書体」という別名もあります。
吉相体は、解読しずらい篆書体をさらに崩してデザインされた書体であるため、判読しにくく、偽造されにくいという利点があり、法人銀行印の作成におすすめです。
また、吉相体は文字の外枠と接する部分が多く、印面にかかる負荷が分散されやすい構造をしているため、欠けにくく耐久性が高いという特徴もあります。
まとめ|法人銀行印におすすすめの書体は篆書体と吉相体(印相体)
・篆書体は日本のパスポートに使われるほどセキュリティが高い・吉相体は篆書体を派生して作成された文字でセキュリティと耐久性の高さが魅力
法人銀行印におすすめの書体を解説しました。次に法人銀行印におすすめの素材について解説します。
印鑑の素材は柘・水牛・チタンがおすすめ!

法人印鑑の素材は「柘」「水牛」「チタン」がおすすめです。耐久性が高い素材で作成すると、再度作成・登録する手間を省くことができます。
法人銀行印におすすめの素材を3つ紹介します。まず、それぞれの素材の特徴と価格を下記にまとめました。
素材 | 特徴 | 値段 |
---|---|---|
柘 | 価格が安いため、法人銀行印のコストを押さたい方向け | 3,000円~ |
水牛 | 安くて耐久性が高い、法人印鑑に定番の素材 | 7,000円~ |
チタン | 高い耐久性とメンテナンスが楽 | 14,000円~ |
印材によって作成した印鑑がすぐに破損する場合があります。法人銀行印が破損し、すぐに再登録しないよう、ここからは耐久性に優れた印材を紹介します。
ぜひ、法人銀行印を作成する際の参考にしてください。
柘(つげ)

柘の特徴は、緻密で温かみのある黄色がかった色合いで値段が安いです。
次に紹介する水牛とチタンには劣りますが、耐久性に優れています。
木材のため手に馴染みやすく押印しやすい特徴がある一方、朱肉の油で劣化するため、使用後の手入れが重要です。
そのため、多少の手入れが気にならない方で、法人銀行印を安く作成したい方は柘がおすすめです。
水牛(すいぎゅう)

水牛は、牛角系に分類される印鑑素材です。木製素材の柘と比べると価格は高めですが、より高い耐久性があります。
しかし、乾燥に弱く、エアコンが直接あたる場所はヒビ割れの原因になるため注意しましょう。
また、水牛で人気の黒水牛は会社の「黒字」と結びつけて願掛けの意味や漆黒の美しい光沢と重厚感のある見た目で法人銀行印に人気の素材です。
チタン

チタンは紹介した素材で最も耐久性があります。経年劣化しにくく、落としても割れにくいです。
印鑑はお手入れが重要で柘や水牛は布できちんと朱肉を拭き取らないといけません。
一方、チタンは水洗いができるためお手入れが楽です。
しかし、値段が柘や水牛と比べて高いため、法人銀行印にお金をかけてでも、高い耐久性とお手入れが楽な素材がほしい方はチタンで作成しましょう。
法人銀行印におすすめの印鑑通販サイト3選

ここでは、法人銀行印におすすめの印鑑通販サイトを3つ紹介します。以下に各印鑑通販サイトの特徴をまとめました。
特徴 | ||
---|---|---|
ハンコヤ ドットコム |
・印鑑通販サイトシェアNo.1 ・保証期間が業界最長 |
詳細 |
はんこプレミアム | ・法人銀行印が安い ・印鑑の品質も上質 |
詳細 |
Sirusi | ・「印グラフィー」でこだわりの法人銀行印を作成できる ・自分だけの法人印鑑を作れる |
詳細 |
また、紹介する全ての印鑑通販サイトは「印鑑保証」を実施しています。
印鑑保証とは?
印鑑保証とは法人印鑑を破損・摩耗で捺印できなくなった場合、保証期間内であれば無料で掘り直してもらえるサービスです。捺印できなくなっても新しい印鑑を買う必要がないため、法人銀行印を購入する際は印鑑保証を実施している印鑑通販サイトで購入しましょう。
これから紹介する印鑑通販サイトは法人銀行印の作成に自信をもっておすすめできます。あなた好みの印鑑通販サイトがきっと見つかるはずなので、ぜひ購入の参考にしてください。
【ハンコヤドットコム】業界最大手!選べる素材が豊富

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法人銀行印の価格 | 6,880円〜 |
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印鑑の保証期間 | 30年 |
即日出荷の締切時刻 | 平日・土曜日の13時まで |
おすすめな方 | 実績と保証の豊富な印鑑通販サイトで購入したい方 |
ハンコヤドットコムは印鑑業界最大手の通販サイトです。その年間出荷件数は49万件以上!「2分に1本売れている通販サイト」としても知られています。
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また、ハンコヤドットコムは他のどの通販サイトより手厚い30年の印鑑保証がついてます。
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法人銀行印の価格 | 3,580円〜 |
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印鑑の保証期間 | 10年 |
即日出荷の締切時刻 | 平日の14時まで |
おすすめな方 | 高品質な印鑑セットをできるだけ安く購入したい方 |
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保証期間 | 10年 |
即日出荷の締切時刻 | 電話にて相談 |
おすすめな方 | デザインをこだわって法人銀行印を作成したい方 |
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Sirusiの公式サイトへもう一度、
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法人銀行印の登録・変更はどうする?

会社の銀行口座開設時に、必要な書類を以下にまとめました。
法人の銀行口座開設時に必要なもの
法人銀行印の登録は上記のものを準備し、金融機関で登録します。
法人銀行印を変更する場合は、登録に必要な書類に加えて新たに登録する法人銀行印を金融機関に持っていきましょう。
以前使っていた法人銀行印が紛失した場合は紛失届を変わりに提出します。
法人の銀行口座開設に必要な書類は登録する銀行により異なるため事前に確認しておきましょう。
まとめとよくある質問
当ページでは、主に法人銀行印の会社実印との違いや見分け方、作成のポイントを解説しました。法人銀行印と会社実印の違いは下記の通りです。
法人銀行印と会社実印の違い
法人銀行印:会社の口座開設や小切手などに使用法人実印:法務局への開業届や他社との重要な契約などに使用
法人銀行印と会社実印の見分け方
法人銀行印と会社実印の刻印内容を確認次に法人銀行印の作成のポイントを以下にまとめました。
法人銀行印の作成ポイント
また、法人銀行印の作成におすすめの印鑑通販サイトを紹介しました。
法人銀行印のニーズに対応した印鑑通販サイトを紹介したため、あなたにぴったりのサイトがきっと見つかります。法人銀行印の作成には、ぜひ当記事で紹介した印鑑通販サイトを利用してみてください!
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最後に、法人銀行印の作成に関するよくある質問を紹介します。
法人銀行印と会社実印は同じ印鑑でも大丈夫?
法人銀行印と会社実印は別々で作成するべきです。兼用すると盗難された場合、会社の契約権限と資金の両方を同時に失うリスクがあり危険です。別々に作成するだけではなく、場所を分けて管理しましょう。
合同会社の印面に掘る文字はどうする?
合同会社の法人銀行印には、外枠に「合同会社〇〇」、内枠に「銀行之印」と刻印しましょう。「合同会社〇〇」は会社の正式名称を示し、「銀行之印」は金融機関に届け出る銀行専用の印鑑であることを表しています。