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実印、角印の違いと使い分け


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樽見 章寛
樽見 章寛(たるみ あきひろ) 実印.net 編集部
印鑑は、人生に何度も購入することはありません。言うなれば、一生に一度の買い物と行っても過言ではないほど重要な買い物。そのため”長い目”で見た時どれを選んだらよいのか、この視点を大切に、優良な情報をみなさまにお届けいたします。年間2.5万本の印鑑作成に貢献。


法人印の実印と角印その違いについて

実印と角印の2点セット
法人で実印を作成した場合…実際に法務局へ印鑑登録した印鑑とは別に、角印という四角い印鑑もセットで作ることがほとんどです。

では、この実印と角印の違いはなんなのでしょうか? まず角印の定義から、ご説明いたします。



◆角印の定義◆
角印とは何か 角印は、法人が使用する認印と言えます。法人の契約書や請求書、領収書を確認する印鑑として用いられるのが一般的です。

別名、「社印」とも呼ばれます。

印面には会社名のみを刻印しますが、文字のバランスがあまりよくない場合には、見た目を良くするために、「~印」「~之印」などの文字を加えることことも。


会社名は一般的に左から右、上から下に向かう方向で、縦書きで作成します。

英語やカタカナといった特殊な場合は、左から右に彫ることもありますが、基本的には作成する段階で、全体のバランスを見ながら調整します。


◆角印の効力について◆

角印は認印という位置づけのため、使用頻度も高いです。しかし、決して重要度が低いというわけではありません。民事訴訟法上は、実印と同様の効力を持っていると言ってよいでしょう。

角印を実印として使用する場合はほぼないと思いますが、間違ってそれらを併用すると大変な事態を巻き起こしかねません。

角印の代わりに実印を使用していて、実印そのものが紛失した場合、印鑑登録の廃止や、再登録など、作業は膨大になります。

また、実印として登録している角印を書類などで頻繁に使った場合、偽造されるリスクが非常に高くなります。こちらが悪用された場合、会社の存続に関わる大きな問題となる可能性も…

上記のような事態を防ぐ意味でも、併用はしないようにしましょう。


実印角印の違い



【法人の方向け】代表印と角印の違い

会社で役職についている方は、契約書といった書類にサインする際に、代表印(実印)や角印を用いることがあるかと思います。

代表印は、契約などの際に、契約書が正当な代表者により発行されたものであることを証明するために用いられます。代表印は丸印で作られることが一般的です。

一方、法人で用いられている角印は見積書など頻繁に作成される書類に用いられることが多く、書類がその会社によって発行されたものであることを、相手に知らせるために使用されます。

ちなみに契約書などで、一つの書類に両方とも捺印されていることがあります。これは社会的慣例によるもので、特別に法律で規定されている決まりではないです。

ただ、契約の際に、相手方が双方を捺印している場合は、一般的に相手方に合わせてこちらも両方を押す方が好印象です。法律で規定されてはいないものの、こちらは覚えておくことをおすすめします。


代表印と角印って何が違うの?ここまでをまとめます。

角印は「法人の認印」といった印鑑で、契約書や書類にサインする際に頻繁に使われます。

実印は重要な契約の際や、官公庁への提出書類を作成する際に必要になる重要な印鑑で、その会社の代表者の意思決定を表すものになります。



個人の実印に角印は使えるの?

実印を思い浮かべるとき、丸印を想像する方がほとんどだと思います。実際に、個人で実印を持っている方は、丸印を使っている方が多いです。

実は、個人用に登録する実印は、丸印で登録しなければいけないという決まりはないことをご存知でしょうか?

先に述べたように、個人用の実印は、丸印を使っているという方がほとんど。書類などにサインする際に周りの人々と差別化を図りたいという方は、角印を使用するのがおすすめです。

角印を丸印と比べた時の最大の特徴は、印面が広くなるということ。このことによる具体的なメリットとしては、下記の3つが挙げられます。



  • フルネームで名前を印面に刻印しても、バランスがしっかりとれた仕上がりとなります。
  • 書類にサインした際に他の方々の実印よりも一回り大きく、存在感のある印象を与えることが可能です。
  • 捺印する際に丸印と違ってぶれることなく、安定して捺印することができます。


「他の人とは違ったセンスを出したい」

「オリジナリティ溢れる実印を選びたい」



こういった方々は、丸印ではなく、「角印」で実印を作ってみるのもおすすめです。

ただし、個人事業主の方々は注意が必要。

個人で事業をおこなっている方の場合、会社で角印を使う場合があります。

そういった方々が、個人的に使用する実印を角印で作ってしまった場合、会社の事業で書類などにサインするとき、間違って自分の実印を使ってしまうことがあります。

実印と法人用の角印を区別しやすくするためにも、個人事業主の方は角印を実印に使用することは避けましょう。



角印と実印を購入する際はセットがお得

ここまで、主に法人における丸印・角印の違いについてご説明してきましたが、いかがでしたか?丸印・角印の違いを把握して、しっかり使い分けを行いましょう。

また、今回ご紹介した丸印・角印を作る時…それは多くの場合が、会社や団体などの法人を起業する時ではないでしょうか。

法人用の角印・丸印を作成する際におすすめしたいのが、代表印・銀行印・角印の3つをセットで作成、購入する方法です。店舗によっては割引や特典があることもあります。

起業時に必ず必要となる、代表印だけ購入しておけば問題ないだろうと考える方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、銀行印・角印も起業・開業後にはすぐに必要となります。そのため、代表印だけ準備をするというのは、二度手間になる可能性が高いです。

「起業後、スムーズに事業を進めていきたい…」そうお思いであれば、必ず代表者印・法人銀行印・角印(社印)の3点セットで法人印を作成しておきましょう。

また、少しでも開業時の予算をリーズナブルに抑えたい方、会社・団体の将来の開運が気になる方も法人印鑑はセットで作成、購入することをおすすめいたします!

これら会社印鑑の作成にもおすすめの印鑑通販サイトを、以下のページにランキング形式でまとめました!それぞれの通販サイトを特徴別でまとめ、あなたの用途に合わせて徹底比較していますので、ぜひご覧ください。

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法人印鑑は3点セットで作成するのがおすすめですが、実際に法人印鑑の種類や役割、それぞれの印鑑をどのように作成すればいいかについてこちらのページではご紹介できませんでした。

角印そのものについては、以下のページでさらに詳しく解説しておりますので、ご一読ください。

>>角印の詳しい情報はこちら

また、法人印の種類や作り方など、法人印鑑について詳しく知りたい方は、会社印鑑についてまとめた以下のページもご確認されることをおすすめいたします!


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