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「最近よく聞く電子印鑑ってどんなものだろう?」「無料でも作れるのかな?」と疑問に思ってはいませんか。

こちらの記事では、電子印鑑の無料の作成方法について解説しています。さらに、料金フリーのおすすめオンラインサイトも複数まとめました。

人生で初めて電子印鑑を作成する方は、無料のWEBサイトで作成するのがいいでしょう。 いきなり有料のものを作っても、あまり使わなければもったいないですもんね。

電子印鑑の作り方を調べている方に有益な情報を記載しているので、ぜひご覧ください。

この記事を書いた人
樽見 章寛
樽見 章寛(たるみ あきひろ) 実印.net 編集部
パソコン上で簡単に押印できることから注目を集めている「電子印鑑」。法人では電子契約を導入しますが、個人での利用に電子印鑑を検討されている方も多いでしょう。普段電子印鑑を使用している筆者が、電子印鑑について徹底解説します。電子印鑑を販売している企業へのインタビュー経験あり。




【本文の前に】電子印鑑を作成する前に知っておきたい
1つのこと

印鑑の電子化

電子印鑑を作成する前に、知っておいていただきたいことがあります。 それは、電子印鑑よりも電子契約の方がメリットが多いということ。昨今は新型ウイルスの影響で、電子契約サービスが充実してきました。

電子印鑑は法的効力を持たないことが多いですが、電子契約では電子署名法において法的効力を持ちます。 押印した資料の送付や管理も、電子契約サービス上でできるため、時間も手間もかかりません。

電子印鑑だけで事足りる、という方は必要ないかもしれません。 ですが、もし契約業務において何かしら不都合を感じている方は、知っておいて損はない情報です。 電子契約に関して、以下のページで説明しています。よろしければ、ご参照ください。

» 電子契約のメリット・デメリットなど、網羅的に解説


次の章から、無料の電子印鑑作成の話に入ります!



どんな選択肢がある?無料の電子印鑑の作成方法

印鑑と朱肉

日々の仕事を簡略化してくれる電子印鑑。その作成方法には、様々な選択肢があります。 まずは、無料だとどんな作成方法があるのかを見ていきましょう。


インターネットで作成する

はじめに解説する電子印鑑の作成方法はインターネットを活用する方法です。インターネットには、無料で作れるサイトなどがたくさんあります。 電子印鑑導入までに手間やお金をかけたくない方にも、この作成方法はおすすめ。

インターネットを使った無料の作成方法は、後ほど解説します。 インターネットで作成するメリットは、とにかく簡単であることと無料であること。手間ひまをかけたくない忙しいビジネスパーソンには最適な選択です。

一方、デメリットとしては無料であるがゆえに独自性はないという点が挙げられます。たくさんの人が同じ無料サイトから手に入れているので、大切な文書には押印できません。

あくまで承認の印として押す程度の電子印鑑となるでしょう。


画像から作成する

次に解説する無料の作成方法は、あなたが実際に使用している印鑑の画像から作成するというものです。 パソコンを使って自分で作れば、お金がかからないので無料で作れます。そのやり方は、次の通り。

  • 電子印鑑にしたい判子を紙に押す
  • スキャナーを使ってパソコンに取り込む
  • 各種画像編集で判子部分以外を透明に加工

ざっくりと解説すると、画像から電子印鑑を作成する流れはこれで終了です。 画像編集ソフトを使い慣れていない方だと、電子印鑑の透明加工処理(透過)に手間取ってしまうかもしれません。

この作成方法のメリットは、インターネットで作成するデザインよりもかっこいい点です。 ネットの無料サイトだとどれも似たり寄ったりになってしまいますが、自分好みの印鑑をスキャンすればお気に入りの電子印鑑が出来上がります。

一方、デメリットとしてはやはり悪用を防ぎにくいセキュリティ面が挙げられます。 自作の電子印鑑はタイムスタンプや認証機能を付与できないので、どうしても重要度は低くなります。


Word(ワード)の図形を活用して作成する

最後に解説するのは、Wordにデフォルトで備わっている図形を活用して無料で作成するやり方です。 Wordでは丸や四角、吹き出しや星などの図形を文書内に挿入することができますよね。あれを使います。

やり方は簡単。丸の図形を挿入し、「塗りつぶしなし」にして線だけが残る状態にします。その後、丸の中にテキストで名字を入力すれば完成。簡易的な無料の電子印鑑が出来上がりました。

この作成方法のメリットは、Wordさえあれば無料でできる点にあります。 なんらかの理由でインターネットに接続できない場合、ローカル環境でも無料で作れます。

デメリットとしては、なかなかスタイリッシュな電子印鑑にはならない点が挙げられます。 もちろんこのやり方で作った電子印鑑も、重要な文書には押すことができません。



無料で作成できるおすすめサービス

無料のサイト

次に、電子印鑑を入手可能な人気のサービスやツールについて解説します。これらを使えば、無料の電子印鑑を簡単に作成できるのでおすすめです。

ちなみに、電子印鑑の作成方法は別の記事でも詳しく解説しているので、ぜひそちらも合わせてご覧ください。 下記ページでは、電子印鑑の無料作成方法10選と、有料の作成方法も併せて紹介しています。

» 電子印鑑の作成方法について詳しくはこちら


白舟書体の無料サービス

白舟書体

おすすめのネットサイトの1つ目は、白舟書体が運用している無料サイトです。

書体は古印体と印相体という2つのタイプから選べるほか、電子印鑑のサイズは、10.5mm/12.0mm/13.5mmという3タイプから選択可能。

このサイトはネットから電子印鑑をDLできるので、とにかく手間が省かれています。登録不要で使えるのも嬉しいポイントです。 電子印鑑を作れる名字は全部で1万種類。インデックスにない名字では作れない点が残念です。

「無料じゃなくて有料にすれば未登録名字も作れるのか?」というと、そうではありません。 白舟書体はフォント制作をメインに行っている企業のため、有料の電子印鑑サービスなどは特に提供されていません。


白舟書体の無料サービスはこちら(公式サイト)


郵便局の無料サービス

郵便局

次におすすめするのは、郵便局が運営する無料サイトです。 このサイトを使えば、任意の文字から電子印鑑を作れるほか、パソコン上の画像からも作れます。

つまり、実際に使っている判子を電子印鑑にすることもできちゃうんです。

どうして郵便局がこんなサービスを運営しているのかというと、もともとは年賀状に使うスタンプを無料で提供することが目的でした。 それがゆえに、電子印鑑の書体はのびのびとした形をしています。

この無料サイトで作ったものをフォーマルなシーンで使用するのは難しいかもしれませんね。


郵便局の無料サービスはこちら(公式サイト)


Excel(エクセル)の無料追加機能

Excel電子印鑑

最後に解説するのは、無料追加機能「Excel電子印鑑」です。様々な文書を作成するのに、Excelを使っている方は多いはず。ほとんどの企業では社内用に採用されていますよね。

Excelで文書を作成するときに電子印鑑を押しやすいのがこの追加機能の特徴。この追加機能を使うだけで、右クリックから素早く電子印鑑を挿入できます。

使えるのは認印だけではなく角印や日付入りの判子もあり、様々なシーンで活用できそうな可能性を感じる追加機能です。

さらに、電子印鑑を設定する際には仕上がりを確認しつつ、フォントやサイズ、色などを調整可能です。


Excelの無料追加機能はこちら(窓の杜)



電子印鑑が使えないケースもあるので注意

ビックリマーク

先ほどの項目では、サービスを利用して電子印鑑を無料で作成する方法をお伝えしました。 ただし、電子印鑑には使えない場面もあるので注意が必要です。

例えば、社内の承認印に無料で作った電子印鑑を勝手に使うと、上司から「NGだ」と言われてしまう場合があります。

また、取引先へ送るファイルに電子印鑑を挿入していると、受領してもらえないケースも。

実は、無料・有料に関わらず使用を認めていない企業もあるんです。また、社内で電子印鑑を作成する有料ツールを採用していた場合、無料で作ったものは認めてもらえないでしょう。

この辺りは企業の体質や方向性によっても違ってきますが、もし電子印鑑を使いたいのであれば事前に上司や取引先へ確認しておくのが賢明です。 いくら無料で作れるからといって、自己判断で使い始めないことが大切です。



まとめ

今回の記事では、様々な作成方法で無料の電子印鑑を作成する方法について解説しました。 ペーパーレス化が進んでいることも考えると、将来的には電子印鑑の需要はもっと伸びてくるのではないでしょうか。

本文で紹介した無料の作成方法の中には、今すぐできる方法もありましたね。 電子印鑑に興味のある方は、まずは無料サービスで作成し、試してみるのがおすすめです。

ただし、前述したように電子印鑑の運用方針は個々の企業によって異なりますので、くれぐれも自己判断で押印してしまうようなことは避けるべきでしょう。