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会社(法人)実印とは

突然ですが、あなたは会社(法人)実印定義について、ご存知でしょうか?

上記でもカッコ書きで併記しているように、会社実印は「法人実印」「代表者印」という呼び方もあります。 どれも会社で使用する同じ印鑑を指しているのですが、これだけ複数種類の呼称があると混乱してしまうのも無理はありません。

おそらくこのページをご覧の方のほとんどが会社実印の定義について、”なんとなく”でしか理解されていないはず。

そこで、今回は会社設立や法人登記の際には必須となる「会社実印(法人実印)」について、解説していきます!

銀行印角印丸印などのその他印鑑との違いや、作成方法・法人印鑑登録の方法までをカバーしていますので、このページをご一読頂くだけで、会社実印に関することが丸わかりです。

この記事を書いた人
樽見 章寛
樽見 章寛(たるみ あきひろ) 実印.net 編集部
「社判・社印・角印・丸印…」一口に会社印鑑(法人印鑑)と言っても、様々な種類があり難しいですよね。そんな会社印鑑について、印鑑通販サイトを30以上比較し、年間2.5万本の印鑑作成に貢献している筆者がわかりやすく解説。みなさまの満足のいく法人印鑑作成をサポートいたします。




そもそも会社(法人)実印とは?代表者印・丸印との
違いは?

代表者印・丸印との違いは?

それでは、会社(法人)実印とはどんな印鑑のことなのかを解説していきます。

まずはじめに、会社実印と法人実印は全くもって同じ意味の印鑑と考えて頂いて問題ありません。「車」を「自動車」と呼ぶか「乗用車」と呼ぶかぐらいの違いです。

会社(法人)実印を一言で表すなら「法人印鑑登録された会社で1番重要な印鑑」です。 つまり、印鑑登録されていない印鑑は個人の実印と同じく、法律上は「実印」とは言えないのです。

また、会社実印は法人登記をする際や、業務上の契約書等に法人を代表して捺印することから「代表者印」とも呼ばれています。

代表者印も会社(法人)実印も、同じく会社を代表する法人印鑑登録された印鑑を指しますので、これもまた同じものなんですね。

ただし、会社内の役職を表す意味で「代表者印」と呼ぶ場合もありますので、注意が必要。 必ずどういった意味で使用しているかを確認するか、会社内であれば呼び方を統一するほうが何かとミスがなくなり良いかもしれません。

なぜ代表者印と呼ばれるかというと、会社実印の印面には会社名に加えて、その法人の代表者名を刻印することがほとんどだからです。

最後に丸印。丸印の対になる印鑑として角印があります。 角印は会社の認印として使用される形が四角い印鑑。丸印は形が丸い為、同じように丸印と呼ばれているのです。

この丸印ですが、上記の会社(法人)実印や代表者印と同じ印鑑を指します。業務上、「丸印」と聞いた場合は、「会社実印のことだな」と捉えてください。

このように、様々な呼び方があり、非常に混乱しやすい会社実印ですが、法人実印も代表者印も全て同じく、法人印鑑登録された印鑑と覚えておいてください。



業務上で使用するその他の印鑑(銀行印・認印・ゴム印)

その他の印鑑

続いては、会社実印以外の会社印鑑全般についてです。この機会に法人系の印鑑のそれぞれの役割について、整理をしておきましょう!

一般的な会社・法人で使用する印鑑は以下の通りです。

  • 会社(法人)実印/代表者印
  • 銀行印
  • 角印
  • 住所印/ゴム印

その他にも、会社実印と同様に呼称違いで様々な印鑑がありますが、それを挙げだすとキリがないため、今回は上記の実印以外の印鑑について解説します。


銀行印

銀行印

まずは銀行印。銀行印に関しては、個人用途でも使用するということもあり、「よくわからない」という方はほとんどいないのではないでしょうか?

その名の通り、銀行印は読んで字のごとく、会社用の銀行に届け出た印鑑を指します。

口座開設の際や、その他諸手続きを行う際に必要になる印鑑です。 形状は一般的に丸型で作成され、同じ形の会社実印と区別するために、一回り小さいサイズで作成することが推奨されています。

また、よくあるお問い合わせとして、「実印と銀行印を兼用しても良いのか?」というものがありますが、これは絶対に避けるべきです!

法人を代表する会社実印を銀行印と兼用してしまうと、万が一紛失や盗難の被害にあってしまった場合に偽造されるリスクが跳ね上がってしまいます。必ず、実印と銀行印は別で作成をしましょう。


角印

角印

角印は会社用の認印を指します。請求書やさほど重要ではない書類に、確認の意味を込めて、押印する印鑑です。形状が四角いことから角印と呼ばれています。

業務上使用する印鑑の中では会社実印よりも大きなサイズで作成することが一般的です。 また、形の丸い会社実印を角印と対比して、「丸印」とも呼びます。


住所印/ゴム印/シャチハタ

住所印・ゴム印・シャチハタ

最後は住所印ゴム印。住所印は会社の住所や法人登記した住所を刻印した印鑑です。 請求書や書類に押印することで、いちいち手書きしなくて済むことから事務作業の多い法人では重宝されています。

また、ゴム印は郵便番号・住所・電話番号などと組み合わせて使えるタイプのものがあるので、状況にあわせて必要な項目だけで押印できるのが特徴です。

書類のやり取りが多い法人では、実印以外にもこれらの印鑑を取り揃えておくと非常に便利ですね! シャチハタタイプのものであれば、インクをつける必要もないのでさらに生産性が向上します。

このように、会社実印以外にも法人業務上使用する印鑑は様々なタイプのものがあります。 このあとは、会社実印の作成方法について見ていきましょう。



会社(法人)実印の作成方法~書体やサイズについて~

作成方法

ここからは会社(法人)実印の作成方法について確認していきましょう!


基本的な作成方法

基本

会社(法人)実印を作成する方法は大きく分けて2つあります。 1つは、あなたの街のはんこ屋さんに直接行って作成を依頼する方法です。

もう1つは、最近の主流であるネットの印鑑通販ショップで注文する方法。もちろん、両者ともにメリット・デメリットはあります。

以下に街のはんこ屋さんで会社(法人)実印を作成する場合と、ネットのの印鑑通販ショップで注文する場合のメリット・デメリットを比較してみましょう!


項目/購入する場所 街のはんこ屋さん ネットの印鑑通販ショップ
メリット
  • 実物を見て購入できる
  • 店員に相談できる
  • 価格が安い
  • 納品が早い
デメリット
  • 納品が遅い
  • お店の数が少ない
  • 実物を確認できない


ざっくりとメリット・デメリットを比較するとこんな感じになります。 あなたのお住まいの地域に「安くて・早い」街のはんこ屋さんがあれば、それがベストかもしませんが、たいていの場合はそうではありません。

こういった現状から、当サイトではほとんどの方にネットの印鑑通販ショップでの会社(法人)実印の作成をおすすめしています。

実際の店舗とネットの印鑑通販ショップについて、さらに詳しく比較したい方は以下のページで解説しています。 よろしければあわせてご参考ください。


>>実店舗とネットの印鑑通販ショップ比較


一般的なサイズ

一般的なサイズ

次に会社(法人)実印を作成する際のサイズについてです。 会社実印を作成するにあたって、「必ずこのサイズで作成しなければならない」という決まりはありません。

ですが、ビジネスの場においてあまりに大きい(小さい)会社実印や印鑑を使用してしまうと、相手方に変な印象を持たれてしまう可能性があります。

そういった意味でも、会社実印を作成する場合は、常識の範囲内で作成することをおすすめします。 それでは、その常識の範囲内のサイズはどれくらいなのでしょうか?

会社実印を作成する場合には、角印>会社実印>銀行印のサイズ感で作成することが一般的です。 さらに、具体的な会社実印のサイズとしては、18mmもしくは21mmが最も多く選ばれています。

ちなみに、どこの印鑑通販ショップで会社実印を作成しても、上記のサイズは取り扱っているはずですので、とくに気にする必要はありません。

会社実印以外の法人系印鑑のサイズは以下の通りです。繰り返しになりますが、あくまでもサイズ選択の際の目安としてお考えください。


会社印鑑のサイズ組み合わせ
代表者印 法人銀行印 角印
18.0mm 16.5mm 21.0mm
21.0mm 18.0mm 24.0mm


おすすめの書体

おすすめの書体

会社(法人)実印を作成する上で、おすすめの書体はずばり2つ!「篆書体(てんしょたい)」「吉相体(きっそうたい)」です。

画像をご覧頂ければわかるように、どちらも可読性が低く、偽造が困難なためセキュリティ面で優れた書体と言えます。

万が一、会社(法人)実印を偽造されてしまった場合のリスクを考えると、篆書体か吉相体のどちらかで作成をするべきです。 一般的には篆書体で会社(法人)実印を作成される方が多くなっています。


おすすめの素材

おすすめの素材

最後はおすすめの素材。会社(法人)実印の作成におすすめの素材は超合金素材であるチタンです。

チタン印鑑

チタンという素材は会社(法人)実印に使われるあらゆる素材の中でも、耐久性・捺印性どれをとっても最高の素材なのです。

唯一の欠点と言えば、他の素材に比べると多少お値段がはる点でしょうか…。 しかし、会社実印というものは、作成してしまえば、基本的には作り変える印鑑ではありません。

むしろ、経年劣化により、印鑑が欠けてしまったりすると、法務局に行き、会社実印の変更手続きが必要になります。 それに加え、あらゆる事務手続きも発生しますので、会社実印には高い耐久性を求めましょう。

また、重要な契約書等に捺印する際にもチタンの会社実印であれば、非常にキレイに捺印が可能。 この捺印性を言葉で表現するのは難しいのですが、一度押印して頂ければ本当に感動しますよ!

会社実印におすすめのチタンについては、以下のページでさらに詳しく紹介しています。


>>会社実印におすすめのチタンの詳細はこちら



当サイトおすすめの印鑑通販ショップ

ここまでで、会社(法人)実印の作成方法やポイントについて解説してきました。 このあとは、当サイトおすすめの印鑑通販ショップをご紹介していきます。

結論から申しまして、会社(法人)実印を作成する場合は、銀行印や角印等がセットになったセット商品がおすすめです! それでは、ハンコヤドットコムから見ていきましょう!


信頼と実績のハンコヤドットコム

ハンコヤドットコム

まずはハンコヤドットコム。せっかく会社(法人)実印を作成するなら、安心して全てを任せられる印鑑通販ショップが良いですよね?

ハンコヤドットコムならその点は完璧です。ハンコヤドットコムが印鑑通販サイト最大手であることは、印鑑の年間出荷実績を見れば明らか。 その流通数は年間40万本以上!とてつもない数字ですね。

ハンコヤドットコムでは、会社(法人)実印を作成するにあたって、会社実印・銀行印・角印などがセットになった非常にお得な法人印鑑セットが販売されています。

たいていの方は、法人設立時に会社実印を含む全ての印鑑を購入されるはずですので、断然セット商品を購入するほうがお得です!

そんなハンコヤドットコムの詳細は以下のページで詳しく解説しています!







チタンが安い!はんこプレミアム

ハンコプレミアム

もはやハンコヤドットコムは名実ともに業界ナンバー1の印鑑通販ショップと言っても過言ではないでしょう。 しかし、はんこプレミアムも侮ることなかれ。

はんこプレミアムは、数ある会社(法人)実印を販売しているネットの印鑑通販ショップの中でも、価格において最安クラス!もちろんセット商品も破格のお値段

上記でおすすめした会社(法人)実印におすすめの素材「チタン」の印鑑セットも、はんこプレミアムなら非常にリーズナブルな価格で作成が可能です。


チタン法人印鑑セット


会社設立や法人登記時には、会社実印・銀行印・角印をセットで購入するのがお買い得なのですが、はんこプレミアムなら、チタンの3本セットが最安30,880円(税込)!

ちなみに、ハンコヤドットコムで同じ会社実印・銀行印・角印のセットを購入する場合は83,400円(税込)ですので、はんこプレミアムのセットがいかに低価格かがお分かり頂けるかと思います。

会社実印・銀行印・角印やその他印鑑を少しでもお安く購入したいという方は、はんこプレミアムがおすすめです!








会社設立には必須!法人印鑑登録から印鑑証明書を取得するまで

法人印鑑登録~印鑑証明書取得までのフロー

最後に会社(法人)実印の印鑑登録から印鑑証明書の取得方法について解説します。 ほとんどの方が法人登記をするタイミングで会社実印の印鑑登録も済ませるはずですので、ここでは法人登記の方法は割愛します。


STEP1:会社(法人)の本店(本社)を管轄する法務局へ

法務局で手続き

会社(法人)実印を印鑑登録し、印鑑証明書を取得するには、まずは会社(法人)の本店の所在地を管轄する法務局へ出向く必要があります。

ここで注意して頂きたいのは、会社(法人)の本店(本社)の所在地が基準となる点。 例えば、会社の本店の所在地は東京だが、実質は他の都道府県で営業しているという場合も多いかと思います。

その場合は、東京の所在地を管轄する法務局・地方法務局へ行く必要がありますので、間違いのないよう覚えておいて下さい。


STEP2:印鑑届書を提出する

印鑑届書

会社(法人)実印を印鑑登録する法務局へ出向いたあとは、印鑑届書を提出します。 法人登記や会社実印の印鑑登録はたいていの場合、代表取締役の方御本人が行うかと思いますが、代理人による申請をする場合には委任状が必要です。

会社実印の印鑑届書の提出にあたって必要なものは以下の通り。

  • 印鑑登録する会社実印 ※正確には登録前は実印ではない
  • その法人の代表取締役の個人の実印+印鑑証明書
  • 印鑑届書に記載する必要事項(商号・本店住所・代表者氏名・生年月日など)

ここで注意が必要なポイントは提出する会社(法人)実印のサイズです。印鑑届書で申請できる会社実印にはサイズの規定があります。

会社実印のサイズは縦横1cm~3cm以内の印鑑でなければなりません。 通常の印鑑通販ショップで会社実印として販売している印鑑であれば、規定サイズ内ですので、基本的には気にする必要はありませんが、念の為、申請前には確認しておきましょう。


STEP3:印鑑カードの交付申請をする

印鑑カード

次に会社実印の「印鑑カード」の交付申請をしましょう。会社設立にあたって、法人登記が完了すると、印鑑カードの交付申請が可能になります。

この印鑑カードを取得することで初めて、印鑑証明書の発行が出来るようになるのです。 なかなか骨の折れる手続きですが、一度済ませてしまえば、その後は楽になりますのでがんばりましょう!


STEP4:印鑑証明書を取得する方法

やっときました。最後に会社実印の「印鑑証明書」の取得方法について解説します。会社実印の印鑑証明書の取得方法は4つあります。

  1. 法務局で直接手続きをする
  2. 証明書発行機で手続きをする
  3. 郵送で手続きをする
  4. web上でオンライン手続きをする


法務局・証明書発行機

まず、法務局で直接手続きをする方法と、その法務局に証明書発行機で手続きをする方法についてです。 これらは会社実印の印鑑証明書を取得するのに最も一般的な方法と言えます。

法務局に直接行って会社実印の印鑑証明書の手続きをする訳ですから、多少わからないことがあってもその場にいる窓口の担当者に聞けば済むので、非常に楽という点がポイントです。

印鑑証明書の発行手続きに必要なものは、以下の通り。

  • 印鑑カード
  • 収入印紙代:1通/450円
  • 印鑑登録した会社(法人)実印

ちなみに、会社実印の印鑑登録を代理人が行う場合は委任状が必要でしたが、印鑑証明書を発行する際には必要ありません。

上記の必要なものを持参していけば問題ありません。 ここでの注意点と言えば、証明書発行機がない法務局もありますので、発行機で会社実印の印鑑証明書を取得予定の方は管轄の法務局にご確認下さい。


郵送

郵送で会社実印の印鑑証明書を請求することも可能です。 しかし、郵送の手続きは印鑑証明書の手続きに必要なものを全て同封し、更に返送用の封筒や切手なども必要となります。

それに加え、郵便事故の可能性を考慮すると、普通郵便ではなく書留等で記録を残して請求するほうが無難な為、郵便局に行く手間が発生します。

どちらにせよ、会社実印の印鑑証明書を発行するのに、外出する必要があるのであれば、より確実な法務局で手続きすることをおすすめします!


オンライン

会社実印の印鑑証明書の発行方法の中で最もおすすめな方法が、このオンライン手続き。 ただし、会社実印の印鑑証明書をオンライン手続きで発行するには事前に電子証明書の発行が必要になります。

電子証明書を取得するには、法務局で申請手続きが必要となりますが、印鑑登録の際にあわせて行ってしまえば、以後はオンラインで手続きが可能になりますので、是非とも電子証明書を取得しておきましょう!

会社実印の印鑑証明書をオンラインで請求する流れは以下の通り。

  • 事前に電子証明書を取得しておく
  • 専用ソフトをダウンロード
  • 専用ソフトから印鑑証明書を申請
  • 会社実印の印鑑証明書が交付される(受け取り方法は郵送か法務局窓口での受け取り)

会社実印の印鑑証明書をオンライン申請できる「申請用総合ソフト」の操作方法の御質問などは、登記・供託オンライン申請システム操作サポートデスクにお問い合わせください。

以下にお問い合わせ先を載せておきます。

【登記・供託オンライン申請システム操作サポートデスク】
電話番号:050-3786-5797(050ビジネスダイヤル)

※障害等により上記番号を利用できない場合は次の連絡先になります。
電話番号:050-3822-2811又は050-3822-2812



まとめ

いかがでしたでしょうか? 個人用でも印鑑登録や印鑑証明書の発行は面倒で複雑な手続きが必要ですが、会社(法人)実印ともなるとさらにわかりくいですよね。

最後に、会社(法人)実印に関する重要な情報をおさらいしておきましょう!

  • 会社(法人)実印=代表者印は全て実印登録された同じ「会社の印鑑」である
  • 会社実印をこれから作成する場合は、銀行印・角印等とのセット商品がお得
  • おすすめの書体は吉相体、おすすめの素材はチタン
  • ネットで作成する場合は、ハンコヤドットコムはんこプレミアムがおすすめ
  • 印鑑登録する場所は、本店所在地を管轄する法務局
  • 印鑑証明書を発行する方法はオンライン申請がおすすめ

上記のポイントさえおさえておけば、会社(法人)実印の基礎知識は完璧です! 会社実印の作成について、もう少し詳しく知りたいという方は、以下のページも合わせてご覧ください。