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電子契約

「電子契約に興味があるけど、Keiyaku.Aiとはどんなサービス?」とお調べではありませんか。 Keiyaku.Aiは、一般的な電子契約システムよりも多彩な機能が搭載されている便利なサービスです。

この記事では、Keiyaku.Aiとはどのようなサービスなのか徹底解説。機能例や料金プラン、他社と比べた特徴も解説しています。 また、記事の後半ではKeiyaku.Aiと比較検討したい電子契約関連サービスも紹介しています。

最後までお読みいただければ、きっとKeiyaku.Aiのサービス詳細を理解できるでしょう。

この記事を書いた人
樽見 章寛
樽見 章寛(たるみ あきひろ) 実印.net 編集部
DX(デジタルトランスフォーメーション)が推進されている昨今、電子契約の導入を検討されている企業も多いのではないでしょうか?電子契約サービス29社を徹底比較した筆者が、みなさまの円滑な電子契約導入をサポートいたします。顧問弁護士による記事のリーガルチェックも経験済み。




Keiyaku.Aiとは

Keiyaku.Ai

Keiyaku.Aiは、電子契約に関わる様々な業務を一元的にマネジメントしてくれるCLMソリューションです。

CLMとは契約ライフサイクルマネジメント(契約ライフサイクル管理)の略称。 契約の準備から締結、保管や更新までをまとめて管理できるシステムのことを指します。


Keiyaku.Aiを構成する“3つのステージ”

Keiyaku.Aiには契約業務を効率化する豊富な機能が搭載されており、それぞれの機能は下記“3つのステージ”に分類されます。

  • Keiyaku Studios
  • Keiyaku Sign
  • Keiyaku Drive

Keiyaku.Aiでは、これら3つ全てのステージを利用することも可能ですし、必要に応じて一部のみの利用もできる仕組みとなっています。 各ステージの具体的な機能については、「3つのステージと機能」の見出しで詳しく解説します。


運営会社

Keiyaku.Aiの運営会社はAOSデータ株式会社。「データ」に関わる多彩なビジネスを展開している企業で、データのバックアップや復旧、抹消などの製品があります。

そしてKeiyaku.Aiを開発したのはリーガルテック株式会社であり、特許検索プラットフォームや法律検索エンジンなどの事業を行っています。

このようにKeiyaku.Aiは運営会社も開発会社も信頼性の高い企業であるため、安心して導入できるでしょう。


導入事例

Keiyaku.Aiの公式サイトに具体的な導入事例は公開されていません。 Keiyaku.Aiは2021年5月に提供が開始された新しいサービスのため、導入実績は今後の展開に期待しましょう。



3つのステージと機能

会議風景

こちらでは、Keiyaku.Aiに搭載されている機能の一例を、先ほど紹介した“3つのステージ”ごとに分類して紹介していきます。


Keiyaku Studios

Keiyaku.Aiの「Keiyaku Studios」では、契約書の作成業務をマネジメントするための機能が利用できます。 Keiyaku Studiosに搭載されている機能例と概要を挙げると、下記のとおりです。

機能 概要
テンプレート機能 Keiyaku.Aiに用意されているデフォルトテンプレートを利用可能。さらに、新規テンプレートを作成・保存することもできる。
ファイル添付機能 契約書に大容量のファイルを添付可能。
契約書バージョン管理機能 編集文書のバージョンごとの差分チェックができる。
コメント機能 契約書にコメントを付けて相手方へ送信可能。
タイムライン機能 誰がいつどのような処理をしたのか、ログを記録・確認できる。


Keiyaku Sign

Keiyaku.Aiの「Keiyaku Sign」には、作成した契約書に合意・署名するための機能が用意されています。 Keiyaku Signで利用できる機能例と概要は下記のとおりです。

機能 概要
マルチデバイス スマホやタブレット、パソコンなどのマルチデバイスに対応。
契約書の締結期限設定 相手方へ送付する契約書に締結期限を設定可能。
アクセスコードや暗号化キーの設定 第三者の不正アクセスを防げる。
タイムスタンプ機能 契約書が存在する時刻と非改ざん性を証明できる。
監査追跡証明書の発行機能 契約プロセスの履歴や署名者の情報などを確認可能。
タイムライン機能 誰がいつどのような処理をしたのか、ログを記録・確認できる。


Keiyaku Drive

Keiyaku.Aiの「Keiyaku Drive」には、締結済み・保管中の契約書の管理をマネジメントしてくれる機能が搭載されています。

機能 概要
詳細検索 電子帳簿保存法に対応する詳細検索が可能。
ダッシュボード機能 契約書全体の進捗管理ができ、契約漏れなどを防止できる。
インポート機能 既存の紙の契約書などをスキャンして電子上に保存できる。
OCR機能 AIを活用したOCR(光学文字認識)機能により、紙文書を電子化した際も全文検索が使える。
タイムライン機能 誰がいつどのような処理をしたのか、ログを記録・確認できる。



Keiyaku.Aiの特徴

会話するビジネスマン

契約業務にまつわる多彩な機能が搭載されたKeiyaku.Ai。 機能の豊富さ自体がすでにKeiyaku.Aiの特徴ではありますが、より細かい特徴も多数あるため紹介します。


ブロックチェーンを用いた堅牢なセキュリティ

Keiyaku.Aiでは、契約書の保存先をブロックチェーンまたはクラウドの2つから選択可能です。 多くの電子契約システムは保存先はクラウド限定であるものが一般的なため、ブロックチェーンも選択可能なのはKeiyaku.Aiならではのメリットです。

ブロックチェーンは非常に高いセキュリティが期待できるため、契約書データをより厳重に保管したい場合などに役立ちます。


「AI-OCR機能」で紙の契約書を簡単読み取り

Keiyaku.AiのAI-OCR機能では、AI技術を活用したOCR(光学文字認識)機能が利用できます。 多くの電子契約システムにはスキャンによるインポート機能は搭載されていますが、OCR機能まで搭載しているサービスは珍しいです。

OCR機能とは、文書に書かれている文字をコンピュータが読み取り、電子上の文字データへ自動変換する機能です。

Keiyaku.Aiであれば、電子契約とOCRをまとめて利用できる点は大きなメリット。紙の契約書を電子化したい企業にとって利用しやすいサービスです。


Wordに近いエディター「Keiyaku WordEditor」

Keiyaku.Aiには、Wordに準拠した文書編集ツールである「Keiyaku WordEditor」が搭載されています。 契約書を作成する際はWordを使って文書編集を行う方も多いでしょうが、Keiyaku.Aiならそれに近い使用感で編集作業ができて便利です。


法令や過去の判例を検索できる

Keiyaku.Aiは、法令や過去の判例を検索できる「LegalSearch」(運営:リーガルテック株式会社)と連携しており、契約書の編集画面でシームレスに法令・判例を検索できます。 契約書を作成する上での疑問点や不明点を、スピーディーに解消できるでしょう。


「AOS 法務DX」との連携が可能

Keiyaku.Aiは、同じ運営会社が提供する法務のDXソリューションである「AOS 法務DX」と連携できます。 AOS 法務DXは契約書や資料の共有などに役立つツールのため、法務業務のデジタル化を進めたい企業におすすめです。



Keiyaku.Aiの料金プラン

Price

Keiyaku.Aiには全部で2種類の料金プランがあり、選ぶプランによってユーザー数や月間契約数などのスペック面が変わります。 Keiyaku.Aiの各プランの料金とスペックを比較表にまとめると、下記のとおりです。

料金プラン トライアル CLMプラン
月額固定費用(税込) 0円 13,200円
初期費用 0円 0円
契約件数ごとの費用 0円 0円
契約件数 5件 / 月 無制限
ユーザー数 1名 無制限
容量 1GB 1GB
※容量の上限を1GB追加するごとに、月額1,100円(税込)が加算
※上記表は、ブロックチェーンを利用しない場合の価格

トライアルの期間や、ブロックチェーンを利用する場合の価格は、問い合わせになります。 気になる方は、Keiyaku.Aiの公式HPから問い合わせてみるといいでしょう。



比較検討したい契約関連システム3選

タブレットを操作する人

Keiyaku.Aiの導入を考えるなら、比較検討したい契約関連システムがいくつかあります。 Keiyaku.Aiを他社と比べて検討したいとお考えの方は、ぜひこちらを参考にしてください。


ContractS CLM(旧:Holmes(ホームズクラウド))

ContractS CLM(旧ホームズクラウド)

ContractS CLM(コントラクツ CLM)は、契約にまつわる業務を総合的に効率化できる「契約マネジメントシステム」です。

一般的な電子契約システムよりも多彩な機能が搭載されており、さらなる業務効率化を求める企業におすすめ。 Keiyaku.Aiとは特化している領域が異なり、どちらが自社に最適か考えて選ぶとよいでしょう。

Keiyaku.Aiと比べたContractS CLMの特徴は、「関連業務マネジメント機能」や「ナレッジマネジメント機能」など、契約業務のチーム管理を効率化できる機能が多数搭載されている点です。

ContractS CLMのサービス詳細を知りたい方は、ぜひ次のページを参考にしてください。

» ContractS CLMのサービス詳細はこちら


電子印鑑GMOサイン

電子印鑑GMOサイン

電子印鑑GMOサインは、自社に必要な機能だけを選んで電子契約を運用したい企業におすすめの電子契約システムです。

電子契約を行うのに必要な機能は一通り基本機能として搭載されており、より高度な機能は必要に応じてオプションで選択する仕組みとなっています。

またKeiyaku.Aiには「電子署名」の機能がありませんが、電子印鑑GMOサインなら電子署名が利用できることもポイントです。 電子署名法に厳格に基づいた電子契約を締結したいのであれば、Keiyaku.Aiより電子印鑑GMOサインを選ぶとよいでしょう。

電子印鑑GMOサインの詳細は、次の記事で解説しています。

» 電子印鑑GMOサインの詳細はこちら


Hubble

ハブル

Hubbleは、契約書の管理・共有に特化したサービスです。 慣れ親しんだ編集ツールであるWordと全く同じ機能・操作方法でドキュメントを編集できます。

Hubbleには契約書のバージョン管理差分表示機能が搭載されており、Keiyaku.Aiでいえば「Keiyaku Studios」に近い機能が搭載されています。 電子契約の基本機能は搭載されていないため、電子契約システムは別で利用する形となります。

つまりKeiyaku.Aiよりも機能領域が小さいぶん、自社に最適なサービスを複数選んで利用できるメリットがあります。 Hubbleの詳細は次の記事で解説しているので、興味のある方はそちらもご覧ください。

» Hubbleのサービス詳細はこちら



まとめ:自社に必要な機能を考えて選ぼう

この記事では、契約業務を総合的にマネジメントしてくれるKeiyaku.Aiのサービス詳細について解説しました。 Keiyaku.Aiの特徴を簡単にまとめると、下記のとおりです。

  • Keiyaku.Aiは契約書の作成・締結・保管などをこれ1つで行える便利なサービス
  • ブロックチェーンやAI-OCR機能など多数の特徴がある
  • 料金プランによって変わるのはユーザー数や月間契約数など

Keiyaku.Aiは契約書に関する業務を総合的にマネジメントできる多彩な機能が用意されたサービス。 しかし、Keiyaku.Aiは機能が豊富だからこそ自社に必要のない機能が含まれている可能性もある点には注意が必要です。

電子契約を最適に運用するためには、本当に自社に必要な機能をできるだけ過不足なく利用できるサービスがおすすめ。 記事内で紹介した電子印鑑GMOサインのように、高度な機能はオプションになっていると、過不足なく最適な機能を使用できるでしょう。

もし電子印鑑GMOサインのようにシンプルな電子契約システムを比較したいのであれば、次の記事をご覧いただくのがおすすめ。 次の記事では、企業の規模別におすすめの電子契約システムをランキング形式で紹介しています。

» 【企業規模別に比較】電子契約システムランキング