
様々な重要な契約や、添付書類として提出を求められる印鑑登録証明書。
印鑑登録証明書(印鑑証明書)は、実印を登録したら発行することができますが、多くの場合、実印を登録した役所まで行って発行しなければならず、不便に感じている方もいることでしょう。
そうした声に答えて、コンビニで証明書等を発行できるコンビニ交付がスタートしました。
コンビニ交付は、住民基本台帳カード(住基カード)やマイナンバーカードを使用することで、印鑑登録証明書や住民票の写しなどを全国のコンビニエンスストアに設置してある端末から取得することが可能なサービスです。
住基カードやマイナンバーカードがあれば、いつでも、どこでも、簡単に証明書を発行することができるため、忙しくてなかなか役所に行くことのできない方にとっては非常に便利なサービスですよね。
しかし、普段コンビニを利用することの多い方にとっては便利なサービスも、あまりコンビニを利用することの少ない方にとっては印鑑証明書を発行するためだけにコンビニに行くのはやはり面倒に感じてしまいます。
そこで、今回のニュースです。
あの業界大手のイオンが「住民票の写し」や「印鑑登録証明書」など自治体が発行する各種証明書が取得できる自動交付サービスを開始。あなたの生活がより便利になります。
それでは、詳しく見ていきましょう。
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印鑑は、人生に何度も購入することはありません。言うなれば、一生に一度の買い物と行っても過言ではないほど重要な買い物。そのため”長い目”で見た時どれを選んだらよいのか、この視点を大切に、優良な情報をみなさまにお届けいたします。年間2.5万本の印鑑作成に貢献。
イオンで日々の買い物のついでに印鑑証明書の発行が可能に
ご存知の方も多いかもしれませんが、実は、イオンは、全国104の自治体(2018年1月現在)とお互いが持っている資産を共有し、地域作りや新しいサービスを生み出し、人々の生活を向上させるべく「地域連携包括協定」を締結しています。2016年にマイナンバー制度が導入されてからは、行政サービスに対する期待値も高まっており、イオンと行政機関との取り組みを求める声もあったようです。
このような流れを受けて、一部店舗で実施していた証明書等の自動交付サービスを、日々のくらしに密着し、買い物の途中や出張先でも気軽に印鑑登録証明書などの証明書を取得できる取り組みとして、証明書等自動交付サービスやパブリックプリントが利用できる「マルチメディアステーション(MMS、多機能複合機)」を約400店舗のイオンへの順次導入が決定。
本州、四国を中心に、あなたのまちのイオンで印鑑登録証明書が取得できるようになります。
気になるサービスの概要
イオンへの証明書等自動交付サービスの導入は2018年2月15日(木)から順次開始されます。実施店舗は本州と四国にある「イオン」や「イオンスタイル」などの約400店舗で、2018年2月15日から2018年3月末までに順次拡大の予定。
取得可能な証明書は以下の通りです。
①お住いの市区町村役場で交付されている証明書
- 印鑑登録証明書
- 住民票の写し
- 住民票記載事項証明書
- 各種税証明書
- 戸籍証明書(全部事項証明書、個人事項証明書)
- 戸籍の附票の写し
②本籍地の市区町村役場で交付されている証明書
- 戸籍証明書(全部事項証明書、個人事項証明書)
- 戸籍の附票の写し
上記の取得可能証明書は、お住いの各市区町村によって異なりますので、各証明書を取得しに行かれる前にご確認されることをおすすめします。
証明書の交付に必要なものは2つ。
- マイナンバー
- 交付手数料
コンビニ交付で印鑑登録証明書などを取得するときと必要なものは同じですね。
交付手数料は各市区町村や証明書の種類ごとに異なりますので、お住いの市区町村役場のHPをご確認ください。
印鑑登録証明書の場合、一般的には200円~300円程度で発行可能な場合が多いですね。
印鑑登録証明書を取得できる時間は?
イオンで印鑑登録証明書を取得できる時間についても確認しておきましょう。今回発表のあった利用可能時間はコンビニ交付と同じく、午前6時30分~午後11時までとなっております。イオンの営業時間が上記の時間より短い場合は、イオンの営業時間内となるのでご注意を。
なお、年末年始や証明書発行機の点検日などは使用できません。
もし、お近くのイオンの営業時間が早い場合はコンビニ交付を利用した方がいいかもしれませんね。
しかし、普段のお買い物の途中で印鑑登録証明書や住民票が取得できるのは大変便利なので、イオンで証明書の発行ができるのは嬉しい方が多いのではないでしょうか。
あなたの地域には設置される?
今回は、本州と四国の約400店舗に順次設置していくとのことですので、お住いの地域のイオンは対象になっていない場合もあるかもしれません。また、念のため確認しておきますと、印鑑登録証明書はお住いの地域に予め印鑑登録を済ませた方しか発行することができません。
住民票を移していない方は、住民票を置いている市区町村でしか印鑑登録することができませんので、引越しの際には住民票の移動と印鑑登録を忘れずに行いましょう。
以下に印鑑登録に関する情報をまとめたページをご紹介しておきますので、まだ、印鑑登録をされていない方、引越しをされた方はご覧ください。